Shopifyは世界中で利用されているECプラットフォームです。Amazonや楽天などの大手ECサイトは影響力が強く、決して無視できない存在ですが、有名ブランドでも自社でECサービスを確立しようと考え、動いている企業は多数存在します。
Shopifyは日本でも注目されているため、これから導入しようと考えている方もいるでしょう。
- Shopifyを構築したいが何からやっていいのかわからない
- 運営管理できるか不安
- 売れるECサイトをつくりたい
この記事では、上記のような悩みにお応えします。
そこで今回は、Shopify構築するにあたり、事前に考えておくべき10のことについてご紹介します。
Shopifyの構築を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
Shopify構築する前に事前に考えておくべきこと
EC事業や実店舗を問わず、Shopifyの導入を考えている場合には、事前に考えておくべきことがあります。具体的には、以下の10項目です。
コンセプト
ECサイトを設立にする際には、まずコンセプトを決めましょう。
コンセプトの設定により、サイトデザインや販促手法が明確になります。
コンセプトが定まると顧客がサイトを訪れた際に「このショップに行けば、〇〇の商品がある」と思ってもらえるため、「〇〇を買うなら、このショップ」とのイメージを抱いてもらえるでしょう。
ターゲット
ターゲットとは、その商品を「誰に売るか」を指します。
商品ターゲットは、性別や価値観、職種などさまざまな項目で区分可能です。
実店舗であれば地域性も関係してきますが、ECサイトの場合は世界中の人々が見込み客となるため、販売エリアが広くなります。
商品ごとにターゲットを細分化していくと、商品も売れやすくなるでしょう。
ベンチマークするECサイト
実際にShopifyを運営する際は、ベンチマークするECサイトを見つけておきましょう。
ベンチマークとは、ECサイト運営で参考にする企業を指します。
探し方のコツは、コンセプト、ターゲット、商品の視点から、自分のECサイトと似ている企業を選ぶことです。
類似点が多いほど手法を真似しやすく、成果につながりやすくなります。
ECショップの雰囲気・デザイン
ECショップのデザインは、コンセプトやターゲットに影響します。
たとえば、20代で健康志向の独身女性をターゲットにする場合と、40代で既婚者のビジネスマンをターゲットにする場合とでは、興味を引くデザインや雰囲気は違ってくるでしょう。
レイアウトや色合いにも注意して、顧客を引き込むデザインに仕上げていきます。
機能・システム
Shopifyを運営する上で、必要な機能・システムを検討します。
受注・在庫管理、顧客情報の管理など必要な機能を確認しておきましょう。
もしも海外顧客の獲得も狙うのであれば、海外発送の手間を減らすアプリの導入も検討する必要があります。
構築のための費用
構築のための費用も、事前に確認しておきましょう。
Shopifyの初期費用は無料ですが、ベーシックやスタンダード、プレミアムなど選ぶ料金プランによって、月額料金は変わります。
shopifyの管理コストは、月額1〜3万円が相場ですが、構築を委託する場合には、初期費用で最低30〜50万円はかかると考えた方がいいでしょう。
構築については以下の記事を参考にしてみてください。
受注管理と在庫管理について
Shopifyはバックオフィス機能が充実しているため、受注管理と在庫管理の連携も可能です。
他社ECサイトにも商品を出品する場合には、受注管理と在庫管理が複雑になるため、専門企業に業務管理サポートを依頼するといいでしょう。
業務が効率化され、運営の手間が減ります。
キャンペーンなど
事前に商品や自社の特徴を活かしたキャンペーンも考えておくと、販促がスムーズになります。
Shopifyでは、キャンペーンによって価格を自由に設定できます。
柔軟に表示価格を変更できるため、次の一手を早く打てるでしょう。
SNSなどの集客チャネル
SNSと連携できる点は、Shopifyの強みです。
InstagramやYouTubeなど主要なサービスが扱えるので、ターゲットに合わせたアプローチができるでしょう。
サイトへの流入を促すため、集客チャネルについても考えておく必要があります。
多言語・多通貨関係
越境ECの場合、多言語・多通貨の機能設定が必要です。
Shopifyは決済面でも海外販促に強いサービスですが、カスタマイズは欠かせません。
多言語の設定や通貨関係、海外からの集客方法なども検討しておきましょう。
まとめ
Shopifyを利用することで、手軽にECサイトが構築できます。
ターゲットやデザインを明確にする際は、まずコンセプトから設定しましょう。
Shopifyの初期費用は無料ですが、月額料金は必要で、構築を委託する場合にはさらに出費も増します。
効果的な集客方法を考えながら、成果の出るECサイトを目指していってみてください。