定期購買アプリのCSを担当しています田口です!
最近、定期購買アプリのオンラインサポートにて「お届け日を固定したサイクルで定期販売を行いたい」「決済日は毎月同じ日に決済させたい」「運用起点日設定はどう選べばいいの?」といくつかご相談をいただきました。
本日の内容は少しニッチな内容になりますが、定期購買アプリの「運用起点日設定」を「決済日起点」にするのか、はたまた「お届け日起点」にするのか。この選び方についてまとめておきたいと思います。
はじめに:この記事は次のような方におすすめです
- 定期購買アプリの設定が一通り終わってこれから定期販売を開始する方
- お届け日起点で定期決済サイクルを回すサブスクアプリをお探しの方
定期購買アプリの運用起点日設定とは?
定期購買管理画面>一般設定>運用起点日設定にて、「決済日起点」or「お届け日起点」を選択できる機能です。
※こちらの設定は、基本的にサブスクサービス開始前にご設定いただくものであり運用の途中で変更を行うことはおすすめしておりません。
-
決済日起点
ストア側で設定したユーザーの購入周期を決済日を起点にしてサイクルを回す設定です。毎月5日決済、毎週水曜日決済など決まった日にちや曜日に決済が行われることが特徴です。
例)初回購入が2024年5月28日に行われたのであれば、2回目の決済日は2024年6月28日に行われます。
※初回から2回目の決済までに決済日やお届け日の変更がないものと仮定した場合
-
お届け日起点
ストア側で設定したユーザーの購入周期をお届け日を起点サイクルを回す設定です。起点とするお届け日に、ユーザーの手元へ商品を届けるために決済〜配送手続き・配送期間までのリードタイムを考慮して数日前に決済があがるように設定することが可能です。
例)初回購入時のお届け予定日が2024年5月28日であれば、2回目のお届け予定日が2024年6月28日になるように決済〜配送手続き・配送期間までのリードタイムを考慮して数日前に決済をかけます。
※初回から2回目の決済までに決済日やお届け日の変更がないものと仮定した場合
※リードタイムは、ストア側で日数の設定が可能
決済日起点・お届け日起点はどのように選択すれば良い?
それぞれのメリット・デメリットを記載します。
-
決済日起点
- メリット
- 支払いサイクルがわかりやすい
- ストアにとって、毎回同じ日にち・間隔で決済があがるため予算や売上の計画がやりやすい
- ユーザーにとって、毎回決済される日にち・間隔が同じため支払いサイクルがわかりやすい
- シンプルで運用が簡単
- ストアにとって、決済日(注文日)を固定することによって、お届け日にある程度幅を持たせることが可能
- ユーザーにとって、毎回のお届け日を柔軟に変更することが可能
- 支払いサイクルがわかりやすい
- デメリット
- 柔軟性に欠ける場合あり
- ユーザーにとって、お届け日変更を不可とする設定行っている場合はお届け日を柔軟に変更することが出来ない場合がある
- 柔軟性に欠ける場合あり
- メリット
-
お届け日起点
- メリット
- 配送サイクルの固定
- ストアにとって、長期休業期間に決済があがる心配がない
- ユーザーにとって、「毎月1日に届く」のように生活リズムをつくりやすい
- 配送サイクルの固定
- デメリット
- 予算・売上予測が難しい
- ストアにとって、ユーザー側でお届け日変更があった場合は決済日も合わせて変動するため、決済日と比べると予測を立てるのが難しい傾向にあります。(※2024年5月時点でお届け日起点でお届け日が変更されると決済日も合わせて変動するような仕組みを実装しています)
- 予算・売上予測が難しい
- メリット
まとめ
どちらの方式を選ぶかは、サブスクリプションサービスの種類やターゲット顧客のニーズに合わせて慎重に選択する必要があります。
サブスクサービスを始めたての方は、「決済日起点」
食品などのお届け日が重要視される商材を扱うショップでは、「お届け日起点」をおすすめしております。