2025年5月21日に Shopify Edition Summer ’25 が開催されました。
150以上のアップデートが公開され、Shopifyはより進化したECプラットフォームとなりました。
あまりに多すぎるアップデートに、
・アップデートが多すぎてついていけない
・誰か分かりやすく解説してほしい
と思っている方も多いのではないのでしょうか?
そこで本記事では、Eiditonsで発表された数あるアップデートのうち、以下について解説します。
Shopify Edition Summer ’25の一覧はこちらをご覧ください。
https://www.shopify.com/jp/editions/summer2025
Shopify ペイメントがさらに16か国で利用可能に
Shopifyペイメントは世界中どこのストアでも使えるわけではなく、利用できない国や地域もあります。
今回のアップデートによりShopify ペイメントは、次の16ヶ国でも使えるようになりました。
・リトアニア
・ポーランド
・ノルウェー
・ラトビア
・ハンガリー
・エストニア
・マルタ
・クロアチア
・ギリシャ
・スロベニア
・キプロス
・ブルガリア
・リヒテンシュタイン
・ルクセンブルク
・ジブラルタル
・メキシコ
【参考】Shopify ヘルプセンター – Shopify ペイメントでサポートされている国
https://help.shopify.com/ja/manual/payments/shopify-payments/supported-countries
チェックアウトでの関税徴収がすべてのプランで利用可能に(※ただし利用のための条件あり)
チェックアウト(決済)での関税徴収がすべてのプランで利用可能になりました。
いままでは上記機能を利用できるストアが限られていましたが、今後はすべてのストアで利用可能になります。
商品購入時に、関税、税金、および輸入手数料を徴収することで、お客様に対する透明性が向上します。
ただしこの機能を使う場合は、取引手数料として0.5%が徴収されます。
しかし、このチェックアウトでの関税徴収を行うには、国際配送で「配送関税込み(DDP)ラベル」に対応している業者を利用する必要があります。
嬉しいアップデートではありますが、まだまだ日本のマーチャントにとってはハードルが高いです。
配送関税込み(DDP)ラベルを購入する
チェックアウト時に関税と輸入税を計算して徴収した後は、国際注文の場合はDAP(Delivered at Place)配送ラベルではなく、DDP(Delivered Duty Paid)配送ラベルを購入して使用する必要があります。これにより、お客様に関税と輸入税が二重に請求されることがなくなります。現在、DDP ラベルはサードパーティ アプリから購入できますが、まもなく、DHL eCommerce や DHL Express などの運送業者から Shopify を通じて DDP ラベルを購入できるようになります。
配送ポリシーを更新して、配送時に顧客が追加料金を負担することはないということを説明することを忘れないでください。引用:https://www.shopify.com/ca/blog/international-import-shipping?utm_source=s25-editions-website&utm_medium=product-cta&utm_campaign=summer25edition
【参考】Shopifyヘルプセンター – チェックアウト時に外国の関税と輸入税を徴収する
https://help.shopify.com/ja/manual/international/duties-and-import-taxes/charging-duties
EUでのローカル決済手段の追加
ポーランド、スイス、スウェーデン、デンマーク、フィンランドにおいて、P24、BLIK、TWINT、Swish、MobilePayなどの決済手段を追加できるようになりました。
現地で人気のある決済手段を追加することで、よりユーザーフレンドリーなサイトを構築できます。
なお、今回追加された決済手段はそれぞれ次の通りです。
P24 (Przelewy24)・・・ポーランドの人気オンライン決済システム
BLIK・・・ポーランドのモバイル決済サービス
TWINT・・・スイスのモバイル決済アプリ
Swish・・・スウェーデンのモバイル決済サービス
MobilePay・・・デンマークとフィンランドで広く使われているモバイル決済アプリ
【参考】Shopifyヘルプセンター – 決済方法
https://help.shopify.com/ja/manual/payments
メールマガジンの配信の同意を地域別に設定
メールマガジンの配信許諾(オプトイン)の有無のデフォルト設定を国や地域ごとに編集できるようになりました。
基本的には「Shopifyが推奨する地域」の設定にしておくことが安心です。
【参考】Shopifyヘルプセンター – チェックアウトからお客様のメールを収集する
https://help.shopify.com/ja/manual/promoting-marketing/create-marketing/customer-contact-information#tietukuautokaraoke-yang-nomeruwoshou-ji-suru
まとめ
本記事では、Eiditonsで発表された数あるアップデートのうち、グローバル販売/越境に関連する情報をまとめました。
・Shopify ペイメントがさらに16か国で利用可能に
・チェックアウトでの関税徴収がすべてのプランで利用可能に
・EUでのローカル決済手段の追加
・メールマガジンの配信の同意を地域別に設定
今回発表されたアップデートは150以上。
他にも面白い新機能が公開されていますので、興味のある方はぜひEditionsのページをご覧ください。
・Shopify Editions 25年夏
https://www.shopify.com/jp/editions/summer2025
・Shopify Editions 25年夏の関連記事一覧はこちら
https://ec.huckleberry-inc.com/archives/tag/shopify-edition-summer-25
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