2024年12月11日に Shopify Edition Winter ’25 が開催されました。
150以上のアップデートが公開され、Shopifyはより進化したECプラットフォームとなりました。
あまりに多すぎるアップデートに、
・アップデートが多すぎてついていけない
・誰か分かりやすく解説してほしい
と思っている方も多いのではないのでしょうか?
そこで本記事では、Eiditonで発表された以下について、分かりやすく解説します。
GraphQL Admin API 2024-10 の変更点について
GraphQL Admin API 2024-10バージョンよりオンラインストア構築に関わる以下項目をAPI経由で操作できるようになりました。
・ページ
・ブログ
・各ブログ記事
・ブログへのコメント
これまではShopify管理画面から直接操作する他、REST APIでの操作が主流でしたが、この度GraphQL APIで対応が可能となりました。
各項目に対する取得処理( query )ができるようになった他、変更処理( mutation )も追加されています。
各項目の変更処理( mutation )について以下にまとめます。
ページ
ページに対して、以下3点がGraphQL APIで実行できるようになりました。
・作成 ( pageCreate )
・削除 ( pageDelete )
・更新 ( pageUpdate )
GraphQL API経由で作成したページがこちらです。
タイトルのみ必須のパラメータとなりますが、非常に簡単にページを作成できます。
ブログ
ブログに対して、以下3点がGraphQL APIで実行できるようになりました。
・作成 ( blogCreate )
・削除 ( blogDelete )
・更新 ( blogUpdate )
GraphQL API経由で作成したブログがこちらです。
こちらもタイトルのみ必須のパラメータとなります。
各ブログ記事
各ブログ記事に対して、以下3点がGraphQL APIで実行できるようになりました。
・作成 ( articleCreate )
・削除 ( articleDelete )
・更新 ( articleUpdate )
GraphQL API経由で作成したブログ記事がこちらです。
紐付けるブログのタイトル名、記事作成者名、記事のタイトルが必須項目となります。
各ブログへのコメント
各ブログ記事に対して、以下4点がGraphQL APIで実行できるようになりました。
・コメント承認 ( commentApprove )
・コメント削除 ( commentDelete )
・スパム判定 ( commentSpam )
・スパム判定取り消し( commentNotSpam )
GraphQL API経由でコメントに対して行なったスパム判定処理がこちらです。
注意点
API実行元に「write_content」「write_online_store_pages」2点の access scope を付与する必要があります。
忘れがちなのでお気をつけください。
まとめ
GraphQL API経由でページ投稿やブログへの処理ができるようになったことで、手作業の削減と効率化につながります。
また記事作成からAPIでの実行までの一連のフローを工夫することで、ノンテクニカルなスタッフでも記事投稿ができるようになり、より柔軟な運用体勢が整えられると考えられます。
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