Shopify POSとは?導入メリットや導入方法について徹底解説

ECサイトと実店舗の情報を別々に管理するのは大変ですよね。「Shopify POS」を導入すれば、まとめて管理できます。

この記事では、Shopify POSの機能やメリット、導入方法を解説します。

  1. Shopify POSの概要
  2. Shopify POSの機能
  3. Shopify POSの導入方法

Shpify POSとは?

ここでは、Shopify POSについて、そもそものPOSシステムの概要から解説します。

そもそもPOSとは?

POSとは、Point of sales(販売時点情報管理)の略称で、販売商品に関する情報(品名、場所、時間、価格、数量など)を収集・管理するシステムのことです。

POSシステムを導入することで、商品が売れた時、売れた商品名、数、売れた時間、合計金額、買った人の年齢層、などの情報を記録・集計し、そうした情報を分析できるようになります。

Shppify POS

Shppify POSとは、Shopifyの管理画面で設定すれば利用できるPOSシステムです。手持ちのスマートフォンやタブレットに専用アプリをインストールすることで、POS端末として使えます。

実店舗とECサイトのデータをまとめて管理できるため、管理にかかる手間や時間を大幅に削減できます。

Shopify POSでできること

機能

Shopify POSの代表的な機能を7つ紹介します。

販売管理

Shopify内の各商品ページで、実店舗の在庫状況を確認できます。

実店舗ではスマートフォンでQRコードを読み取ると、商品の詳しい情報や、オンライン購入の可否も確認できます。

来店時に購入には至らなかった商品の情報をメールで送れば、オンライン上での購入に繋がります。

チェックアウト

カート内のすべての商品、または特定の商品に対して割引を適用できます。

返品の際も在庫数は自動で更新されます。

商品管理

商品は制限なく登録できます。

商品ごとに、サイズ、色、素材などのバリエーションを追加できます。

価格や在庫数を個別で管理可能です。

顧客管理

オンラインと実店舗の両方で、チェックアウト時に顧客のプロフィールが自動で作成されます。

連絡先情報だけでなく、購入履歴、累積購入額が把握でき、お客様個別のメモを設定することもできます。

また、Shopify POSから直接メールやメッセージで連絡できます。

レポートとストア分析

ダッシュボード(管理画面)では、オンラインと実店舗を合わせた全体の状況を一括で確認できます。

スタッフ、ロケーション、期間など、様々な指標別に売上を分析可能です。

「ディスカウントレポート」では、プロモーションの効果を追跡します。

決済方法

1回の取引の支払いを、複数の決済方法で分割可能です。

また、実店舗でもオンラインでも使えるギフトカード(デジタル・紙)を販売できます。

デジタルのギフトカードはメールで送信できます。

マーケティング

チェックアウトの際に顧客のメールアドレスを入手し、メールマーケティングを行いましょう。

商品やキャンペーンに関する情報を定期的に配信して、購買意欲を高めていきます。

メリット

Shopify POSのメリットは大きく分けて3つあります。

オンラインと実店舗のデータをまとめて管理できる

Shopify POSを導入することで、Shopify上のデータと実店舗のデータが一か所に記録・収集されるため、管理がシンプルになります。

そのため管理にかかる手間を削減できるほか、在庫切れも防げます。

簡単に導入できる

元々Shopifyを利用していれば、スマートフォンやタブレットに専用アプリをインストールするだけで、追加料金なしで始められます。

iOS・Android端末で利用できるため、新たに端末を用意する必要がありません。

顧客を分析し、適切な戦略を立てられる

顧客の属性やシチュエーションなど、様々な情報が蓄積されます。

それらを元に顧客一人ひとりに合った提案ができるのです。

費用は無料

Shopify POSはShopifyを契約中であれば、無料で利用可能です。Shopifyにはベーシック、プレミアムなど複数のプランがありますが、Shopify POSは、プランを問わず追加料金なしで利用できます。

また、Shopifyの各プランの料金に加えて、月額89ドルで「Shopify POS PRO」にアップグレードできます。

PROでは、店舗受け取り、スタッフ数無制限、レポート機能など、様々な面で強化されます。

Shopify POSが向いている事業者は?

実店舗を経営中で、これからECサイト運営に力を入れていきたい事業者には、Shopify及びShopify POSの導入はオススメといえるでしょう。

Shopify POSの導入ステップ

販売チャネルにPOSを追加

Shopifyの管理画面の左側サイドバーにある、販売チャネルの「+」をクリックします。

「販売チャネルを追加」というメニューが現れるので、「POS」を追加します。

端末にアプリをインストール

店頭でレジとして利用するスマートフォンやタブレットに「Shopify Point of Sale (POS)」というアプリをインストールします。

Shopifyログイン用のメールアドレスとパスワードで、アプリにログインできます。

商品の追加

Shopifyの管理画面から、Shopify POSで販売したい商品を追加します。

既存の商品をShopify POSで販売したい場合は、販売チャネルから「Point of Saleで利用可能」を選択してください。

税金の設定

Shopifyの管理画面の左側サイドバー「設定」から「税金」をクリックします。

地域(日本)を選択し、税率(2022年現在は10%)を入力します。

決済方法の設定

Shopifyの管理画面の左側サイドバー「設定」から「決済」をクリックします。

決済サービスを登録します。

Shopify POSでブランド運営を効率化!

Shopifyサイトを運営中でこれからオフライン販売を始める方であれば、Shopify POSは「もっとも手軽に始められるPOSシステム」といえるでしょう。

一方これからECを始めたい方は、Shopify POSを含む簡単で便利なアプリが用意されているShopifyで始めるのがオススメです。