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[業務自動化] Shopify Flowの使い方を解説。

「Shopifyを利用し始めたけれど、もっとタスク業務を効率化したい」
「自動化できる部分はできる限り自動化したい」と思っていませんか?

本記事では、そのような方に向けて、ワークフローを作成できるアプリ「Shopify Flow」を紹介します。

Shopify Flowはストアを自動化したいという方にはぴったりのアプリです。
機能や設定方法、他のオートメーションツールとの比較までくわしく解説していきますので、ぜひ最後までお読みください。

  1. Shopify Flowについて
  2. 他アプリの連携例
  3. テンプレート一覧
  4. ワークフローの設定方法
  5. 他オートメーションツールとの比較

Shopify Flowとは?

Shopify Flowは、Shopifyのスタンダードプラン以上(プレミアム・Plus)で使える無料のアプリケーションです。

Shopify Flowを利用すると、ストア内の自動化を行えます。
たとえば、

  • 商品の在庫が一定数を下回ったらメールなどで通知する
  • ユーザーが特定の行動をしたらクーポンを配布する

といった作業を自動で行えるのです。

Shopify Flowのアプリを使えば、簡単に自動化したい作業のワークフローを設定できます。ワークフローというのは、プロセスやプログラムのようなイメージですね。

このように、Shopify Flowはストアの自動化に適したワークフロー作成アプリとなっています。

Shopify Flowの機能

Shopify Flowでは、ストア内のワークフローを作成可能です。

ワークフローを作成することで、以下のような作業を実現できます。

  • 注文の管理
  • 不正注文等の防止
  • 在庫管理
  • マーケティング
  • プロモーション

たとえば、注文管理であれば、注文が出荷された際の通知や顧客へのメッセージ送付などを自動化できます。

その他にも、顧客の行動によるタグ付けのワークフローを活用し、マーケティングやプロモーションに役立てることも可能です。

また、過去に不正注文があったユーザーの注文を拒否するといったリスク管理も自動化できます。

このように、Shopify Flowではワークフローの設定によってさまざまな作業を自動化することが可能です。

Shopify Flowのメリット

Shopify Flowには、以下のようなメリットがあります。

  • 100種類以上のテンプレート
  • ノーコードで作成可能
  • ストア内のみでなくアプリ間の連携も可能

Shopify Flowを利用するためにはワークフローを作成する必要がありますが、プログラム等の知識は不要です。

100種類を超えるテンプレートを利用する場合でも、自分で独自のワークフローを設定する場合でも、トリガーやアクションを選択していけば簡単に自動化を行えます。

また、さまざまなアプリを連携させれば、LINEやGoogleのスプレッドシートなどを自動化して活用できるため、業務効率が向上します。

このように、Shopify Flowはプログラム等の知識がなくても豊富なテンプレートを使って簡単に業務を自動化できる便利なアプリです。

他アプリとの連携例

Shopify Flowでは、ストア内のみならず、他アプリとの連携も可能です。

たとえば、以下のようなアプリと連携できます。

CRM PLUS on LINE

CRM PLUS on LINEでは、ストアとLINEを連携してメッセージ配信などが行える他、Shopify Flowを活用することでステップ配信をより柔軟な設定で自動化することが可能です。

 

AnyGift

AnyGiftは、相手の住所がわからなくてもeギフトが贈れるアプリです。Shopify Flowと連携させることで、eギフトを購入した顧客をタグ付けしたりギフトの受け取り期限が切れてしまった時の通知を自動化できます。

 

定期購買

定期購買では、顧客の購入回数や解約時などのトリガーを設定し、メールやクーポンなどの配信を自動化させることが可能です。

 

このように、Shopify Flowではさまざまなアプリと連携して業務を効率化できます。

Shopify Flowの代表的なテンプレート

メリットの部分でも紹介したように、Shopify Flowでは100種類を超える豊富なテンプレートが利用可能です。

テンプレートには、以下の8つのカテゴリーが用意されています。

  • 購入体験
  • 顧客
  • 在庫と商品
  • ロイヤリティ
  • 注文
  • プロモーション
  • リスク
  • フルフィルメント

さらに、この8つのカテゴリの中には、以下のようなテンプレートがあります。

  • Notify customers that wishlist items are on sale
  • Add post-purchase survey results to a spreadsheet
  • Create Trello card when product inventory is low
  • Track customers without accounts in a spreadsheet
  • Organize customers by order count tiers
  • Get notified when demand increases for out-of-stock products
  • Reward loyalty points for new pre-orders
  • Get notified when an order containing a specific product is cancelled
  • Text discount code after first order
  • Cancel, refund and restock orders from known bad actors

以下の項目で、上記のテンプレートに関する詳細を表にしています。

テンプレート詳細一覧

テンプレート名内容カテゴリー
Notify customers that wishlist items are on sale顧客がお気に入りした商品がセールになったらお知らせする購入体験
Add post-purchase survey results to a spreadsheetアンケートをGoogleスプレッドシートに追加購入体験
Create Trello card when product inventory is low在庫が少なくなったらTrelloのカードを作る購入体験
Track customers without accounts in a spreadsheet会員になっていないユーザーをスプレッドシートに追加顧客
Organize customers by order count tiers注文回数で顧客タグを設定顧客
Get notified when demand increases for out-of-stock products在庫がない商品の需要が増えた場合に知らせる在庫と商品
Reward loyalty points for new pre-orders予約購入ユーザーにポイントを付与ロイヤリティ
Get notified when an order containing a specific product is cancelled設定した商品を含む注文がキャンセルされた場合に知らせる注文
Text discount code after first order初回注文の際にクーポンコードを配布プロモーション
Cancel, refund and restock orders from known bad actors特定のリストに登録されている要注意顧客の注文をキャンセルリスク

ワークフローの設定方法

Shopify Flowで業務自動化を行うには、ワークフローを設定する必要があります。

ワークフローの設定方法は、以下の2つです。

  • テンプレートからワークフローを設定する
  • 自分でオリジナルのワークフローを作成する

テンプレートを使用する場合は、以下の手順で設定を行えます。

【テンプレートを使用する場合】

  1. Shopify Flowをリンクより入手します。
  2. Shopify Flowの画面にアクセスします。
  3. 「テンプレートを閲覧」を選択します。
  4. ワークフローのテンプレートが表示されたら、使いたいものを選択します。
  5. 「インストール」を選択します。
  6. ワークフローの設定画面が表示されるので、内容を設定します。
  7. 「変更を適用」を選択します。
  8. 設定が完了したら、右上に表示されているスイッチを「オン」に切り替えます。

 

自分でオリジナルのワークフローを設定する場合の手順は、以下の通りです。

【自分でワークフローを設定する場合】

  1. Shopify Flowをリンクより入手します。
  2. Shopify Flowの画面にアクセスします。
  3. 「ワークフローを作成」を選択します。
  4. 「トリガーを選択」を選択します。
  5. トリガーを選択します。
    (トリガーとは、ワークフローを適用するイベントです。)
  6. トリガーの右下の「+」を選択すると、「条件」や「アクション」を選択できます。
    (条件は「〇〇ならばアクションを実行する」の〇〇の部分です。特定のトリガーにおいて条件が満たされることで、設定したアクションが実行されます。)
  7. 「変更を適用」を選択します。
  8. 設定が完了したら、右上に表示されているスイッチを「オン」に切り替えます。

 

【比較】他のオートメーションツールとの比較

Shopify Flowと他のオートメーションツールを比較した表を以下にまとめました。

自社に合うオートメーションツール選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

HubSpotBack In StockKlaviyoArigatoShopify flow
初期費用無料無料無料無料無料
月額費用無料〜無料〜$15/月〜$15/月〜無料
他アプリ連携プランによる有料プラン
その他の特徴顧客管理等在庫管理等メール送信ローコードノーコード/テンプレートが豊富

まとめ

今回は、Shopify Flowの機能や使い方などについて解説しました。

Shopifyを利用する上でのタスク業務の効率化・自動化方法について理解できたのではないでしょうか。

また、自社に合う自動化ツールはそれぞれです。
今回の記事でご紹介した他のオートメーションツールとの比較を、よりよいツール選びの判断材料にしていただければと思います。