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【比較表あり】MakeShopとは?Shopifyとの違いまで徹底解説

ECの売上は、良いECサイトを作るか否かに左右されます。そんなECサイトの良し悪しに大きく寄与するのがMakeShopやShopifyなどのショッピングカートシステムです。この記事では、MakeShopとShopifyのどちが自社に最適なのかを、EC初心者の方でも考えられるようにしてみました。専門用語の解説はもちろん、それぞれの機能、メリット・デメリットなどを中心に説明していきます!

MakeShopとは?

MakeShopはShopifyと同じく、ECサイトづくりを容易にするためのサービスです。ネットショップなどを、これまで一度もつくった経験のない人でも、悩むことなくネットショップ構築ができます。

ASPカートのひとつであるMakeShopですが、2021年(1月~12月)の年間流通(受注)額2,749億円は、対前年比117%でASP業界1位。これを10年間継続しています。2020年3月時点の店舗会員数4,400万で、これまでに導入してきた店舗数は22,000以上にもなります。

ちなみにASP(Application Service Provider)とは、ネット上でアプリケーションを利用するサービスのことです。ASPにもいろいろあり、MakeShopなどのネットで利用できるショッピングカートシステムは、ASPカートと呼ばれています。

MakeShopの主な機能

MakeShopには、機能が全部で651もあります。その中でも主なものを5つ選びました。

メルマガ機能

お得情報を見込み客に対してメルマガを送ることで、リピーターになってくれる可能性が高まります。ネットショップを運営するに当たり、メルマガ機能は欠かせない機能でしょう。

MakeShopも、メルマガ機能を利用可能。また、これまでの購入金額や回数に応じて、一般・シルバー・ゴールドの3ランクに登録会員を分ける機能もあります。ゴールド会員にだけ最もお得な情報のメルマガを送るなど、差別化することで会員の購買意欲を高めることが可能です。

BtoBに対応

Makeshopは、卸売や会員制サイトといったBtoBに特化したオプションにも対応しています。もちろん、企業(ネットショップ)が個人に対して販売する“BtoC(Customer)”にも対応しています。

アフィリエイト連携機能

アフィリエイトの連携が業界で最も多いことも、MakeShopを支持する人が多い要因のひとつです。“アフィリエイト”ということばを、耳にしたことはないでしょうか。アフィリエイターのブログやサイトに、MakeShopユーザーの商品広告を掲載。その広告からの購入があると、アフィリエイターに報酬が支払われます。MakeShopユーザーの支払いは、“購入”という成果の発生分だけということは、広告掲載費用“0円”。非常に効率のいいこのシステムに、MakeShopは対応しているのです。

レコメンド機能

レコメンド機能と言われる機能にも対応しています。ネットショップでのショッピング中に目的の商品を閲覧しているつもりが、別のおすすめ商品が目的商品の下方に表示されているのではないでしょうか。あのおすすめ商品は、最近の閲覧履歴を元に選ばれています。

これがレコメンド機能です。

スマホ対応

スマホへの対応も、現在のASPカートには必須です。コロナ禍以降、オンラインショッピングの利用者数は増加の一途をたどっています。PCからの利用とスマホからの利用の2つに大別されるオンラインショッピング。オンラインショップ利用者(最近1年間に10回以上)を対象としたある調査では、PCとスマホの各利用者の全体に対する比率が、それぞれ5割と4割になったということです。

そして、スマホ利用は年々増えているとしています。無視できない存在となってきたスマホにも、MakeShopは対応しています。サイト制作の経験がなくても、おしゃれなスマホサイトを“デザインテンプレート”の設定から自動で開店できるのです。

MakeShopのメリット・デメリット

MakeShopを選ぶ企業が多いのは、メリットが豊富にあるからです。とはいうものの、ShopifyなどほかのASPカートを選ぶ企業もあるのが事実。それは、デメリットもあるからにほかなりません。

メリット

誰しもがメリットと感じるのは、651という機能数の多さです。ネットショップ構築時に使える機能のみならず、効率的なショップ運営にも有効な機能が用意されているのです。MakeShopを魅力的に思うEC担当者が多いのも、不思議ではありません。

カスタマイズ性の高さ

機能が豊富なことは、カスタマイズ性にも影響します。デザインに使うテンプレートも173あります。ファッション関連製品や雑貨をよりおしゃれに見せるテンプレート。ただでさえおいしそうな料理を、よりいっそうおいしそうに見せるテンプレート。HTMLCSSの知識のない担当者でも、テンプレートだけで相当なレベルの演出が可能です。知識があれば、さらにハイレベルなこともできるようになります。MakeShopが初心者から上級者まで魅了している理由は、この辺りにもあるのでしょう。

サポートの充実

「機能が豊富にあるのはいいけれど、どの機能をどう使えばいいのか分からない」MakeShopに、こんな心配は不要です。サポートが充実しているからです。651もの機能の効率的な使い方をみずから調べて考えるより、MakeShopに精通するサポートに聞いた方が、答えが出るのも早いのではないでしょうか。

多くの場合は、チャットボットによるサポートが使われます。それに加えて電話サポートも用意されていますので、文章表現が得意ではない人も安心でしょう。機能についての質問受付時間も、土日祝日は除きますが平日の9:0018:00。ささいな質問にも答えてくれることから、評判も上々です。

障害発生のような緊急時の問い合わせには、これ以外の時間帯でも受け付けてもらえます。つまり、電話サポートとは24時間365日、何らかのつながりを持てるわけです。しかも無料。この安心感がウケているのです。

PCメーカーに見られるような一般的サポート以外のサポートもあります。掲示板へ投稿すると、回答が12営業日で返ってくるのです。売上アップに有効な集客方法などを、丁寧に説明してもらえるセミナー開催もあります。積極的に参加してみてはいかがでしょうか。

集客力アップにつながるサービス

集客力アップに効果的なサービスの充実ぶりも、MakeShopでは見逃せません。ネットショップの存在を知っていただき、訪れていただけなければ意味がないと早くから考えてきたGMOメイクショップ()が、MakeShopを運営しています。誰にでもできるSEO設定や37のアフィリエイトと連携できることなど、MakeShopは集客力アップに威力を発揮する機能が充実しています。

デメリット

確かにすばらしいMakeShopですが、デメリットもあるようです。

固定費が高い

月額費用の高いことが、MakeShopのデメリットとしてよく指摘されます。3つあるプランの中で最も安価なプレミアムプランですら、税込み月額11,000円です。かつてあったフリーショッププラン(月額費用税込み0)”ビジネスショッププラン(月額費用税込み3,300)”も、現在ではもうありません。いずれも、20211125日で終了しました。

デザインエディットに知識が必要

HTMLCSSの知識があれば、173のテンプレートをさらに好みのデザインにカスタマイズできます。しかし、知識のない初心者にこのカスタマイズのハードルは、相当に高いと考えていいでしょう。ただ、MakeShop専属デザイナーによるページデザイン制作のサービスなどもあるため、そうしたサービスを使うのも良いでしょう。

不要な機能も…

651の機能数はメリットである反面、デメリットともなっています。機能が標準でたくさんあるのは、選択肢が多くて良いかもしれませんが、反面不要な機能が自身のサイトに装備されているということでもあります。

MakeShopの料金

現在のMakeShop料金プランはプレミアムプランMakeShopエンタープライズ2つがあります。次の表のように各項目で条件が多少増えますが、それでもスマホ料金のような複雑さはなく、比較的分かりやすいものです。

いずれの料金プランでも、売上額と月額費用は無関係。いわゆる、売上手数料(決済手数料とは別物)“0”ということです。注意点があるとすれば、月額費用が契約期間に応じて割引きされるのは、プレミアムプランのみであることでしょう。また、月額費用の安いプレミアムプランでも、10,000円前後の月額費用がかかります。MakeShopは、少なくとも売上が月間1,000,000円以上上がる見込みのあるネットショップにおすすめと考えた方がいいでしょう。

MakeShop

プレミアムプラン

エンタープライズプラン

初期費用

11,000

110,000円~(オプション・専用サーバー構築・カスタマイズなどの追加で変動)

月額費用

1か月契約→11,000

3か月契約→10,725(2.5%引き)

半年契約→10,450(5%)

1年契約→9,900(10%)

2年契約→9,350(15%)

3年契約→8,800(20%)

5年契約→7,700(最大の30%引き)

55,000(~:登録商品数が50,001以上の場合)

決済手数料

MakeShopペイメント(レジットカード決済)

VISAMastercard決済金50万円未満/月→3.39%

VISAMastercard決済金50万円以上/月→3.19%

JCBAmerican ExpressDiners3.49%

すべてのカード利用時に月額費用1,100

Amazon Pay決済→3.9%

コンビニ現金決済→4%
そのほか決済方法多数

VISAMastercard3.14%

JCBAmerican ExpressDiners3.49%

商品

10,000まで

50,000まで(これ以上のプランもあり)

カスタマーサポートの有無

一般サポートあり

専任サポートも利用可

                                                     (金額はいずれも税込み)

【徹底比較】MakeShopShopifyの違いは?

世界最大規模のEC構築プラットフォームShopifyと、日本が発祥地のMakeShopを比べてみました。

MakeShop

Shopify

プラン

プレミアムプラン

MakeShopンタープライズ

ベーシック

スタンダード

プレミアム

初期費用

11,000

110,000()

0

0

0

月額費用

7,700円~11,000

55,000()

$29

$79

$299

国内発行クレジットカード

決済手数料

3.193.49%の決済手数料に月額費用1,100円が加算

.149%3.49%、月額費0

3.4%

3.3%

3.25%

海外発行クレジットカード

決済手数料

海外発行クレジットカード非対応

3.9%

3.85%

3.8%

無料体験期間

15

14

登録可能商品数

10,000まで

50,000まで()

無制限

商品などのデータ保存ディスク容量

登録商品数により制限

無制限

独自ドメインでの運用

可能

可能

常時SSL(キュリティー強化)

別途切り替え作業で対応可

対応

スタッフアカウント数
(管理画面を操作できる人の数)

5(有料で追加可能)

10(有料で追加可能)

2

5

15

基本的に、必要最小限の機能しか備えていないShopifyは初期費用がなく、月額費用も非常に安いです。それに対して、最初からある程度の機能が搭載されるMakeShopは、高めに金額が設定されています。

例えば、クーポン・レビュー・サイト全体の割引き。これら3機能は、ShopifyMakeShopのいずれもが無料で使えます。

機能

価格(Shopify)

お気に入り登録

5$

ポイント

25$

SEO設定

10$

再入荷通知

19$

在庫アラート

29$

カレンダー表示

9.8$

販売期間設定

4.99$

まとめ買い割引き

9.99$

配送日時指定

9.8$

注文CSVカスタマイズ出力

29.95$

マイページの編集

12$


MakeShop
の活用事例

()ポプラ社

児童書の世界でトップを走るのが()ポプラ社です。同社も、MakeShopのサポートを気に入っているようです。会員数を増やしたいと考える同社のあいまいな目標提示に対しても、最適な提案を具体的にしてくれるということです。

SFPホールディングス()

磯丸水産などの居酒屋を運営していることで知られるSFPホールディングス()は、磯丸水産 お届けグルメショップMakeShopで構築しようと同社が考えたきっかけは、やはりサポートの質。在庫管理の徹底に、MakeShopは効果を発揮していることを担当者は語っています。

タカナシ販売()

タカナシ販売()は、タカナシミルクWEB SHOP”MakeShopで構築・運営しています。管理画面の使いやすさなど、上述したMakeShopのメリットの多くを選択理由に同社は挙げています。その中には、冷凍・冷蔵・常温の全温度帯で送料設定ができる、「ならでは」の理由もあります。

まとめ:おすすめはShopify

この記事はMakeShopとは何か、メリットから他ECサイトとの比較解説をしました。

ここまでMakeshopの良さを解説してきましたが、ShopifyはMakeshopの基本スペックをあらゆるポイントで上回っています。

Shopifyは無料で体験できますので、ぜひ一度使ってみてください。