世界各国で利用されている、ECプラットフォームShopify。
Shopifyでストア運営を開始して、売上がたってきたはいいものの売上金がいつ振り込まれるのか、どのように振り込まれるのかがイマイチ分からないという方も少なくないのではないでしょうか?
Shopifyストアを運営する上で、売上をどのようなサイクルで回収できるのか把握しておくことは重要です。
これはShopifyに限らずどのECサイトでも理解しておくべき点でもあります。
商品の仕入れなど資金繰りで悩まないためにも入金サイクルを理解しましょう。
今回は、Shopifyストアの売上入金サイクルをはじめ、他社ストアとの比較についてもご紹介していきます。ぜひご参考ください。
Shopifyストアの売上の入金サイクル
Shopifyでは複数の決済方法に対応しています。
クレジットカード払いはもちろん、コンビニ決済や銀行振込、AmazonPayや携帯キャリア決済など他社ECと比べてもかなり多種多様です。
今回は、Shopifyの中でメインとなる「Shopifyペイメント」と「AmazonPay」、「KOMOJU」の入金サイクルについてご紹介いたします。
shopifyペイメント
「Shopifyペイメント」とは、Shopify公式の決済方法のこと。”ApplePay”や”AmazonPay”のような、Shopify特有の1つの決済方法です。
日本のShopifyでは、「金曜日」にのみ支払い(振込)が行われます。注文が入った日の翌週の金曜日に登録口座へと送金されます。
【4月4日(日曜日)に注文があった場合】
4月4日(日曜日)に注文→翌週金曜日の”4月9日”に口座送金
【4月5日(月曜日)に注文があった場合】
4月5日(月曜日)に注文→翌週金曜日の”4月16日”に口座送金
最短5営業日、最長10営業日となります。
さきほど「日本のShopifyでは、「金曜日」にのみ支払い(振込)が行われます。」とご紹介しましたが、Shopifyの管理画面にある「支払いの詳細」には”支払いスケジュール”を変更できる項目があります。
これは、海外利用者向けの設定メニューのため日本では適用されませんためご注意ください。
Amazon Pay
引用:Amazon Pay
次に「AmazonPay」の入金サイクルについて。「AmazonPay」とは、アマゾンサイトのアカウントに登録しているクレジットカード情報を使用し、Shopifyで決済が行えるというものです。
「AmazonPay」の入金サイクルは、デフォルトで”2週間”が設定されています。しかし初回以降は、入金サイクルを変更可能。しかも、1日単位(毎日)の設定もできるというのが最大の魅力です。
注意点は以下の2つ
- 月末締めなど、特定の日にちや曜日を設定することは不可
- 入金サイクルを変更後、最初の入金は2週間後(その次から希望のサイクルへ反映)
入金サイクルの変更を行う場合、アマゾンのセラーサポートへ電話連絡が必要です。また、本人確認としてアマゾンに登録しているEメールアドレスや口座情報を伝える必要があるため、事前に準備しておきましょう。
KOMOJU
引用:KOMOJU
「KOMOJU」はShopifyが提携している決済サービスシステム。KOMOJUに登録すると、JCBやコンビニ決済、銀行振込も可能になります。
KOMOJUは、上記2つの決済方法の中でもっともシンプルな入金サイクルです。KOMOJUの入金サイクルは「月末締めの翌月末払い」。
月末が土日祝の場合は、入金が前倒しされ直前の平日に入金となります。
KOMOJUは決済手数料がかかるため、売上金から手数料を差し引いた額が口座へと入金されます。
他社の入金サイクルについて
Shopifyにおける各種決済の入金サイクルをご紹介しましたが、他ECサイトではどのようなサイクルなのでしょうか。比較としてあわせてご紹介いたします。
STORES.jp
引用:STORES.jp
「STORES.jp」は、無料でネットショップを運営できると人気のECプラットフォーム。
STORES.jpの入金サイクルは非常にシンプルで「月末締めの翌月末払い」です。入金サイクルの変更はできません。
BASE
引用:BASE
近年広告でもよく目にする「BASE」。
画像をアップロードし簡単にグッズを作成・販売できるなどのサービスで注目を集めています。
Baseでは「振込申請」をしてはじめて入金が行われます。
振込申請後「10営業日」で指定の口座への入金となります。
入金サイクルを把握してキャッシュフローを回そう
ストア運営を行ううえで、入金サイクルを把握しておくことは非常に重要です。
仕入れなどが発生し、先に現金が出ていってしまう事が多いECストアにおいて、キャッシュフローが重要となってくるのは言わずもがなだと思います。
入金サイクルを把握し、うまくお金の流れをまわすことで資金繰り計画をたてましょう。
まとめ
今回はShopifyでの入金サイクルについてご紹介いたしました。
各決済方法ごとのお金の流れを把握することで、ストア運営におけるお金の流れをうまく回すことに繋がります。
資金繰りでつまづかないためにも、ご参考いただけると嬉しいです。