ShopifyでECサイトを運営している方の中には、顧客が商品をカートに入れたままの離脱が多くて悩んでいる方のいるのではないでしょうか。
Shopifyのエクスプレスチェックアウトを利用すると、カートを使わず決済できるので、顧客の離脱を防ぐことに繋がります。
また、自動で顧客の使いやすい決済手段に切り替えて表示するので、決済の幅も広がるでしょう。
本記事では、Shopifyのエクスプレスチェックアウトの解説と利用できる決済ブランドについて解説します。
エクスプレスチェックアウトとは?
エクスプレスチェックアウトとは、カートに入れることなくすぐに決済する方法です。
決済方法にはGoogle PayやPayPalといった決済手段が使われており、支払いに必要な情報を事前に登録することで、商品表示画面から直接購入できます。
単品の商品や、1つの商品を複数枚購入する際は利用できますが、色違い商品や別の商品を各1枚づつ同時購入する際は、エクスプレスチェックアウトを利用できない点に注意しましょう。
ボタンに表示されるチェックアウト方法の要因
エクスプレスチェックアウトは、顧客のブラウザやデバイスの種類、決済履歴によって変化します。
たとえば、顧客がGoogleを使っていたらGoogle Payのボタンになったり、PayPalでの購入が多い場合はPaypalのボタン表示になります。
顧客の決済しやすいエクスプレスチェックアウトボタンを自動で生成・表示してくれるのも魅力の1つでしょう。
表示するボタンに関しては決済設定から設定できます。
決済ブランドなしの場合の表示と特徴
決済ブランドが表示されない場合は「今すぐ購入」ボタンが表示されます。
顧客が「今すぐ購入」ボタンをクリックすると、Shopifyのチェックアウト画面が表示されます。
決済ブランドありの場合の表示と特徴
Apple PayやGoogle Payのように決済ブランドありの場合は、ボタン右にブランドロゴが表示されます。
他にもShopifyにはどのようなブランドが利用できるのか見ていきましょう。
Shop Pay
Shop Payは、顧客のクレジットカード情報とメールアドレスを登録することで、エクスプレスチェックアウトできるようになります。
表示ボタンには「shop Payで購入」と表記されています。
Apple Pay
Apple Payは、iPhoneやiPad Mac Bookといったアップル製品を利用している顧客に表示されます。決済ボタンの表示は「Appleのロゴ+Pay」となります。
ボタンを押すと、Apple Payに登録した個人情報や配送先情報が表示されます。
内容を確認した後は個人認証をしますが、内容は下記のようにデバイスによって異なります。
- iPhoneやiPad:Touch IDを使用する
- Touch IDが搭載されているMacBook Pro:Touch IDを使用する
- Touch IDが搭載されていないMacBook Pro:別のapple製品からApple Payを利用する
Google Pay
Google Payは、Google ChromeやMozilla Firefoxなどブラウザを利用しているユーザーに表示されます。ボタンの表記は「G+Payで購入」になります。
顧客がGoogle Payアプリのインストールと決済情報を登録している場合、Google Payで決済可能です。
Amazon Pay
Amazon Payを顧客が利用すると、Amazonアカウントに保存されている決済情報や配送先を利用して決済、配送されます。
利用できる通貨も多用で、米ドルやイギリスポンド、ユーロドル圏内の国で利用できます。
PayPal
PayPalはShopifyの決済手段としてデフォルトで利用されています。PayPalを利用すると、クレジットカードや銀行、Paypalアカウントでの支払いが可能になります。
また、Shopifyペイメントを有効にしないと、顧客がPayPalを利用して商品を購入する度に取引手数料がかかるので、Shopifyペイメントを有効化して利用するとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本記事では、Shopifyのエクスプレスチェックアウトについて解説しました。
エクスプレスチェックアウトを導入することで、顧客が購入するまでの手間を省いて離脱率を防げるでしょう。
また、顧客が利用しているブラウザや端末によって支払い方法が動的に変わる点も、顧客満足度を上げることにつながります。
本記事をきっかけにShopifyのエクスプレスチェックアウトが気になった方は、是非試してみてください。