ShopifyでECを運営するにあたり、注文が増えてくると手間になるのが「出荷依頼」をはじめとした受注業務です。そんな受注業務を自動化するアプリがシッピーノとなります。今回はシッピーノについて、わかりやすく解説します。
シッピーノとは
シッピーノはシッピーノ株式会社が提供する、クラウド型の出荷自動化システムです。Shopifyや楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング等の注文情報を自動で取得し、倉庫に出荷依頼を自動で行います。
シッピーノが自動化する業務
ECの受注で発生するルーティン業務のうち、シッピーノは以下を自動化します。
- ECからの受注の取り込み
- 出荷指示データの作成
- 出荷指示データの倉庫への共有
- 出荷完了情報の取り込み
- 在庫数の反映
- 出荷完了メールの送信
これらのルーティン業務を自動化することで、受注処理にかかる時間がほぼゼロになるため、少ない人数でのEC運営が可能になります。
シッピーノが連携しているEC
シッピーノはShopify以外のEコマースプラットフォームとも連携しており、具体的には以下のモール・カートシステムと連携しています(2023年1月時点)。
- Amazon
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
- Shopify
- BASE
- Qoo10(2023年2月リリース予定)
国内の主要ECモールと連携しているため、販路を拡大する際にも、同じツールを使ったままの進出が可能です。
シッピーノが連携している物流サービス
シッピーノが利用できる物流サービスは以下の通りです(2023年1月時点)。
- フルフィルメント by Amazon
- Yahoo!ストア向けヤマト運輸のフルフィルメントサービス
- ロジモプロ
- 佐川グローバルロジスティクス
- スクロール360の物流代行サービス
- ロジザードZEROを導入している倉庫
- CSVで出荷依頼を受け付けている倉庫
モール型のフルフィルメントサービスと連携しているため、モールECの配送スピードを自社サイトでも取り入れられるというメリットがあります。また、モール用の在庫と、自社EC用の在庫を1つの倉庫にまとめることができるので、欠品による売り逃しも起こりにくくなります。
物流代行の紹介も実施
さらに、シッピーノは物流代行を探しているECストア向けに、物流代行の紹介も行っているため、気軽に相談することができます。
一部の物流倉庫は、取材記事も公開しています。
紹介倉庫例:ECO宅さん
紹介倉庫例:ロジモプロさん
https://www.shippinno.net/netshop-blog/%e5%80%89%e5%ba%ab%e7%b4%b9%e4%bb%8b/about-logimopro/
シッピーノの導入事例
フィンランドの子供服ブランド「Reima」を日本で輸入・販売するReima Japan様では、ShopifyとAmazon運営の物流業務をシッピーノ&佐川グローバルロジスティクスの併用で自動化&外注化。
ルーティン業務を自動化し、1人で出荷関連業務とカスタマーサポートに対応されています。
シッピーノの料金形態
月額料金は1モール連携につき9,800円+出荷件数に応じた従量課金(+SKUが500件を超える場合のみ、追加の従量課金)となります。
①ストア(店舗・受注管理システム)と物流サービスの連携:月額9,800円、ストアに2つ目以降の物流サービスを追加する場合:月額4,800円
※ネクストエンジンは料金テーブル上では1つのストアとみなします。
②自動出荷の合計件数による従量課金
③全ストアのSKU数の合計による課金表(500件を超える場合のみ)
固定でかかる費用は連携課金の9,800円/月と年間保守費用の15,000円のみと抑えめに設定しており、出荷量の少ない事業者様でも安心してご利用いただけます。
また、無料トライアル期間も設けているため、実際の効果を確かめてから有料で利用するか決めることができます。
Shopifyアプリ「定期購買」「SNSギフト」との併用ができる
Shopifyアプリ「定期購買」や「SNSギフト」を利用するストアの注文情報も、シッピーノで問題なく処理できることを検証済みです(2023年1月時点)。
Shopifyアプリの中には、併用することでそれぞれが干渉してしまい思わぬエラーが起こってしまうケースもありますが、これらのアプリと併用する場合では気にせずにお使いいただけます。
まとめ
今回はECストアの受注業務を効率化する「シッピーノ」についてご紹介いたしました。
シッピーノを利用することで、受注処理を自動化することができ、少人数でのEC運営が可能になります。
受注業務にかかる時間とコストを浮かせることで、広告などの集客施策や、商品企画といった売上に直結するアクションに時間やコストを投資することができます。
さらに、フルフィルメント by AmazonやYahoo!ストア向けヤマト運輸のフルフィルメントサービス等、Shopifyだけでは連携することができない物流サービスとも、シッピーノを使うことで連携することができます。
加えて、まだ物流倉庫を決められていないストア様には、提携倉庫の紹介も行っています。
「こんなこともできる?」「物流倉庫探しから手伝ってほしい」など、気軽に質問を受け付けておりますので、気になった方やお困りごとがある方は、ぜひ一度お問い合わせしてみてください!
▼お問い合わせはこちらから
https://www.shippinno.net/inquiry.html