こんにちは、定期購買CSチームの山畑です。
今回は、実際にお客様からお問い合わせいただいた【定期購入商品を鑑みて、最適な同梱物指示をShopify注文データのタグに付与する方法】について解説したいと思います!
CRMの一環としてチラシなどを送ることもできますので、ストア運用者様を筆頭にお役に立てるかと思いますので、ぜひご覧ください。。!
お問い合わせから発生した課題
今回は、お客様からのお問い合わせに端を発します。
伺うところによると、
- 現在、CRMとして定期商品の契約状況に応じて様々なチラシ・クーポンを同梱出荷している。
- 注文時に(商品Aの契約がACTIVE)かつ(商品Bの契約が無い)場合 →チラシBを同梱
- 注文時に(商品Aの契約がACTIVE)かつ(商品Bの契約もACTIVE)の場合 →チラシの同梱なし
- 注文時に(商品Aの契約が無い)かつ(商品Bの契約も無い)場合 →チラシA,Bの両方を同梱
- 契約状況識別のために、1件1件顧客ページに移動して確認するため、時間がかかる。
- 本作業の自動化が可能か?
といった具合でした。
これは、時間がかかる。。。!!
無料で使えるアプリ『Shopify Flow』で実現できないだろうか?
どうやって実現するか?
『Shopify Flow』の仕様に倣って、トリガー・条件・アクションを意識して整理していきます。
うん、なんとなくできそうですね。。!
トリガー | 条件 | アクション |
---|---|---|
定期購買アプリ「2回目以降の購入時」 | その顧客データを確認して、 商品名Aのタグがあって商品名Bのタグがない場合 |
注文データに『B ACTIVE』というタグを付与する |
その顧客データを確認して、 商品名Bのタグがあって商品名Aのタグがない場合 |
注文データに『A ACTIVE』というタグを付与する | |
その顧客データを確認して、 商品名A、Bどちらのタグもある場合 |
-(何もしない) ※ アクションがないので、ShopifyFlowに組み込まなくてよい |
|
その顧客データを確認して、 商品名A、Bどちらのタグもない場合 |
注文データに『A ACTIVE』『B ACTIVE』というタグを付与する | |
定期購買アプリ「初回の購入時」 | その顧客データを確認して、 商品名Aのタグがあって商品名Bのタグがない場合 |
注文データに『B ACTIVE』というタグを付与する |
その顧客データを確認して、 商品名Bのタグがあって商品名Aのタグがない場合 |
注文データに『A ACTIVE』というタグを付与する | |
その顧客データを確認して、 商品名A、Bどちらのタグもある場合 |
-(何もしない) ※ アクションがないので、ShopifyFlowに組み込まなくてよい |
|
その顧客データを確認して、 商品名A、Bどちらのタグもない場合 |
注文データに『A ACTIVE』『B ACTIVE』というタグを付与する |
1.ShopifyFlowのインストール
Shopify app storeで、Shopify Flowと検索してインストールしましょう。
2. ワークフローを作る
アプリを開いたら右上にある「ワークフローを作成」を押下します。
3.トリガーを選択する
そうすると、以下の画面になりますので「トリガーを選択」を選びましょう。
トリガーを選択するようになります。 要は、何を起点にワークフローを動かすか、という事ですね。
定期購買アプリでは、各種アクションをトリガーに指定することができますので、ぜひご活用ください。。!
4.条件やアクションを設定していく
ということで、トリガーを選択して「Then+」というボタンを押しながら、以下のように設定していきます。
英語で項目などを入力してあげると候補が出てきて作りやすくなります。
【顧客データを確認して〇〇だったら、、】ってどうやって条件つくるの!?
僕は、ここで躓きました。。
Shopifyのヘルプページ見ても書いてないんですよね。。(^^;;
なので、ちょっと詳しく ↓↓
- 「Then+」を押下して「条件」を選択。右側画面の「基準を追加する」を押下します。
- 「customer」と検索窓に打ち込んで、候補として挙がってきた「Customer」を押下します。
- 右側に出てきた詳細の候補から「tags」を選択します。
- 「商品Aを含むタグがあったら、」は、下記のように設定。
- かつ「商品Bがなかったら」も追加して、完了!
同様に、新規ワークフローで「初回の購入時」も設定すれば、完了!
まとめ:Shopify Flowで工数削減!人的エラー削減!
同梱物をCRMの一環としてご検討されるストア様は多いんですが、手間がかかると思われがち。
ただ、ShopifyFlowで「工数削減・人的エラーなし」をかんたんに実現できます。。!
少しずつこういったお役立ち情報をご紹介できればと思います!
それでは、また。