Shopifyへの登録および構築が完了し、商品を登録したものの物足りなさや商品登録の方法に分かりづらい点がある方も少なくないでしょう。
Shopifyの構築・管理を外注や自社の専門デザイナーなどに任せている場合は、各商品登録や仕様の希望を伝えることで解決しますがそうでない場合、Shopify内の機能を使いこないために次のステップに進めず困ることも。
今回はShopifyの商品登録に設定できるバリエーション・オプションについて、およびその設定方法を分かりやすくご紹介いたします。
バリエーション・オプションを設定するメリット
まず「バリエーション・オプション」機能とは、ひとつの商品に”色”や”サイズ”の選択肢を追加できる設定のことです、
例としてShopifyでTシャツを販売するとします。販売するTシャツは、3色展開でサイズはS/M/Lの3サイズ。
もちろん「白(Sサイズ)・「黒(Sサイズ)…」と、1種ずつ個別で商品登録をすることも可能ですが「バリエーション・オプション」を設定し商品ページ内で色やサイズを選択できるようにすることでユーザー側の使い勝手もよく商品一覧ページも見やすくすることができます。
また、「バリエーション・オプション」を設定することで”白(Sサイズ)”を目当てに商品ページを開いたユーザーが他の色も”ついで見”し当初の目的商品とあわせて色違いのあわせ購入も期待できます。
デフォルトではオプション項目は3つ、バリエーションは100種類までとなっていますが、別途アプリで項目数を増やすことも可能です。
Shopifyで商品登録
まずは販売する商品をShopifyに登録していきます。
- Shopifyの管理画面にログインし「管理画面」を開く
- 管理画面右上の「商品を追加」を選択
- 【タイトル】に商品名を入力
- 【説明】に商品詳細や特徴など商品に関する説明を入力(テキスト装飾・画像挿入も可能)
- 【メディア】に商品の写真を登録(複数枚登録可能)
- 【価格】に販売額を入力(割引き前価格:セールを行う場合のみ入力。商品一点あたりの費用:1点あたりの原価を入力。)
- 【この商品に税を適用する】には、販売する商品が課税対象の場合チェック
- 【SKU】SKUとは商品識別コードのようなもので、16文字以内の数字・アルファベットで作成
- 【バーコード】必要な場合にのみ入力
- 【在庫ポリシー】有効にしておくと、商品が売れた際に自動的に在庫数を減らし在庫なしの販売を防ぐことができる。
- 【在庫数】在庫の単位数を入力
- 【配送が必要な商品です】基本的にチェック必須
- 【重量】商品の重量を登録(おもに配送料の計算に必要)
- 【関税情報】関税の設定が必要な場合の入力
以上の登録でひとまず商品の登録作業が完了します。
バリエーションやオプションの設定が不要な商品であれば【保存】を押して出品完了です。
バリエーションの設定
ここからはバリエーションとオプションそれぞれを詳しく説明していきます。
「バリエーション」とはオプション項目内の種類のこと。
たとえば【サイズ】というオプションがあるとすると、”S/M/L”がバリエーションとなります。
また、バリエーションごとに商品画像を登録することもできるため、ユーザー側も商品を見やすくなります。
バリエーション項目の例
バリエーション項目の入力は、オプションに沿ったものを選びます。
「サイズ」であれば「S/M/L・Sサイズ/Mサイズ/Lサイズ」、「ラッピング」であれば「あり/なし」もしくは「(包装紙やリボンの色)赤/青/黄」など。
また、バリエーションごとに商品画像を登録することもできます。一緒に画像を登録しておくことで、イメージが掴みやすく購入へ繋がりやすくなります。
バリエーション設定の注意点
バリエーションにはデフォルトの上限数が決まっており、1商品に対して”100種類”までがデフォルトの上限数です。
分かりやすく説明すると、1商品のオプションに「サイズ」「色」「ラッピング」を設定。「サイズ=3種」「色=3種」「ラッピング=2種」とするとこの商品のバリエーションは【18バリエーション】となります。
デフォルトは1商品につき100種類までのバリエーションですが、アプリを導入することで枠を広げることも可能です。
オプションの設定
「オプション」とは、商品に対する選択肢のようなものとなります。
多くの商品にはサイズや色、贈り物であればラッピングの有無など選択肢が必要となります。
実店舗での買い物であれば実物を一度に見比べることができますが、オンラインの場合ページを遡ったりタブを切り替えるなど手間がかかります。
Shopifyではそういった手間を省くための機能として、オプション設定が設けられているのです。
オプション項目の例
オプション項目でよく使われるのが「サイズ」「色」「ラッピング」です。
洋服・食器・文房具などどのような商品にも当てはまるため、デフォルトとなる上限3項目として使われます。
その他、「形」「仕上げ方」「材質(素材)」など商品によって必要なオプションを設けましょう。
オプション設定の注意点
バリエーションと同じく、オプション項目にもデフォルトの上限数があります。
オプション項目の場合は”3種類”まで。それ以上項目を増やす必要がある場合には、別途アプリを導入して数を増やします。
まとめ
今回はShopifyで販売を行なっていくうえで必要不可欠な、商品登録とShopifyの機能である「オプション・バリエーション」についてご紹介いたしました。
Shopifyの特徴は自由度が高くアプリを導入してカスタマイズが行えるところです。
今回ご紹介した機能である「オプション・バリエーション」もデフォルトで項目の上限数が定められていますが、別途アプリを導入することで簡単に解決できます。
アプリも無料・有料と多種多様に提供されているため、ショップや商品にあわせたものを選び取り入れてみてください。