Yahoo!広告とは?メリットや事例、Shopifyで実施する方法も解説

ECサイト運営をしていくにあたって、Yahoo!広告に興味のある方は多いと思います。Yahoo!広告を使えば、さまざまな年代や性別の方に商品情報を届けられるので、非常に効果的です。

今回は、そんなYahoo!広告について徹底解説!また、これまでShopifyでYahoo!広告を実施するのは少し面倒な手順を踏む必要がありましたが、「Yahoo!広告 連携アプリ」の登場でShopifyでもYahoo!広告が使いやすくなりました。アプリの紹介もしていますので、ぜひ最後までご覧ください。

  1. Yahoo!広告とは
  2. Yahoo!広告のメリット
  3. Yahoo!広告の活用事例
  4. ShopifyでYahoo!広告を実施する方法
  5. おすすめShopifyアプリ

Yahoo!広告とは

Yahoo!広告とはYahoo! JAPANをはじめ、Yahoo!と提携するパートナー、広告配信サービスを経由して、さまざまなメディアに広告を出稿できるサービスです。

Yahoo!広告は、月間PV数810億を超える日本最大級のポータルサイトである「Yahoo!」が運営している広告サービスなので、Yahoo!広告を使って自社商品のPRを行えば、多くの人に自社商品を知ってもらえる可能性があります。

Yahoo!広告の特徴

ここからは、Yahoo!広告の特徴を解説していきます。

Yahoo広告には、広告の種類に合わせてそれぞれ特徴があります。

検索広告

引用:Yahoo!広告ヘルプ

検索広告は、検索結果画面にテキスト広告を掲載することができます。検索結果に興味関心の高いユーザーにアプローチすることができます。

この検索広告は、Yahoo!JAPANの検索結果はもちろん、Yahoo!JAPANと提携しているサイト・サービスでも表示されます。

提携サービス

検索広告がおすすめの業種

検索広告は、すでに課題やニーズが顕在化している人へリーチしやすい広告なので、自社ブランド商材の認知が高いサイト、扱う商材カテゴリに一般性があるサイト、一般性のある課題を解決するための商材を扱うサイト等がオススメです。

逆に能動的な検索がされづらいニッチな商材については相性は良くないと言えます。

検索広告は、基本的に文字での訴求になるので、「ある程度どんな商品か知っている人」へ、自社商品の特徴やメリットをお伝えすれば、それが最後の一押しとなり購入につながるでしょう。

また、Google検索広告で効果が出ている場合、同じような設定をすることによりGoogle検索広告と似た効果を期待できるので比較的リスク低く運用することが可能な広告でもあります。

ディスプレイ広告

引用:Yahoo!広告

 

ディスプレイ広告では、Yahoo! JAPANが提供するYahoo!ニュースやYahoo!知恵袋などといった各種サービスへ、画像や動画付き広告を掲載し、多くのユーザーに直感的に伝わる広告配信が可能です。

提携サービス

ディスプレイ広告がおすすめの業種

ディスプレイ広告(YDN)は、画像や動画を出稿できるため、視覚的なアプローチが得意な広告です。なので、アパレルやブランドなど視覚的に商材の特徴を掴みやすいプロダクトでの広告出稿がオススメです。

またリターゲティング広告を実施することも可能でありGoogle広告とも配信面が違うため、Google広告のリタゲ広告で効果が出ている場合はYahoo!広告での配信もオススメできます。

広告の費用

Yahoo!広告は、検索広告、ディスプレイ広告ともに「クリック課金制」を採用しています。

クリック課金とは、広告がクリックされた場合、その回数分料金が発生する仕組みになります。

「クリックの回数分料金が発生する」と聞くと、広告費が膨大になってしまうのではないか?と不安に思う方もいると思いますが、Yahoo!広告ではクリック上限を設けることもできるため、安心して広告運用することが可能です。

Yahoo!広告のメリット

Yahoo広告に出稿することのメリットは、そのリーチ力にあります。

特に、YahooJAPANの月間アクティブユーザー数は、スマートフォン・パソコンを合わせて約1億2000万人。

引用:Yahoo!Japanマーケティングソリューション

性別や年齢層も幅広く、自社の製品・サービスを届けたいターゲットが利用している可能性は高いため、効果的なマーケティングの実現が期待できます。

引用:Yahoo!Japanマーケティングソリューション

Google広告やFacebook広告と比較すると40歳以上のユーザー比率が高く、高年齢層向けの商材を扱う場合はより相性の良い広告となっています。

Yahoo!広告の事例

Yahoo!広告の導入事例は多数あります。今回は中でも注目すべき事例を3つご紹介します。

ナッシュ株式会社

「Yahoo! JAPAN ブランドパネル トップインパクト」を活用した新規ユーザー獲得の事例です。ブランド価値向上や認知獲得系商品が新規ユーザー獲得にも効果があることに加え、注文単価や注文回数などユーザー単位で見たLTV(Life Time Value)も他媒体と比較して高いという結果が出た事例。

引用:高LTVユーザーや新規ユーザー獲得に手応え ~ ヘルシー&低糖質な食事宅配のナッシュ株式会社

プレミアアンチエイジング株式会社

プレミアアンチエイジング株式会社(以下、プレミアアンチエイジング)は、スキンケア商品「DUO(デュオ)ザ クレンジングバーム」のプロモーションに、Yahoo!広告ディスプレイ広告(運用型)の動画広告を活用。Video For Action(以下、VFA)を採用し、新規顧客の獲得と、静止画と比較してCTVR(CTR(クリック率)×CVR(コンバージョン率))2倍の効果が得られた事例。

引用:静止画と比較してCTVR2倍。動画広告の効果的なクリエイティブとは?

 

株式会社 生活総合サービス

株式会社 生活総合サービスは「すっぽん小町」「高麗美人」「SPプレミアムコラーゲン ゲル」など、健康と美容に特化した商品を幅広く展開。新たな顧客の獲得を目指しYahoo! DMPの「行動予測モデル」を活用し、効率のよい新規獲得に成功した事例。

引用:「行動予測」を活用したリターゲティングの最大化で獲得数アップ

ShopifyでYahoo!広告を設定する方法

ShopifyでYahoo!広告を設定する方法は主に2つあります。

GTMを使い、自分でタグ設置し設定する方法

一つは、自分でGTMを使い、広告計測タグを発行・設定して、Yahoo!広告を利用する方法です。ただし、タグ設置などはGTMに関する知識が必要な他、Shopifyにタグを埋め込むためにエンジニアの手が必要などハードルが高いため、あまりお勧めできません。

Shopifyアプリを使う方法

Yahoo公式の『Yahoo!広告 連携アプリ』を使えば、面倒なタグ設置なども不要。簡単に広告運用ができます。

Yahoo!広告 連携アプリの紹介

Yahoo! 連携アプリは、株式会社ハックルベリーが開発する、Yahoo! JAPAN公式のShopifyアプリです。

エンジニア不要で簡単広告運用

Yahoo!広告 連携アプリの特徴は、その手軽さにあります。

通常エンジニアに依頼する必要のあるタグ設置も、申し込むだけで自動で対応します。

計測機能も充実

Yahoo!広告 連携アプリには、ダッシュボードもあり、広告の費用・成果が一元管理できます。

広告は「打てば売れる」というものではありません。効果を計測し、改善していく必要があります。特に、昨今はECへの参入店舗も増えてきており、広告運用は日に日に難しくなっています。

Yahoo!広告も、正確な効果計測機能を持って広告の効果を測り、的確にPDCAを回していく必要があるため、広告の効果を一覧できる機能は非常に重要になります。

4つの導入ステップ 

導入ステップも非常にシンプル。

1.アプリインストール

2.お申し込み&予算設定 

3.弊社で配信セット 

4.運用開始

クリエイティブの作成なども不要で、広告運用の経験がなくても、誰でも簡単にYahoo!広告を始められます。

 

アプリのインストールはこちら

「自分で運用」も可能

2022年3月のアップデートで、「Yahoo!広告 連携アプリ」は手動運用にも対応開始しました。
これまでは、自動運用がメインでしたが、今回のアップデートで、ついに手動運用が可能に。自社のタイミングで広告配信ができるようになったので、ぜひご活用ください。

まとめ

今回は、Yahoo!広告の概要からShopifyでYahoo!広告を実施する方法、おすすめのShopifyアプリまでご紹介しました。Yahoo!は、国内最大級の利用者をもつサービスです。

Yahoo!広告を使えば、多くの人に自社の商品をPRでき、自社商品の売り上げアップに寄与できることでしょう。

また、最後に紹介したYahoo!広告 連携アプリを使えば、誰でも簡単にShopifyでYahoo!広告を利用できます。Shopifyでの集客に困っている方や、次なるマーケティング施策として、Yahoo!広告の使用を考えている方は、ぜひお試しください。