定期購買アプリのCSを担当しています田口です!
年度が変わってから弊社の定期購買アプリをインストールしていただく事業者さまがより増えており、どんなサブスクサービスが世の中に出ていくのかワクワクしている今日この頃です。
今回は、直近で「既存のECカートシステムからShopifyに移行する際に、既存の定期ユーザーの対応はどうすれば良いの?」というご相談が多かったので丸ごと記事にさせていただきます。
はじめに:この記事は次のような方におすすめです
- ECカートシステムをShopifyに乗り換えることを検討中
- 既存のECカートシステムでサブスクのサービスがある
- 移行時の既存定期契約についてどのような対応をとっていいかわからない
定期購買アプリのご導入をご支援させていただいていると、「ecforce」「BASE」「カラーミーショップ」などのカートシステムから「Shopify」へ移行したいというEC事業者の方々から毎月コンスタントにご相談をいただきます。
- 手数料が高い
- 運用費が割に合わない
- サブスク始めたいけど機能が足りなかった
などなど、様々なご事情でカートシステムの移行をご検討されているようですね。みなさまの関心どころとしては、
- なるべくお客様に手間を取らせたくない
- 既存のお客様をShopifyのオンラインストアに移管したい
- カートシステムを変更すると離脱が起きてしまうのではないか
といったところでしょうか。
そこでこの記事では、現在Shopify以外のカートシステムでサブスク販売を行う事業者さま向けに、「既存顧客のデータ移行方法」と「既存定期契約の離脱を防ぐ移行事例」をご説明していきます!
目次
- Shopifyへのカート移行の流れ
- サブスクアプリの設定と既存契約の移行
- 既存ユーザーの離脱を防ぐ施策3選
Shopifyへのカート移行の流れ
他カートから移行する際には、やるべき作業が山ほどあります。。。
カートシステムごとの特性があり、「移行作業がなかなかうまく行かなかった」「想定より時間がかかった」などはよくあることですので、スケジュールに余裕を持って進めていただくことをお勧めします。
Shopifyのカート移行作業の流れ
- Shopify基本基本情報のセットアップ
- 決済機能セットアップ・移管
- 商品情報の移管
- 顧客情報の移管
- 注文情報の移管
- ブログ記事の移管
- 送料設定
- オンラインストア構築、デザインカスタマイズ
- ドメインの移管
移行作業の流れについては、特にご相談が多い「顧客情報の移管」について、移管方法をご説明します。
1.現在ご利用しているカートシステムから顧客情報のエクスポートを行う
2.Shopifyから顧客情報インポートのためのサンプルファイルをダウンロードします。
サンプルファイルの一部はこんな感じです。(データ項目列が英語なのをぼやく事業者さまは多いはず。。。)
3.現在のカートシステムからダウンロードした顧客データを、2.でダウンロードしたShopify側の顧客データフォーマットに加工していきます。
4.3.で加工したCSVフォーマットをインポートします。
この時、「このCSVのお客様にタグを追加し、これらのタグを使用してセグメントを作成する」にて、今回インポートした既存顧客にタグ付けを行うことをお勧めします。
既存顧客優待キャンペーンでディスカウントのクーポンなどを配布する際に簡単に判別が可能になります。
5.お客様にカート移行についてのアナウンスをしてください。
会員登録を促すようにShopify側からメールを送付することも可能です。
顧客データ移行の注意点
- メールアドレスと電話番号は重複禁止
- CSVファイルは1MB以下
- 特有の都道府県コードが存在する
- Shopify側のデータ形式は住所データが分かれる
- Shopify側のデータ形式は氏名データが分かれる
ただし、Shopifyには存在しない項目については、「顧客メタフィールド」という項目を使ってインポートを行うことが可能です。
サブスクアプリの設定と既存契約の移行
1.でShopifyに既存カートシステムのデータを移管することができたら、
Shopify側で利用するアプリの設定を行いましょう。
弊社の「定期購買」アプリについては下記のヘルプページをご確認ください。
https://subscriptioncs.huckleberry-inc.com/setting
既存契約の移行方法
既存定期契約につきましては、下記2パターンがございます。 どちらもお客様の工数は発生してしまう点、ご了承ください。
- お客様に商品を買い直していただく
- お客様にクレジットカードの登録をしていただき、 その上で旧カートでの定期情報に併せたデータを作成する
以下は、 『お客様にクレジットカードの登録をしていただき、 その上で旧カートでの定期情報に併せたデータを作成する』パターンのご案内になります。
- お客様にクレジットカードの登録をしていただく
- 0円商品や定期申込用などといった登録用商品を作成する。
- 上記登録用商品を顧客に購入してもらう(顧客・決済情報を取得する)。
- 「定期購買」アプリの移行機能を利用する
※一般公開していない機能なので、ご利用の場合はお問合せください。
既存ユーザーの離脱を防ぐ施策3選
お引越しクーポンを使う
Shopify管理画面>ディスカウントにて、クーポンの発行が可能です。作成したクーポンコードは、お客様宛のメールや既存で契約しているサブスク商品の同梱物のチラシの一部に記載します。
買い直しキャンペーン
- 買い直し限定で初回割引
定期購買アプリは、初回割引の設定ができます。
買い直しユーザー用の商品をオンラインストアにクローズドでご用意いただくことが可能ですので、買い直し限定で商品の割引を行いましょう。
- 買い直し限定で特典プレゼント
初回割引同様に、買い直しユーザー用の商品をオンラインストアにご用意ください。
ご注文があった際に同梱物としてノベルティや商品をもう1つ!のような感じで同梱してください。
最後に
いかがでしたでしょうか?
カートシステムの移行は大掛かりなイベントになりますが、なるべくお客様の手間を取らせることなく移行したいですよね。
株式会社ハックルベリーでは、カートシステムの移行に関する相談を承っておりますのでぜひ一度ご相談ください。
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