【Shopify Edition Winter ’25】Shopify Flowのアップデートまとめ

Shopifyは継続的に進化を続け、オンラインビジネスをより効率的に運営するための機能を提供してくれています。

そんな中でも個人的におすすめなのがShopify Flow!

本記事では、初心者にもわかりやすく、ShopifyFlowに関連するの4つのアップデートについて詳しく解説します。

 


セグメントによるマーケティングオートメーション

どのようなアップデートなのか

Shopify Flowにおいて、顧客が特定のセグメントに追加されたり、削除されたりする際に、マーケティングアクションを自動的にトリガーできるようになりました。

具体的に何が変わったのか

これまでは、特定のランクアップやいくら以上の利用をしたら…というような会員ランクやセグメントが動くことによっての自動化は、顧客にタグをつけるなど、かなり煩雑に対応をすることが必要でした。

しかし、このアップデートにより、顧客の行動やステータスに基づいたダイナミックなマーケティングが可能になりました。

具体的な利用シーン

例えばセグメントで以下で絞り込んでみましょう

orders_placed(count_at_least: 3, sum_amount_at_least: 1000, since: -90d) = true

これは、直近90日間で3回以上注文、1,000円以上購入した、というセグメントになります。

これを作ったうえで、Shopify Flowでトリガーを選択できます。

この「VIP」に顧客が入った時をトリガーに、メールを配信することができます。

ちなみに顧客が抜けた時、もトリガーとして使えるので、会員ランクが金額だけでなく期間など使っている場合はこちらも活用ができます。

ちなみに会員ランクアップ時のみにクーポンを送りたい、なんてときは、顧客タグを活用することで配信の制御が可能です。この辺りはトリッキーですがエンジニアの方なら簡単にロジックが組めると思います。

 


Flowでより多くのタスクを自動化

どのようなアップデートなのか

Shopify Flowが、カスタムHTTPコールを必要とせずに、より多くのタスクを自動化できるようになりました。

具体的に何が変わったのか

従来は、特定のタスクを自動化する際にコードやAPI連携が必要で、専門知識が求められていました。

しかし、新機能のテンプレートが加わったことで、直感的なUI操作で簡単に自動化が可能になりました。

具体的に言うと、Send Admin APIリクエストアクションがデータを返すようになりました。

これにより、入力、出力データを定義して情報が戻ってきて、そのデータをワークフロー上で利用できるようになったので、注文、商品、顧客、在庫などを作成と更新できるようになりました。

具体的な利用シーン

例えば、在庫がなくなった商品のテンプレートを変更する、ということが可能です。

すべては不要ですが、在庫が切れたら、在庫切れ用のテンプレートに変更して、他の商品の案内などを多く出すようにするなど、より動的にサイトをコントロールすることができます。

ここはかなり使い勝手が広いので、よい機能なんですが、エンジニアと運用メンバーがしっかり会話しないと活用しきれないかもしれません…


Flowのメタオブジェクトトリガー

どのようなアップデートなのか

Shopify Flowが、メタオブジェクト(商品や顧客データ以外のカスタムデータ)をトリガーとしてワークフローを開始できるようになりました。

具体的に何が変わったのか

これまでは、メタオブジェクトの登録などに応じた自動化はできませんでした。

このアップデートにより、メタオブジェクトを利用したデータ管理やアクションが効率化されました。

具体的な利用シーン

例えば、Shopify Formsでカスタムフォームを作成し、そこにお客様が情報を入力したときにメールを送る、などといった活用ができるようになりました。

添付画像はメタオブジェクトなど作っていないのでイメージです。

これもかなり自動化がしやすくなったアップデートといえるでしょう!


Flowでの返品自動化

どのようなアップデートなのか

返品プロセスを効率化するため、Shopify Flowに新しい返品トリガー、アクション、テンプレートが追加されました。

返品はある程度の規模になると自動化した方がよい機能の一つですね。

具体的に何が変わったのか

今までは、返品などのリクエストが来たとしても注文へのメモなどの対応などが必要になり、あまり画一的な情報管理ができていませんでした。

このアップデートにより、返品受付後のプロセスをフロー化することができ、例えばスプレッドシートなどの管理シートへの記入漏れなどが発生しやすいのですが、こういったこともすべて自動化され、顧客対応が迅速かつ効率的になりました。

具体的な利用シーン

例えば、返品のリクエストが来たタイミングで、Slackに通知するとともに、スプレッドシートへの記入などを実施するなどができるようになります。

また、他には承認後に交換品の発送などをすることも可能です。


まとめ

今回のShopify Editions Winter 2025では、痒い所に手が届くようになった、Shopify Flowのアップデートが増えました!

個人的にはセグメントが使えるようになったのが本当に最高で、これが使えると会員ランクの設計などがめちゃくちゃやりやすくなりました!

もし、こういうこと、Shopify Flowでできないの?ということがあればお気軽にお問い合わせください!

それでは。

 

Shopify Edition Winter ’25の関連記事

その他の「Shopify Edition Winter ’25」の記事は、以下よりご覧ください。

\ 導入実績20.000店以上!相談無料!/

EC Magazineに相談する

Button Image Button Image