ecサイトの運営にお困りではないですか?そんな時は、ecサイトのリニューアルを検討してみてはいかがでしょうか。
サイトをリニューアルすることで売上が倍になったという事例もたくさんあります。
本記事では、ecサイトリニューアル成功のポイントや手順・費用を紹介するとともに、リニューアルに使えるサービスも紹介していきます。
ecサイトリニューアル成功の3つのポイント
コストをかけてecサイトをリニューアルしても、かえって改悪になってしまったらどうしようと不安になることもあるかもしれません。
リニューアルを失敗しないために、成功に必要なポイントを3つご紹介します。
リニューアルの目的を明確にする
最初に、サイトをリニューアルする目的をはっきりと決めておきましょう。
「売り上げ向上」という曖昧な目的ではなく、「訪問者数を◯%増やす」「リピート率を◯%上げる」など、より具体的な設定が必要です。
課題解決に必要な機能をリストアップする
現状のecサイトを分析して、目標達成に向けて解決すべき課題を洗い出しましょう。
「商品が探しづらい」「余計な情報量が多すぎる」「アクセスはされるけど購入されない」など、課題が見つかったら、その解決に必要な機能をリストアップしてみてください。
企画書・提案書で社内に情報を共有する
リニューアル作業に入るためには、社内での上長に向けて、企画書・提案書の作成が必要です。
企画書・提案書には、
- ecサイトリニューアルの目的
- 現状の分析と課題
- リニューアル後の目標
- リニューアル予算、作業スケジュール
などを記載しましょう。
企画書を用いて上長を含めて確認することで、課題や目標が明確になります。
ecサイトリニューアルの手順
上記ではリニューアル成功のために必要なポイントについて紹介してきましたが、ここからは実際にリニューアルを進めるための手順について解説します。
プロジェクトチームを立ち上げ、企画書を作成
ecサイトリニューアルに関わるプロジェクトチームを立ち上げましょう。
メンバーとしては、
- 決済権限のある人(担当役員や経営層)
- プロジェクトリーダー(管理職)
- 現場社員(ECサイト運営担当者を含めた数名)
などが必要です。
開発会社を決定する
ecサイトリニューアルを委託するWeb開発会社を選定します。
候補となりそうな会社の情報収集を行い、いくつかリストアップします。
各社に提案を依頼してコンペを開催し、費用やスケジュールだけでなく、リニューアル目的に合致しているかどうかを確認しましょう。
コンペ内容を元に社内で検討会議を行い、委託する会社を最終決定します。
サイト運用の準備を進める
ecサイトリニューアルにあたっては、開発会社に丸投げするのではなく、その後の社内での運用に支障がないよう、認識の擦り合わせをしましょう。
開発会社がリニューアル作業に着手したら、
- 現行サイトからのデータ移行
- リニューアル告知
- リリース後の運用・保守対応の確認
など、実際に運用するための準備を進めていきましょう。
ecサイトリニューアルの注意点
ecサイトのリニューアルでは注意が必要なポイントもあります。
サイトリニューアルが売上アップに繋がるとは限らない
サイトのリニューアルが必ずしも売上アップに繋がるわけではありません。
使い勝手が悪くなったり、システムトラブルなどで一時的に売上が悪化することもありえます。
発生したトラブルはすぐに改善を行い、中長期的な売上向上を目指していきましょう。
リニューアル時のトラブルに対してすぐ対応できる担当者を決めておくのが理想的です。
サイトリニューアルのタイミングを考える
顧客、関係各所への告知を十分に行った上でタイミングよくリニューアルすることが望ましいといえます。
顧客への告知が遅れた状態でリニューアルすると、思わぬクレームにつながる可能性もあります。
社内での共有も大切です。
影響がありそうな部署の担当者とは打ち合わせを行い、リニューアル内容を伝えるとともに懸念事項を聞き出しておくとよいでしょう。
社内外での調整をしっかりと行った上で、サイトリニューアルが完了するようスケジューリングしていきましょう。
ecサイトプラットフォームの費用比較
ecサイトごとに構築費用は異なり、リニューアルに必要な費用も異なります。
ASPごとのリニューアル費用は様々ですが、代表的なecプラットフォーム導入にかかる費用や特徴は以下のとおりです。
Shopify |
ecforce |
Makeshop |
|
初期費用 | 無料 | 148,000円~ | 11,000円~ |
月額費用 | $29~ | 49,800円~ | 7,700円~ |
商品登録数 | 制限なし | 2000~(プランによる) | 10,000~(プランによる) |
特徴 | ・決済サービス・言語の選択肢が豊富
・カスタマイズがしやすい ・初期費用が安い |
・日本語で使いやすい
・自動オペレーションなど機能が豊富 ・初期費用が高い |
・国内最大数の流通額・店舗会員数
・サポートが手厚い ・集客力が高い |
Shopifyの特徴
Shopifyはカナダに拠点を置くeコマース企業が提供しているサービスで、全世界的に利用されているecプラットフォームです。
導入費用が安く、多言語・多くの決済サービスに対応しています。
一方で、日本語でのサポート体制が十分ではないというデメリットがあります。
ハックルベリーでは、Shopifyでのサイトリニューアルサービスを提供していますので、ぜひお問い合わせください。
ecforceの特徴
ecforceは機能の豊富さに特徴があるecプラットフォームです。
売上を最大化するための分析機能や自動メール送信オペレーション設定など、頻繁に機能のアップデートがされ、最先端のサイト作成が可能です。
機能・サポートは充実していますが、その分初期費用や月額費用は多くかかります。
Makeshopの特徴
Makeshopは国内最大規模のecプラットフォームです。
導入実績は22,000店舗以上、流通額1700億超え、店舗会員数4000万人を誇ります。
集客力が高く、サポートも手厚く、使いやすいプラットフォームになっています。
Shopifyなど導入コストが安いecプラットフォームも多い中、固定費は高めです。
構築費用比較目安表
ecサイトの構築費用は、サイトの規模や実装する機能により大幅に異なります。
一例として、比較的ローコストでサイト構築が可能なECプラットフォーム・ShopifyでWeb開発会社に委託した場合の相場をご紹介します。
- 30〜100万円
- 最低限の基本機能を備えたサイトの作成が可能です。サーバーやドメイン設定、出品する商品の登録、決済システムの設定などを行います。
- 100〜300万円
- オリジナルのデザインや機能をもったサイトを作る場合はこの程度の価格となります。
- 300万円〜1,000万円
- 大規模なサイトや、独自のシステムを導入したサイトを構築する場合は費用も高額となります。
実際にecサイトのリニューアルサービスを行っている3社を比較してみました。
会社名 | 予算 | 特徴 | おすすめの利用方法 |
再春館システム株式会社 | 55万円~ | Shopifyの活用であれば、リーズナブルに対応可能。予算によってはアプリ開発も依頼できる。 | 自社でリニューアルのイメージができているサイト |
株式会社ニュートラルワークス | 39万8000円~ | 多数のWebサイト構築の実績があり幅広い相談が可能。公式認定パートナー「Shopify expert」 | サポート体制を重視して、リニューアルを委託するサイト |
株式会社ハックルベリー | 要問合せ | Shopifyでのecサイト構築支援に特化。リニューアルでの導入実績多数。 | Shopifyの売上を伸ばすためにリニューアルするサイト |
ecサイトリニューアルはWeb制作会社ごとに特徴はありますが、リニューアル内容により料金が異なるため簡単に比較することは難しいというのが実態です。
リニューアルの課題・目的が明確になったら、複数社に問合せ、提案を受けるのがいいでしょう。
ecサイトリニューアルは目的を明確に
今回はECサイトのリニューアルについて、成功のために押さえるべきポイントや実施の手順、費用などについて解説をしてきました。
リニューアルといっても、ただ新しく作り直すだけではコストばかりがかかってしまうということになりかねません。
業務上の課題を洗い出し、明確な目標を設定することが初めの一歩です。