はじめに
こんにちは!ハックルベリーで決済型チャットbotサービス、CommChatのカスタマーサクセスを担当している今堀です。実は…他業界から転職してきて5ヶ月目!ということでまだまだEC初心者ではありますが、その分購入者に近い目線も交えながら、Shopifyで決済型チャットボットを導入するメリットや実際に運用して成果を出していく方法について考えていく連載をしていきたいと思っています。
1ヶ月に1回ペースで更新していくので、ぜひ楽しみにしていてくださいね。
今回は、担当している決済型チャットボットを導入するとどんなメリットがあるのかについて書いていきたいと思います。
決済型チャットボットとは?
その名の通り、決済に特化したチャットボットシステムです。チャット形式で決済情報を入力していくことでユーザーに煩わしさを感じさせずに購入まで一息に持っていくことができます。
これまで、ページ遷移なしには完結しなかったShopifyの購買体験をページ遷移なしで実現する新しいサービスです。
これまでのShopify購買体験の課題:7割がカゴ落ちしている?
Shopifyの購買体験について、実は7割のユーザーがカゴ落ちしていると言われるほど、大きな課題がありました。その理由を大きく分けると以下の2つと言われています。
①チェックアウトフローが長い
Shopifyでの購買体験は他のカートシステムと比較して、長いことが特徴です。特に、商品ページから一度カートページに遷移してからチェックアウトページに遷移する点や、定期商品などの場合、会員登録が間に挟まる点など、購入までのページ遷移が非常に多くなっています。
弊社の社長がCVは「感情の閾値」が一定数超えないと起きない、というのですが、まさにこのページ遷移は「感情の閾値」をどんどん下げてしまう、悪い要素となってしまっているのです。
②チェックアウトページのカスタマイズができない。
では、チェックアウトフローを短くできるようにカスタマイズしてしまえばいいのでは、と考えるかもしれませんが、これがShopifyPlus以外のプランの店舗ではできません。また、他にもフォーム一体型を謳うアプリはありますが、こちらは外部で決済させるものも多くあります。これはShopifyの規約違反とみなされ、最悪サイト停止がされる危険性もあります。
ですので、これまでは長いと言われるチェックアウトフローもそのまま使い続けるしか方法がなかったのです。
Chatbot型決済の導入メリット
上記の課題を踏まえ、やはり1ページでそのままチェックアウトできるシステムがないとCVR向上の根本的な解決にはならない!ということで、開発されたのがShopify初国内で唯一ワンステップ決済ができる、チャットボット型決済システム「Commchat」です。
①正規のルートだから問題ない!
CommchatはRPAを使用して入力された項目を、裏側で正規のShopifyのチェックアウト項目に書き写す仕組みを採用しているため、Shopifyの規約違反にならずにページ遷移なしでチェックアウトが可能になっています。この仕組みはShopifyとしては初の取り組みです。
②最短30秒でLPや商品ページから直接買える
Shopifyのページだけでなく、ワードプレスで作られたページなどにもタグを埋め込んで設置できるため、様々な購入導線に決済型チャットボットを設置することができます。Shopifyページに遷移しなくとも、運用しているLPからお客様が直接買うこともできますし、オーガニックで流入されたお客様にもより簡単に決済できることでCVRを向上させることができます。
また、選択肢が1つしかない設問などは自動でスキップされる仕組みになっていて、最短30秒で購入できてしまうのも魅力的です。
③管理側にとって最適なUI・UX
こういったチャットボットの運用には広告同様ABテストを繰り返し、より高いCVRをめざすためにPDCAを回すことが重要ですが、
・ドラッグアンドドロップで簡単に挿入ができる
・文字の編集なども簡単にできる
・レポート機能で離脱ポイントががわかる
・ABテスト機能もついている…などなど
簡単にPDCAを回せる仕組みが充実しています!
ここについては次回以降詳しく書いてみたいと思います。
本当にあった効果の話。
ここまでいいことばかり書き連ねていて、なんだか怪しいなあとおもわれていると思います。
実際「チャットにするだけで本当にCVRが上がるの?」というお声をよく聞きますし、私自身も初めは半信半疑でした。
元々の開発時点で、『フォーム型』と『チャット型』のABテストをした上で、チャット型に特化させてはいますが、実際に効果の出たお客様の事例をご紹介したいと思います。
某ファッション小物事業者様
ABテスト期間:2週間
テスト条件:
・運用中のLPにてCommchat導線/通常のShopifyチェックアウトフローのABテストを実施いただく
・ブラウザごとに50%ずつの確率で振り分けられ、それぞれのCTR、CVRを比較する
実際の結果:
・通常のShopifyフローと比較してCommchat導線の方が1.3倍CVが多かった。
・CTRもCommchatのフローティングバナーが増えた分、若干通常のLPと比較して増えた。
さいごに
以上、Shopifyでチャットボット型決済を導入した方が良い理由でした!CVR改善にお悩みのそこのあなた!ぜひCommchatのことを知っていただけたら嬉しいです。
今回は導入メリットについてかかせていただいたので、次回以降は実際の事業者様目線での使い勝手やCV向上のポイントについて詳しく書いていきたいと思います!ではまた!
CommChat について詳しくはこちら