2024年12月11日に Shopify Edition Winter ’25 が開催されました。
150以上のアップデートが公開され、Shopifyはより進化したECプラットフォームとなりました。
あまりに多すぎるアップデートに、
・アップデートが多すぎてついていけない
・誰か分かりやすく解説してほしい
と思っている方も多いのではないのでしょうか?
そこで本記事では、Eiditonで発表された以下について、分かりやすく解説します。
越境EC機能のアップデートについて解説します
今回は、Shopify Edition Winter ’25 で紹介された越境EC機能のアップデートについて解説します。
タイトル | 内容 |
Natural search in more languages | Customers around the globe can now search using everyday language with Semantic Search. |
A more localized Shopify | Shopify now offers merchants in Europe and Japan better translations in the admin and a more regional experience. |
Duties included in prices | All Managed Markets merchants can now reduce surprises at checkout by including international duties and taxes as part of the product price. |
Increased shipping insurance | Managed Markets shipping labels cover against loss, damage, or theft for up to $200, with the option to purchase up to $5K, for the Shopify plan and above. |
日本語に訳したものはこちらです。
タイトル | 内容 |
母国語での検索 | 世界中の顧客が検索で日常的な言語を使って検索できるようになりました。 |
よりローカライズされたShopify(ヨーロッパと日本) | Shopifyは現在、ヨーロッパと日本のマーチャントに、管理画面でのより良い翻訳と、より地域的なエクスペリエンスを提供しています。 |
関税を価格に含める | すべてのManaged Markets加盟店は、国際関税と消費税を商品価格の一部として含めることで、チェックアウト時の価格加算の衝撃を軽減できるようになりました。 |
配送保険の増加 | Managed Marketsの配送ラベルは、Shopifyプラン以上の場合、最大200ドル、オプションで最大5,000ドルまで、紛失、破損、盗難をカバーする。 |
自国の言語で検索が可能に
検索を自国の言語で行うことができるようになりました。
これにより、越境ECでのユーザーの利便性が向上します。
なお、サイト内検索や絞り込みをカスタマイズするには、公式アプリの「Search & Discovery」をインストールする必要があります。
メタフィールドを絞り込み機能に反映させたり、絞り込みオプションの順番変更をすることも可能になるので、ぜひインストールしましょう。
Search & Discoveryのインストールはこちら
https://apps.shopify.com/search-and-discovery?locale=ja
日本・ヨーロッパ向けにローカライズ機能が強化
本件の原文はこちら。
Shopify now offers merchants in Europe and Japan better translations in the admin and a more regional experience.
(Shopifyは現在、ヨーロッパと日本のマーチャントに、管理画面でのより良い翻訳と、より地域的なエクスペリエンスを提供しています。)
具体的にどういった機能が強化されたのかは言及がありませんでした。
ただ、Shopifyが日本のマーチャントの使いやすさを考慮しているのは間違いなさそうです。
Shopifyの強みとして、簡単に越境ECを構築できる、という点があります。
ロケーション設定で販売先の国を追加し言語と送料と税を設定することで、簡単に越境販売ができます。
これからの機能強化にも期待しましょう。
関税等を商品価格に含めて表示
「Managed Markets」という仕組みを使うことで、関税や付加価値税(消費税)を価格に内包して表示することができるようになりました。
いわゆる税込表示のようなもので、お客様にとってはトータルの金額が分かるので安心感があります。
ただ、この「Managed Markets」は現在は、米国のマーチャントしか利用できません。
日本の上陸を待ちましょう。
Who is eligible to use Managed Markets?
Managed Markets is currently available to merchants in the United States on any Shopify plan. More regions will continue to be added as eligibility expands.
To use Managed Markets, merchants must first apply to upgrade in their Shopify admin. Approval may be dependent on the types of products available in your store. For a full list of restricted product categories on Managed Markets, visit the Help Center.
Managed Marketsを利用できるのは誰ですか?
Managed Marketsは現在、Shopifyのどのプランでも米国内のマーチャントが利用できます。対象地域の拡大に伴い、今後も順次追加される予定です。
Managed Marketsを利用するには、まずShopifyの管理画面からアップグレードの申請を行う必要があります。承認は、お客様のストアで利用可能な商品の種類によって異なる場合があります。マネージドマーケットで制限されている商品カテゴリの完全なリストについては、ヘルプセンターをご覧ください。
Managed Marketsについては以下のページをご覧ください。
https://www.shopify.com/international/managed
「Managed Markets」の配送保険が増額
「Managed Markets」という仕組みを使うことで、国際配送サービスを使うことができます。
今回のアップデートでは、その配送での紛失、破損、盗難の保証金額が増加しました。
ただ前項の通り、「Managed Markets」は日本では使えません。
Managed Marketsについては以下のページをご覧ください。
https://www.shopify.com/international/managed
まとめ
本記事では、Shopify Edition Winter ’25 で紹介された、越境ECの連携強化について紹介しました。
「Managed Markets」をはじめ、日本に上陸している機能は少ないのですが、徐々にアップデートされています。
今後の続報に期待しましょう。
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