Shopifyは、世界中で使用されている次世代ECサイト構築サービスで、簡単に国内外を対象とした越境ECサイトが作成できます。
日本でも2017年にローカライズされて以降、有名ブランドが次々とShopifyで作成したECサイトを発表し対象としています。
人気の理由は低コストであることはもちろん、自社ブランドの認知度向上や、売上アップに役立つアプリやツールを多数取り揃えているからです。
これらのおかげで簡単に商品に合ったテーマと、顧客から好まれるサイトが作成可能です。
しかし比較的ECサイトが簡単に構築できるShopifyでも、訪問者を増やすためにSEO対策は必須になります。
Webサイト作成には欠かせないSEOですが、どの様に対策をすればShopifyでアクセス数を伸ばせるのでしょうか?
また、Shopifyにある多数のSEO対策アプリの中で何を使用すれば良いのかなど、これからECサイトを作成しようと考えている方は気になる点が多いかと思います。
そこで今回は、ShopifyのSEO対策はどの様に行えば良いのかを説明していくことと、初心者でも充分使えるSEO対策用アプリを2点紹介します。
そもそもSEOとは
SEOとは、Googleやyahooといった検索エンジンの上位に表示される様に、記事の構成や内容をわかりやすく工夫する方法です。
記事の内容をわかりやすくすればサイトの閲覧者も増え、検索エンジンに質の良い記事と判断されて長く検索ページの上位に表示され、さらに閲覧者も増えるメリットがあります。
※Shopify Magazineでは、店舗が成功できる情報発信をしています。その結果、「Shopify 成功させる」というキーワードで、検索順位が3位、4位に入っています。
もし記事の内容があやふやだったら質が悪い記事と判断され、ページの上位に入ることは難しくなり、サイトを見る顧客がいなくなってしまう事態になるためSEO対策は必要です。
もしGoogleなどで調べ物をしている時に「上位か下のほうに表示されたサイトはどちらを見ますか?」と聞かれたら、上位に表示されたサイトを閲覧すると答える方が多いでしょう。
サイトのアクセス数を落とさないためには、修正を行い競合サイトも参考にしながら質の良いサイトにしていく必要があります。
ただし、すぐ効果が出るリスティング広告と比較すると、長い時間をかけないと効果を感じにくいデメリットもあります。
ShopifyとSEOの重要性
SEO対策を行う事は、自社ブランドの認知度や売上アップに貢献するための重要な作業です。
自身のECサイトが検索エンジンの上位に表示されればアクセス数も伸び、商品を購入してくれる顧客やリピーターも獲得できる大きなチャンスです。
同じShopifyで作成されたECサイトでも、検索エンジン1位と2位の閲覧数の差は2倍あるというデータがあります。
(1位のクリック率が20%程度に対して、2位のクリック率は10%程度)
Shopifyで作成されたECサイトは、大多数あり全てライバルです。
売上アップするためには検索エンジンに、他のサイトよりも質が良いサイトだと認識される必要がありそのためにSEO対策をしっかりと行う必要があります。
もう1点メリットがあり、ShopifyでSEO対策を行えば広告費がかからず、安定した集客が見込めます。
リスティング広告は集客効果に即時性もありますが、広告費がかかり資金があまりない個人事業者では厳しいところです。
その反面、SEO対策を行うと長期的に見れば広告費の節約や、自社サイトの閲覧数確保につながりその結果利益が上がる効果も期待できます。
【実践】ShopifyでSEO対策をしよう
さっそく実践してみましょう!といいたいところですが、Shopifyを初めて触る方にはわからない事ばかりでしょう。
ですが安心してください。Shopifyでは、簡単にしかも無料でSEO対策ができる機能が揃っています。
これらはShopifyの管理画面から設定・変更もできるおかげですぐ修正ができ、自社商品の認知度・売上アップも大きく期待できます。
Shopifyが世界中で使用されている理由の1つは、SEO対策といったECサイト作りに必要な機能が揃っているからです。
それでは、Shopifyで有効なSEO対策を細かく解説します。
タイトルタグとURLを設定する
タイトルタグでは、サイトのタイトルはもちろんのこと商品名の決定や変更が行えます。
タイトルは30文字以内に収め、どの様な商品を販売しているのか一目でわかる様に考えましょう。
あまり長いタイトルだと検索ページに表示された時に収まらず、検索エンジンからも質の悪い記事と判断される恐れもあります。
続いて、URLの設定を行う重要性について解説します。
検索エンジンの上位に表示される様、URLにキーワードを入れましょう。
この様にすることで顧客が欲しい商品のキーワードを打つと、自社サイトが目に留まりやすい箇所に表示されやすくなります。
ECサイトを作成する前に、顧客の目に止まりやすいキャッチーなタイトルや、商品名を研究することが重要です。
メタディスクリプションを設定する
メタディスクリプションは、サイトの内容を簡潔に説明するテキストのことをいいます。
サイトの内容を顧客に一目でわかってもらえるためには、短く書くことが大切です。
文字数はPCなら120文字スマートフォンなら90文字が最適で、あまり長文だと全て収まりきらず顧客に伝えたいことが表示されなくなるので注意が必要です。
最近は、スマートフォンからの訪問者が増えています。この様な理由から、メタディスクリプションも短めにまとめたほうが、顧客にサイトの概要がすぐわかってもらえます。
メタディスクリプションは直接SEOに影響があるわけではありませんが、サイトの内容を短くわかりやすく説明をすることでアクセス数も一気に伸びます。
画像ファイル名とalt属性を設定する
alt属性とは代替テキストをことを呼び、視覚に障害がある方に向けて音声で画像の内容を読み上げてくれたり、通信障害などで画像が乱れた際にテキストに変更してくれる機能があります。
検索エンジンは画像を視覚的に読み込めないため、テキストで伝える必要があります。
alt属性の設定は、検索エンジンの上位に表示されやすいメリットがあるため、設定を忘れない様にしましょう。画像名とalt属性も、Shopifyの管理画面から設定・変更ができます。
リピーター獲得のためには、大多数の顧客に親切で使いやすいサイトが求められています。
使いやすいサイトこそ、検索エンジンは質の良いサイトと認識されます。
わかりやすいサイト作りを心がけましょう。
ブログコンテンツを書く
Shopifyのブログ機能は新商品の紹介や、ブログ読者限定のクーポンの設定ができる機能もあり、広告費をかけないで一定の集客や売上アップも期待できます。
もちろん、ブログコンテンツでもSEO対策は必要でコツは以下の通りです。
・検索結果に表示させたいキーワードを入れる
・キーワードをブログタイトルや本文に盛り込む
・キーワードを入れすぎると逆効果になるため適度に入れる
ブログは低コストで自社ブランドを宣伝できますが、検索エンジンの上位に表示されるには膨大な量の記事を書かなくてはいけないデメリットもあります。
しかし一定のブログ読者や、自社ECサイトへの誘導も簡単に行えるメリットもあるため、ブログを作成して損をすることは少ないです。
Google Analyticsを設定する
https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/analytics/ より引用
GoogleAnalyticsとは、無料で多数の機能を持つ非常に便利な分析ツールです。
Googleアカウントがあればすぐに使用できます。
主な機能は、この地域はどの様な物を特に好んでいるのかや、どこから検索してサイトまで来たのかやよく読まれているページ、商品購入が増減した理由もある程度わかる非常に便利な分析ツールです。
あるサイトでは、クリック率が高い商品を見えやすい位置にまとめて置いたり、よく読まれているページを関連記事として掲載してユーザーの離脱率を低くし、自社サイトに長く留まってもらう様に改善したケースもあります。
以上の様にGoogleAnalyticsを使用すれば、問題点を改善できるので比較的簡単に自社サイトをより良いものに発展できるメリットがあります。
Google Search Consoleを設定する
https://search.google.com/search-console/about?hl=ja より引用
Google Search ConsoleもSEO対策には欠かせない機能です。こちらもGoogleアカウントさえあれば、Shopifyの管理画面から簡単に設定ができます。
使用できる機能はECサイトが低評価の原因を解析できたり、Google検索でどの程度の期間表示されているのかもわかるため、ECサイトの改善点が分析・修正できる非常に便利な機能です。
さらにGoogleに新しく追加したサイトページを早く伝えることで検索にヒットさせやすくするなど、自社ブランドの認知度・売上アップに大きな期待も持てます。
何事も常に問題点を解析し修正を加えないと誰も見なくなり、そのまま検索結果に表示されなくなってしまう、という事態も充分ありえることです。
それを防ぐためにも、Google Search Consoleを設定することを強くおすすめします。
アプリでSEO対策をする
ShopifyのSEOは、アプリをインストールしても対策は可能です。これらのアプリは一部有料な物もありますが、大抵は無料でインストールできます。
Shopifyの強みは、低コストで良質なECサイトを作成できる点です。この強みこそが、世界中で使用されている大きな要因になっています。
それではShopifyでインストールできる多数のアプリから、特に役に立つSEO対策アプリを2点紹介します。
Page Speed Booster
https://apps.shopify.com/page-speed-booster?locale=ja より引用
こちらは、サイトページのロード時間を短縮するアプリで無料で利用できます。
もしロード時間が長いと、顧客がWebサイトから離脱してしまい、離脱率が高いと検索エンジンから質の悪い記事と判断され悪循環に陥ってしまいます。
顧客の離脱を防ぐためにもこのPage Speed Boosterをおすすめします。主な機能はキャッシュ情報を元に、顧客が次に見る商品を予測しロード時間を短縮します。
設定も簡単で特別なコーディングも必要ないため、プログラミングができない方でも簡単に扱えて、なおかつECサイトからの離脱率も防げ自社商品の売上アップにもつながります。
自社サイトのSEO対策にも、ぜひこちらのアプリをインストールしましょう。
Plug in SEO
https://apps.shopify.com/plug-in-seo?locale=ja より引用
Plug in SEOはShopifyサイトを全てチェックを行い、SEOの問題点を素早く発見し解決策を示してくれる優秀なアプリです。
一番のメリットは、自分では気づかなかった問題を発見できる点です。
Shopifyではサイトの問題点をすぐ見つけられるツールが多数備わっています。
しかしそれでも気づかないこともあり、問題点が不明のままECサイトが検索エンジンから消えていく恐れも出てくるでしょう。
その様な時にこのPlug in SEOは、自社サイトが低迷している理由をより早く見つけることが可能なため、こちらもインストールしておいて損はない便利なアプリです。
Plug in SEOは無料版でも充分SEO対策に役に立ってくれますが、有料版のほうがより細かくサイトの問題点を発見してくれるため、費用はかかりますが入れておいて損はないです。
ちなみに有料版は20ドルかかりますが、1週間のお試し期間もあるため利用してみてはいかがでしょうか?
まとめ
Shopifyで行えるSEO対策は多数の方法がありますが、目を惹くサイト作りは自身で行わなくてはいけないため、まずは顧客のターゲット層やどの様な商品を欲しいのかを、しっかりとリサーチしてからECサイト作成に取り掛かりましょう。
Shopifyで利用可能なSEO対策アプリも今回紹介した2つ以外に多数用意されているため、どのアプリが現在自社ECサイトに必要なものか、しっかりと見極めてインストールする必要があります。
Shopifyのアプリは200個以上あり、あれもこれもインストールすると、全く使用していないものが出てきて無駄になってしまうからです。
必要な機能は後から追加・削除もできるため、少しずつ揃えていったほうが管理しやすくなります。
Shopifyでは便利な機能やアプリが揃っていて、少しの知識さえあればすぐにECサイトが作成できます。
皆さんもステキなサイトを作り、自社ブランドの良さを世界中に広めてください。
SEOと成果報酬型広告を組み合わせて更に売り上げアップ
ECサイトを運営するにあたって必須で対応すべき内容であるSEO対策。一方で効果が出るまでに数か月かかるというデメリットもあります。
そこで、重要となってくるのが広告施策。
リスティング広告やSNS広告など、クリック型課金の広告を試すというのも手ではありますが、やはり少しでもリスクは減らしたい所。
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