ECサイトの作り方6選! プログラミングの必要性についても徹底解説

ECサイトはプログラミングなしでも作れる?

これからネットショッピングで商品を売りたいと考えていても、知識がなくてサイトを作れない…… と悩んでいませんか?

ECサイトは、初心者でも簡単に作れるようなサービスが数多くリリースされています。

ここでは、初心者がプログラミングなしでも作れるECサイト構築サービスや、プログラミングでECサイトを作る方法を中心にご紹介します。

初心者でもプログラミングなしで簡単に作成可能!

ECサイトは、プログラミングのスキルがなくても簡単に作成することができます。

ECサイトに限らず、Webサイトを作るにはHTMLやCSSといった言語を習得し、コーディングやデザインを行う必要があります。

しかしECサイトに関しては、特別なスキルがなくても商品や画像を登録するだけですぐにサイトを構築できてしまうサービスがあります。

ネットショッピングに必要な機能もひととおり揃っているので、「商品を売りたい!」という気持ちさえあればすぐにECサイトが作れます。

初心者向きに費用相場を詳しく解説しているこちらの記事も参考にご覧ください。
ECサイトを構築する費用相場は?ECサイト構築の手順と必要なことピュアフラット

【初心者・個人におすすめ】 ECサイトの作り方

ここからは、初心者や個人が簡単にできるECサイトの作り方をいくつかご紹介します。

ASPカートを使って作る

ASPは「Application Service Provider」の略称で、クラウド上でECサイトを構築して運営する仕組みのことを指します。

ECサイトを運営するうえで必要な機能がひととおり揃った状態から利用できるので、誰でも簡単に運用しやすい点が大きな特徴といえるでしょう。

デザインのテンプレートも豊富で、商品やお店の情報を登録するだけですぐにお店を開くことができます!

ASP型で提供されている構築サービスは「ASPカート」とも呼ばれ、ASPカートを使ってECサイトをすぐに構築できるという流れになっています。

ASP型のメリット

  • 初心者でも簡単にECサイトを構築しやすい
  • ひととおりの機能がそろっている

ASP型のデメリット

  • 決まったテーマしか選べず、デザインの自由度に限りがあることが多い

ショッピングモール型

ショッピングモール型ECサイトは、複数のお店が集まって商品を出品する仕組みのこと。

「ららぽーと」や「イオンモール」といった、たくさんのお店が集まった大型ショッピングモールのネット版と考えればわかりやすいかと思います。

モール型ECサイトの例としては、楽天市場やAmazon・Yahoo!ショッピングなどのショッピングサイトなどが挙げられるでしょう。

機能の豊富さに加えて、一定の集客力を持った大手のショッピングサイトに出店できるのが大きな魅力の1つです。

ただし、販売手数料がやや割高な点と、出店数が多いため競合との差別化が必要になる点は注意が必要でしょう。

ショッピングモール型のメリット

  • 大手通販サイトの中にお店を出せるから認知してもらいやすい
  • いちから構築しなくてもすぐに商品を出せる

ショッピングモール型のデメリット

  • 競合のお店が多くなり、差別化の施策が必要になる
  • 通販サイトの名前が大きく、自分のお店で買ったと認識してもらえないおそれがある

プログラミングスキルが必要なECサイトの作り方

ここからは、プログラミングのスキルがある程度求められるECサイトの作り方についてご紹介します。

これからプログラミングも学びたいという人からある程度の規模でECサイトを運営する企業の担当者まで、あらゆるスキルに応じた作り方があります。

【プログラミング初心者におすすめ】WordPressで構築する

WordPressは、無料で利用できるオープンソースのCMS(コンテンツ管理システム)のこと。

さまざまなプラグインを活用して、自由自在にホームページが作れる点が大きな特徴です。

以下で紹介する2つのプラグインを活用することでECサイトを構築できますが、WordPressの使用にはある程度の専門的な知識が必要なので、やや敷居が高いといえます。

WordPressのメリット

  • 無料で構築できるので、初期費用を抑えられる
  • 機能拡張のプラグインが豊富でカスタマイズしやすい
  • 専門的な知識が必要ないので、初心者でも安心

WordPressのデメリット

  • セキュリティ面のリスクが高い
  • 決済方法が限られてしまう

【プログラミングスキルが必要】パッケージを使う

パッケージは、ECサイトを構築するために必要な機能がまとめられたソフトウェアです。

機能がまとまっている点はASPと変わりませんが、パッケージを利用する場合はソフトウェアを購入し、自社のサーバーにインストールする必要があります。

ソフトウェアさえインストールできればカスタマイズは自由なので、デザインや機能の柔軟性は高いと言えるでしょう。

費用がASPと比べて高く、規模の大きいECサイトを構築する場合に向いています。

パッケージ型のメリット

  • デザインや機能を自由自在にカスタマイズできる
  • サポートやコンサルティングサービスが充実している

パッケージ型のデメリット

  • 構築にはサーバーと開発スキルが必要
  • 初心者には難しく、中規模以上のECサイト構築向きになりやすい

【プログラミングスキルが必要】オープンソースのシステムを利用する

オープンソース型は、あらかじめ公開されているシステムを利用してECサイトを立ち上げるという方法のこと。

オープンソースでECサイトを構築するには技術的な知識が必要になり、とくに初心者にとっては難しいかもしれません。

また、ソースコードをインストールするには自社サーバーが必要で、サーバーを作るには有料である場合がほとんどです。

そのため、オープンソースでECサイトを構築する場合はあくまでインストールが無料ととらえておくのが良いでしょう。

オープンソース型のメリット

  • 無料で使えるものが多く、初期費用を抑えながらECサイトが構築できる
  • デザインや機能を自由自在にカスタマイズできる

オープンソース型のデメリット

  • インストールは無料だが、サーバーを有料で用意する必要があるなど、運用コストがかかる
  • HTMLやCSS、PHPなど、開発に関する技術的知識がないと構築が難しい

【プログラミングスキルがある人向け】フルスクラッチ

フルスクラッチは、いちからプログラミングをしてECサイトを構築するという方法です。

なにもない状態から機能やデザインを作り上げるので、さまざまなプログラミング言語を使った開発スキルが求められます。

自社の要望に合った、オリジナルのECサイトを作成できますが、開発には時間とコストがかかります。

また、保守・運用も自分で行う必要があるので、どちらかというと一定規模のある法人向けの方法に分類されるでしょう。

プログラミングでECサイトを作るのに必要な言語

プログラミングでECサイトを構築するためにはさまざまな言語を使いますが、最低限必要な言語は以下の3つです。

  • HTML/CSS
  • JavaScript
  • PHP

ここでは上記3つの言語について解説します。

ほかにも、JavaやPythonなど、導入するECサイトによって必要な言語が異なる場合があります。

また、プログラミングでECサイトを作る場合は、ロゴやレイアウトを作成するためのデザインスキルも必要になるでしょう。

HTML・CSS

HTMLはウェブページの基盤となる言語の1つです。

ページの構造やコンテンツを定義するためのもので、CSSはそのデザインやスタイルを決めるための言語です。

HTMLとCSSをうまく組み合わせることで、見た目やレイアウトを美しく、使いやすいデザインにすることが可能になるでしょう。

ECサイトに限らず、Webサイトを作るためには必須の言語でもあります。

ちょっとしたデザインやレイアウト・機能のカスタマイズがしたいという場合でも役に立つので、プログラミングを使わずにECサイトを構築する人でも習得しておいて損はありません。

JavaScript

Webページを動的にするためのクライアントサイドのスクリプト言語です。

ECサイトでは、商品の画像スライドショーや、カートに商品を追加する際の動的な処理を演出するために使われることが多いでしょう。

HTMLやCSSと並んで、近年のWeb製作には必須の言語となりつつあります。

PHP

サーバーサイドのスクリプト言語で、データベースとの連携やユーザー情報の管理など、ECサイトの裏側の処理を行います。

アクセスするタイミングによって内容が変わるような動的なWebページの構築に使われています。

たとえば、ECサイトにおける商品の在庫管理や注文処理などの機能の実装で多く使われるでしょう。

プログラミングなしでもECサイト構築ができるサービス

Shopify

https://www.shopify.com/jp

Shopifyはこんな人におすすめ!

  • なるべく自分好みのECサイトをデザインしたい人
  • 使える機能が豊富な構築サービスを探している人
  • 多くの商品や商品画像を登録したい人

Shopifyは、世界170か国以上で利用されている最大規模のASPカートです。

テーマやテンプレートが豊富なほか、HTML・CSSの編集もできるので、ASPカートの中でもカスタマイズ性が豊富な点が魅力となっています。

機能のカスタマイズ性も高いので、初心者はもちろん、規模の大きいECサイトを構築する人にもおすすめのECサイト構築サービスといえるでしょう。

システムの種類ASP型
最安の料金プラン33ドル/月(※日本円で約4,600円。2023年6月現在) 最初の3ヶ月間は1ドル
初期費用無料
手数料3.25%〜
商品の登録可能数無制限
商品画像の登録可能枚数(無料)250枚
HTML/CSS編集
レスポンシブ対応
サポート体制

BASE

https://thebase.com/

BASEはこんな人におすすめ!

  • ゼロからECサイトを作ろうと考えている初心者の人
  • 初期費用をなるべくかけずにECサイトを構築したい人
  • SNS連携が充実したところがいいという人

BASEは、BASE株式会社が運営するASPカートです。

決済方法が豊富である点や、Instagramなど外部連携機能も充実しており、すべて無料で構築できるという点が大きなメリットの1つ。

初期費用・月額料金無料というプランがあり、実際に購入が発生した場合にのみ手数料が発生するという仕組みになっています。

初めてECサイトを構築しようと考えている人や、なるべく初期費用を抑えたいという人にはおすすめです。

システムの種類ASP型
初期費用・月額料金無料
手数料決済手数料3.6%+40円とサービス利用料3%
商品の登録可能数上限なし
商品画像の登録可能枚数(無料)20枚/1商品
HTML/CSS編集
レスポンシブ対応
サポート体制

STORES

https://stores.jp/

STORESはこんな人におすすめ!

  • 直感的な操作性を重視する人
  • 月額費用をなるべく抑えたい人
  • ユーザーフレンドリーなECサイトを作りたい人

STORESは、初心者でもすぐに商品を登録できる点が魅力的なECサイト構築サービスです。

スマホ1つで直感的に操作できるので、専門的な知識が全くなくても簡単にECサイトの構築・運営ができます。

ロゴ機能やアイテム動画の埋め込み・配送日指定などの機能や決済手段も豊富で、ユーザーにとっても使いやすいECサイトを作ることが可能。

フリープランもありますが、スタンダードプランでは毎月2,178円とリーズナブルな価格設定となっており、初月は無料で使えるので一度お試ししてみてはいかがでしょうか?

初期費用・月額料金無料
手数料5%〜
商品の登録可能数上限なし
商品画像の登録可能枚数(無料)15枚/1商品
HTML/CSS編集×
レスポンシブ対応
サポート体制

ECサイト構築にはWeb幹事などの制作会社を選ぶのもおすすめ!

https://web-kanji.com/

ECサイトの構築に自信がない、構築方法がわからないという方は制作会社を利用することもおすすめです。

web幹事は利用料0円で最適な制作会社を見つけることができるサイトになっています。

「制作依頼の相場がわからない」「制作会社の選び方がわからない」「制作会社がいっぱいあって探すのが面倒」などのお悩みを持つ方は是非利用してみてください。

自分に合った方法でECサイトを構築してみよう!

ここまで、ECサイトとプログラミングの関係性について解説してきました。

ECサイトにはさまざまな作り方がありますが、プログラミングの知識がなくても簡単に構築することができるので、自信をなくす必要はありません!

まずはすぐにできそうな方法で、自分のお店を出すために一歩踏み出してみましょう!