Shopifyは、オンラインショップを簡単に作成・運用するためのE-commerceプラットフォームです。自分だけのブランドを持つオンラインストアを手軽に立ち上げることができ、決済や配送などのバックオフィス業務も自動化されています。この記事では、Shopifyが提供する機能や利用方法、選び方について詳しく説明します。
- Shopifyの概要
- メリット・デメリット
- 主な機能
- 月額費用と手数料
- 導入事例
Shopifyとは、世界最大のECサイトプラットフォーム
Shopify(ショッピファイ)は、オンラインショップをノーコード(プログラミング不要)で構築・運営できるEコマースプラットフォーム。2004年にカナダで生まれ、2017年に日本市場へ進出しました。 月額数千円から始められる手軽さと、デザイン性・カスタマイズ性の高さが特徴です。また、多言語・多通貨に対応しており、越境EC(海外販売)にも適しています。個人運営の小規模なショップから、大手企業・有名ブランドまで、幅広いニーズに対応できる汎用性の高さから、利用者が増え続けています。 日本国内では「柿の種」で有名な亀田製菓や、ゴーゴーカレー、オリオンビールなど、数多くの企業がShopifyを導入しています。
Shopifyのメリット
- 初心者でも簡単に始められる
- コストを安く抑えられる
- アプリで簡単に機能を拡張できる
- 越境EC(海外販売)に強い
- 外部との連携が豊富
初心者でも簡単に始められる
サーバーとドメインを個別で管理する必要はありません。Shopify内で一括管理できます。また、シンプルな管理画面でパソコンに詳しくない方でも操作しやすいです。100種を超える豊富なテンプレートからお好きなものを選べば、今日からでも始められます。
コストを安く抑えられる
ベーシックプランは月額25ドル。3,000円代から始められます。初期費用は無料。
アプリで簡単に機能を拡張できる
アプリストアから「Shopifyアプリ」をダウンロードするだけで、簡単に機能を8,000種類以上に拡張できます。サブスクリプション、マーケティング、クーポンの発行など、欲しい機能を追加できるアプリが必ず見つかるでしょう。
越境EC(海外販売)に強い
多言語、多通貨、海外への発送に強く、1つのECサイトで全世界に販売できます。海外で広く使われ、利用者数4億人を超えるPayPal(ペイパル)での決済にも対応しています。
外部との連携が豊富
POSシステムを導入すれば実店舗の在庫も一元管理が可能。InstagramやFacebookとの連携機能も標準搭載されており、各プラットフォーム内で直接販売できます。
Shopifyのデメリット
- 独自のカスタマイズにはHTML/CSSの知識が必要
- 海外製のテンプレートやアプリは日本語対応していない場合がある
独自のカスタマイズにはHTML/CSSの知識が必要
テンプレートの機能を使うだけで、デザイン性の高いサイトをノーコードで構築できるShopify。しかし、完全なオリジナルのデザインにこだわる場合はHTML/CSSの知識が必要になります。
海外製のテンプレートやアプリは日本語対応していない場合がある
カナダ生まれのShopifyは世界中で利用されています。そのため海外製のテンプレートやアプリが多く、それらをどうしても使いたい場合は英語力を必要とする場面があります。とはいえ現在では日本製も増えてきており、ほとんどの利用者にとっては問題ないでしょう。
Shopifyの主な機能
Shopifyの主な機能をご紹介します。
- 100種類以上のデザインテンプレート
- マルチチャネル販売
- 「Shopifyアプリ」による機能拡張
- モバイルアプリ
100種類以上のデザインテンプレート
プログラミング経験がなくても、カスタマイズできる豊富なテンプレートがあれば、自社の雰囲気に合ったショップをオープンできます。無料で使えるテンプレートは11種類用意されています。 Shopifyおすすめテーマ21選!無料・有料別に解説
マルチチャネル販売
Shopifyは、SNSやブログなどと連携することによって、連携先のSNS上でもShopifyに登録した商品を販売することができます。そのため、幅広い販売経路を持つことができます。
オンラインストア(ECサイト)
自社ECサイトでの販売
実店舗販売(POSシステム)
POSシステムを導入すれば、オフラインもオンラインも一元管理。 Shopify POSとは?導入メリットや導入方法について徹底解説
購入ボタン
既存のブログやオウンドメディアに設置できます。
SNS販売
Instagram、Facebook、Twitter、Pinterestなど、主要なSNSとの相性は抜群です。
InstagramでShopifyの商品を販売するための連携方法
楽天市場
1億人以上が利用する楽天市場と連携できます。
「Shopifyアプリ」による機能拡張
スマホのアプリのようにインストールし、簡単に機能を追加できるのが「Shopifyアプリ」。8,000種類を超え、商品レビュー機能やサブスクリプション課金機能など、顧客のニーズに合わせてアプリを追加しましょう。
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モバイルアプリ
スマホでもパソコンとほぼ同じように、商品管理やストアのカスタマイズ、お客様への連絡が可能です。 iOSとAndroidで利用可能。データは自動的に同期されます。
Shopifyスマホアプリとは?無料で何処でも気軽にショップ管理ができる
Shopifyの費用
気になる料金プランと手数料は?
料金プラン
プラン名 | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
月額料金 | 25ドル | 69ドル | 299ドル |
スタッフアカウント数 | 2 | 5 | 15 |
おすすめ事業者 | コストを抑えてECサイトを始めたい小規模事業者 | 複数人でECサイトを運営したい事業者 | ECサイトに慣れている、売上の大きい事業者 |
上記の基本の3プランに加えて、以下の2プランがあります。
- ECサイトの構築はできないが月額5ドルで始められる「スタータープラン」
- エンタープライズ、大規模サイト向けの「Shopify Plus」
手数料
プラン名 | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
国内クレジットカード | 3.4% | 3.3% | 3.25% |
海外・Amexクレジットカード | 3.9% | 3.85% | 3.8% |
Shopifyペイメント利用時の取引手数料 | 0円 | 0円 | 0円 |
Shopifyペイメントを利用しない場合の取引手数料 | 2% | 1% | 0.5% |
Shopify基本解説|決済手数料や月額料金について解説します
Shopifyの導入事例
ここでは、国内の事例をご紹介します。
亀田製菓
亀田製菓通販いちば 「亀田の柿の種」「ハッピーターン」で知られる日本最大の米菓メーカー、亀田製菓。最上位プランであるShopify Plusを採用しています。トップページにはセール情報、新商品、ランキング、新着レビューが並び、活気を感じるECサイトです。
ゴーゴーカレー
ゴーゴーカレー 公式通販 金沢カレーブームの火付け役、ゴリラがトレードマークのゴーゴーカレー。サイト全体が「黄色 × 赤」でインパクトがあり、にぎやかな雰囲気のECサイトです。レトルトカレー以外にも、オリジナルのカレー皿やフォーク、Tシャツやキャップなどのグッズも販売しています。
shopifyの成功事例の総まとめ!国内成功事例7選をご紹介
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この記事では、Shopifyの特徴と事例をご紹介しました。個人運営から大企業まで、すべての事業者の期待に応えられるのがShopifyです。 ShopifyのECサイト構築・アプリ開発なら、ハックルベリーにご相談ください。ハックルベリーはShopify Expertsです。Shopify Expertsとは、Shopify本社の厳しい審査に合格し、高い専門性を認められた制作会社のことです。