ECサイトの売上を上げて成功に導くには、集客が不可欠。
しかし、集客方法は広告・SNS運用など様々な種類があり、ECサイトの商材や規模によって合う・合わない施策も変わってくるため、一筋縄ではいかないものです。
そこで今回は、Shopifyのサイト運営をしている方に向けて集客を成功させるためのコツをご紹介します。
ECmagazine編集部おすすめの14の施策とそのポイントをご紹介しますので、ECサイト(ネットストア)運営をしている方は、ぜひ最後までご覧ください!
- 1 1. EC集客が重要な理由とShopifyにおける特性
- 2 2. 集客施策の分類と失敗する原因
- 3 3. Shopifyで効果的な集客方法
- 4 4. 具体的な集客施策14選
- 4.1 4.1 広告施策:TVCM
- 4.2 4.2 広告施策:SNS広告(無関心~潜在)
- 4.3 4.3 広告施策:バナー広告
- 4.4 4.4 広告施策:記事広告
- 4.5 4.5 広告施策:SNS広告(潜在~検索)
- 4.6 4.6 広告施策:ディスプレイ広告
- 4.7 4.7 広告施策:アフィリエイト広告
- 4.8 4.8 広告施策:リスティング広告
- 4.9 4.9 広告施策:リマーケティング広告
- 4.10 4.10 コンテンツ施策:SNS運用
- 4.11 4.11 コンテンツ施策:プレスリリース
- 4.12 4.12 コンテンツ施策:コンテンツマーケティング
- 4.13 4.13 コンテンツ施策:SEO対策
- 4.14 4.14 コンテンツ施策:リファラルマーケティング
- 5 5. まとめ:Shopifyで集客を成功させるポイント
- 6 6. 成果報酬型(アフィリエイト)広告の活用について
1. EC集客が重要な理由とShopifyにおける特性
1.1 ECにおける集客の重要性
そもそも、ECサイトの成功においてなぜ集客が重要なのでしょうか?
①売上に直結する
まず真っ先に挙げられるのは売上です。
ECサイトの集客は売上に直結します。
ECサイトに訪れる人が商品を買っていくため、一日100万人の顧客が訪れるサイトと100人しか訪れないサイトでは売上が大きく変わってきます。
また、意外と知られていませんが、広告を打つ際にも、この集客力は重要になります。
広告は、ECサイトの売上を上げるため非常に重要な役割を果たしますが、特に広告を効率よく回す仕組み「リターゲティング」がうまくいくかどうかは、ECサイトの重要なポイントといえるでしょう。
「リターゲティング」とは、一度サイトを訪れたユーザーに再度広告を表示する手法です。
具体的には、商品をカートに入れたまま購入を完了しなかったユーザーや、サイトを訪れたがそのまま離脱したユーザーに対して、後日広告を配信することで再訪問を促し、購入へと誘導します。
この手法により、既に興味を示した顧客にアプローチできるため、広告の効果が高まり、売上アップに繋がる可能性が大きくなります。
ここでポイントなのが、「リターゲティングを効率よく行うには、たくさんの顧客データを収集する必要がある」ということです。
多くのお客さんが訪れるサイトであるほど、広告の最適化は正確となります。
また、リターゲティング広告が効率的に回せるようになれば、サイトの売上は上がり、効率化した分コストも下がるので、利益も出やすくなるでしょう。
②サービス改善につながる
サービスの改善には、顧客の声に耳を傾けることが一番です。
しかし、顧客が少ないサイトでは改善ポイントがどこなのか、気づくことに時間がかかってしまいます。
例えば、「商品の梱包の仕方に問題があって、10個に1個商品が壊れてしまう」という問題があった際、1日に100万個売れている商品であればすぐに問題に気づくことができますが、10個しか売れていない場合は「偶然である」と流してしまう可能性があり、根本的な問題の解決ができないことが考えられます。
また、サイトの改善にも集客は重要な役割を担います。
例えば、「サイトの購入画面が使いづらくて顧客が離れている」という問題を抱えていた場合、顧客がたくさん来ているサイトであれば、「購入画面でたくさんの顧客が離れている」ということがすぐわかるため改善も素早くできますが、顧客が少なければ、そもそも問題に気づくことができないでしょう。
このように、集客はECサイトを運営・改善していく上で不可欠なものとなっています。
2. 集客施策の分類と失敗する原因
2.1 集客施策の分類
ここからは、集客施策についてどんな分類があるか見てみましょう。
集客施策の中には、大きく2つの分類が存在しています。
1つ目が広告施策。2つ目がコンテンツ施策です。
どちらもコストがかかる施策ですが、大きく異なるのは「何にお金をかけていくか」という点です。
2.1.1 広告施策の概要と特徴
広告施策は、リスティング広告やSNS広告などの広告費にコストをかけていきます。Googleの有力キーワードへの入札や、Facebook広告のリスティング枠への入札など、広告を出すことに対して料金を支払うものは基本的に広告施策と呼ばれます。
2.1.2 コンテンツ施策の概要と特徴
コンテンツ施策は、記事広告やSNS運用といった、広告運用にコストをかけず、コンテンツ作成費用やSNS運用費用といった制作費に対してコストをかけていく広告です。
それぞれの集客方法には特徴がありますが、まずはこの集客施策全体を理解していきましょう。
次に、それぞれのメリットデメリットについて解説していきます。
2.1.3 広告施策とコンテンツ施策の比較(メリット・デメリット)
広告施策ごとのメリット・デメリットは以下の図の通りです。
広告施策を活用した集客のメリット・デメリット
広告施策での集客で特筆すべきところは、「効果が素早く出せる」という所が特徴になっています。
費用の掛かり方は、クリック課金から、成果報酬型までさまざまありますが、お金を払えば基本的に狙った場所にすぐに広告を出すことが出来るのでスピーディーに集客をしたいという方にはとてもオススメな施策になっています。
コンテンツ施策を活用した集客のメリット・デメリット
コンテンツ施策の特筆すべきところは「長期的にコストパフォーマンスが良くなる」という点です。
SEO対策・コンテンツマーケティング・SNS運用などを行うことで、作成した素材や記事・コンテンツなどは会社の資産となり、広告と比べると長期的に見てコストパフォーマンスが良くなる傾向にあります。
ただし、費用は制作に対してかかるため、基本的には先にコストがかかり、結果が遅く出てしまうことに注意が必要です。
3. Shopifyで効果的な集客方法
Shopifyは、オンラインストアを立ち上げるための強力なプラットフォームで、さまざまな集客方法を提供しています。
しかし、効果的に集客を行うためには、どのような機能や施策が活用できるかを理解した上で運用することが重要です。
Shopifyでの集客のメリットやデメリットを把握し、どの方法がストアの運用に最適かを見極めていきましょう。
3.1 集客におけるShopifyのメリット・デメリット
メリット
SNSとの連携
Shopifyは、Instagram・Facebook・Youtubeなど、主要なSNSプラットフォームと簡単に連携できる機能を持っています。
これにより、InstagramやFacebookで商品をタグ付けして直接販売したり、SNS広告と連携し、シームレスなショッピング体験を顧客に提供することができます。
商品に対して興味を持ったユーザーが直接商品ページに遷移するため、新規顧客獲得に非常に効果的な方法であり、SNS連携を活用した集客戦略においては重要となります。
マルチチャネル販売
Shopifyではオンラインショップに加え、InstagramやFacebook、実店舗での販売にも対応可能なマルチチャネル販売機能を提供しています。
この機能を活用することで販売機会を広げ、より多くの顧客層にアプローチできるため、集客力を最大化することが可能です。
デメリット
SEOの初期設定の難しさ
Shopifyは多機能なプラットフォームですが、初期設定でのSEOの最適化が難しい部分もあります。
デフォルトの無料テーマではSEO最適化が不十分なこともあるため、場合によってはページスピード・構造・メタタグなどの最適化が必要となります。
集客力の偏り
Shopifyは広告機能を備えていますが、広告に頼りすぎてしまうリスクがあります。
特に、広告予算を多く投じても、SEOやコンテンツマーケティングといったオーガニック集客戦略をおろそかにすると、自然検索流入が減少する可能性があります。
結果として、広告依存型の集客になってしまい、長期的に持続可能な集客が難しくなる場合があります。
3.2 Shopifyで集客がうまくいかない原因
Shopifyは、オンラインストアを立ち上げる上で非常に強力なプラットフォームですが、それでも集客がうまくいかない原因がいくつか存在します。
集客を行うためには、ターゲット市場の理解や広告キャンペーンの設定、ウェブサイトのUX(ユーザー体験)の最適化などが重要です。
ターゲット市場の理解不足
集客が思うように伸びない一因として、「ターゲット市場の理解不足」が挙げられます。
特に、顧客のニーズや行動パターンに基づいたマーケティングを行わなければ、効果的な集客は難しくなります。
多くのストアが犯しがちなミスの一つは、漠然としたターゲット層を設定してしまうことです。
例えば、若年層向けの商品を提供しているのに、年齢層が高い顧客に対して広告を出しても、当然ながら反応は得られません。
ターゲット市場を誤ると、効果的な広告やプロモーションができなくなり、集客が停滞する原因になります。
広告キャンペーンの効果的な設定不足
Shopifyは、強力な広告機能を提供していますが、広告予算が多くてもターゲット設定や広告文の最適化が不足していると、集客にはつながりません。特に、FacebookやInstagramなどのSNS広告では、ターゲティング精度が非常に重要です。
広告を出す際、ターゲット層に対してどのようにアプローチするかを間違えると、効果的な集客にはつながりません。
例えば、Facebook広告でターゲットの年齢層や地域、興味関心が適切でない場合、広告は無駄に多くの費用を消費してしまいます。
ウェブサイトのUX(ユーザー体験)の問題
UX(ユーザー体験)は、集客において非常に重要です。
サイトの読み込み速度が遅かったり、ナビゲーションが直感的でなかったりすると、訪問者はすぐに離脱してしまいます。
特に、スマートフォンを利用したモバイルユーザーが増加している現在、スマートフォンに最適化されたサイト作りが求められています。
ページの読み込み速度が遅い場合、ユーザーはストレスを感じ、別のサイトに移動してしまうことがあります。
また、サイトが複雑すぎてナビゲーションが分かりづらいと、ユーザーは目的の情報にたどり着けず、購入のハードルが高くなります。
3.3 Shopifyのカスタマイズ機能を活用した集客策
Shopifyは非常に柔軟なカスタマイズ機能を提供しており、これをうまく活用することで、ショップの魅力を最大化し、集客力を高めることができます。
テーマやページのデザインを変更することで、訪問者の興味を引きつけ、コンバージョン(購入)に結びつけやすくなります。
ここでは、Shopifyのカスタマイズ機能を利用した集客策をいくつか紹介します。
テーマのカスタマイズ
ストアのデザインは、顧客の第一印象を大きく左右します。
魅力的なデザインやレイアウトが整っていれば、訪問者が商品に対して興味を持ち、購入に至る可能性が高くなります。
Shopifyでは、テーマをカスタマイズすることで、デザインの自由度が高まります。
特に、Liquidコードを使用して細かな部分までデザインを変更できるため、独自のブランドイメージを表現することができます。
ランディングページの作成
特定の商品やキャンペーンを効果的に紹介するためには、ランディングページ(LP)を作成することが重要です。
ランディングページは、特定の商品やプロモーションに焦点を当てたページであり、訪問者を購買に誘導する役割を果たします。
Shopifyでは、専用のランディングページを簡単に作成できるアプリもあるため、ノーコード(Liquidコードのカスタマイズなし)で作成も可能です。
ポップアップ機能の活用
ポップアップ機能は、サイトに訪問したユーザーに対して、特定のタイミングでメッセージを表示することができる機能です。
新規顧客の獲得や、リピーターの育成に効果的な手段としてよく使われます。
特に、割引コードやニュースレター登録を促進するポップアップを表示することで、ユーザーの購買意欲を引き出しやすくなります。
3.4 Shopifyでのリピーター育成のポイント
リピーターを育成することは、オンラインストアの長期的な成功に不可欠です。
一度購入した顧客が再度購入を検討する理由として、彼らがストアに対して感じる「信頼感」や「特別感」が大きな要因です。
Shopifyでは様々なツールや機能を活用してリピーターを育成し、定期的な購買を促すことができます。
ロイヤリティプログラムの導入
ロイヤリティプログラムは、顧客が再度購入するモチベーションを高めるための強力な手段です。
ポイントシステムや割引などを通じて、顧客が繰り返し購入する理由を提供します。
これにより、顧客は「ポイントを貯める」「次回の購入で割引を受ける」といったインセンティブを得ることができ、再購入の可能性が高まります。
ロイヤリティプログラムの成功には、顧客の購入履歴に基づいた特典を提供することが効果的です。
特に、年間購入回数が多い顧客への特別な案内を行うVIPプログラムや、誕生日特典のポイント付与など、顧客の個別ニーズに対応することでさらに強いリピーターを育てることができます。
パーソナライズされたリマインダー
パーソナライズされたリマインドメールは、顧客に再購入を促す有効な方法です。
顧客が以前購入した商品を基に、関連する商品やアップグレードを提案することができます。
また、購買後一定期間が経過した際に、再購入を促すメッセージを送ることで、購買意欲を引き出すことができます。
Shopifyでは、顧客の購入履歴を元にした自動化されたリマインドメールを設定することができ、これにより手間なくターゲットに対して効果的にアプローチできます。
リマインドのタイミングや内容を工夫することで、再購入率を高めることができます。
定期購入プラン
定期購入プランを提供することは、リピーター育成の一環として非常に有効です。
特に消耗品や定期的に必要となる商品(食品、健康関連商品、日用品など)を販売している場合、定期購入は顧客にとって非常に便利であり、ストアにとっては継続的な収益を見込むことができます。
Shopifyでは定期購入オプションを簡単に導入できるアプリが豊富にあり、顧客が定期的に商品を購入する手間を省くことが可能です。
これにより、特定の顧客とショップとの長期的な関係を築くことができます。
ハックルベリーでは国内No.1(※)のShopifyサブスクアプリ「定期購買」を開発・提供しております。
7,000店舗以上に導入され、他アプリからの移行成功率は100%を誇ります。
※Shopify定期購買アプリの国内No.1のインストール数(2021年11月時点)
柔軟な配送周期作成、初回・通常割引、お届け日の変更など日本の商習慣に合った機能が充実しています。
また、専門のカスタマーサポートチームがおり、アプリの使い方から販売方法のサポートまでカバーします。
興味がある方は以下のリンクよりアクセスください。
ターゲットメールキャンペーン
過去の購入データに基づいたターゲットメールキャンペーンは、リピーターを育成するための重要な施策です。
顧客が過去に購入した商品に関連するアイテムや、新商品、特別なプロモーションを提案することで、再購入を促進します。
例えば、「あなたが以前購入した商品と組み合わせて使えるアイテムを紹介」や、「あの商品が再入荷しました」という内容で、顧客にパーソナライズされた体験を提供することができます。
4. 具体的な集客施策14選
さて、ここまでは集客施策の大枠についてご紹介してきました。ここからは、具体的な広告施策を解説していきます。
基本的に、下の層に行くほどターゲットボリュームは少なくなりますが、費用対効果が良くなる傾向が強いので、下からやっていくのがオススメです。それでは一つずつ解説をしていきます。
4.1 広告施策:TVCM
まず最初にTVCMです。
「TVCMなんて、まだまだ自社には関係が無い!」と、考えているショップさんも多いとは思いますが、店舗の規模が大きくなれば選択肢に入ってくる施策の1つなのでしっかりと押さえておきましょう。
TVCMは、無関心層・商品のことを全く知らない層に対しても、PUSH型の情報発信で、強制的に見せることが出来るのでおススメです。
15秒程度のTVCMなら、数十万円から配信できるケースもありますので、ある程度の規模の店舗さんでしたら、検討してみても良いかもしれません。
メリット | ・圧倒的なリーチ力 |
デメリット | ・コストが非常に高い ・効果検証がしづらい |
4.2 広告施策:SNS広告(無関心~潜在)
続いてSNS広告です。
SNS広告は、InstagramやTwitter、Facebookなどに代表されるソーシャルメディア上に広告を出すことが出来ます。あえて無関心~潜在と分けた理由としては、ターゲットを広く取得する事が出来るので、認知拡大においてもSNS広告は効果的です。
メリット | ・幅広いところからターゲットを限定まで調整しやすい |
デメリット | ・ターゲット選定方法次第でコストが割高になる ・広告配信と消化に時間がかかることが多い |
4.3 広告施策:バナー広告
Yahoo! JAPANマーケティングソリューションより引用
バナー広告といっても非常に種類が様々ありますが、ここでご紹介したいのは、ジャック型のバナー広告です。バナー広告で一般的なのは、記事内やサイドバーに表示させることが特徴的ですが、ここでご紹介したいバナー広告はサイトジャック型などの運用型ではないバナー広告です。
各種メディアには、通常の広告運用では配信できない特殊な枠を持っている事が多くあります。そこに掲載する事で、そのメディア・媒体を見た人に広くリーチさせる手段も広告施策の一つとなっています。
メリット | ・インパクトを与えながら広告配信できる ・多くの人にアプローチできる |
デメリット | ・自社に合うメディアを探すことが難しい ・メディアとの調整に時間がかかる |
4.4 広告施策:記事広告
株式会社LIGより引用
記事広告は、第三者の目線でメディアに記事を書いてもらい、広告を掲載する、あるいは自社で書いたものをPV数の多いメディア媒体に掲載してもらうという手法になっています。記事広告は、より深く自社の魅力を伝えられることが特徴。リスティング広告などでは伝わりきらない「商品の良さ」をPRしたい時は、記事広告がおすすめです。
記事広告は、広告費を払うので記事内容をコントロールしやすいですが、コントロールしすぎて自社に都合の良いことばかり書いたり、過剰に褒めたりすると読者の印象が悪くなってしまい、ブランドイメージが下がってしまう可能性があります。
あくまで、コンテンツとして面白く、読者を引き込んで、商品の魅力を知ってもらえるような記事を作成するよう心がけましょう。
メリット | ・第三者目線で効果的に商品を宣伝できる ・商品の良さをより深く顧客に伝えることができる |
デメリット | ・自分本意な記事にならないように注意が必要 ・メディアとの調整に時間がかかる |
4.5 広告施策:SNS広告(潜在~検索)
SNS広告の中で、潜在~検索層に出していくのがこの手法になっています。
ターゲットの選定など、広告運用が非常に大変になってきますが、丁寧に運用する事が出来れば、効果的に出稿する事ができるのが特徴です。
メリット | ・興味関心や年代に応じて広告を出し分けられる |
デメリット | ・効果を引き上げていくと運用コストが高くなる |
4.6 広告施策:ディスプレイ広告
こちらは、SNS広告などとほぼ似ていますが、記事内などにバナーが表示されることが多いのがこの広告手法の特徴です。
記事内に自然と表示させるため、ユーザーにとってストレスなく表示させることが出来ます。
メリット | ・興味関心や年代に応じて広告を出し分けられる |
デメリット | ・効果を引き上げていくと運用コストが高くなる |
4.7 広告施策:アフィリエイト広告
広告施策の中で特殊なのがこのアフィリエイト広告です。まず1つの特徴は、成果報酬であるということ。クリック課金ではなく、売れた時に費用が掛かる為、赤字になることが基本的にありません(月額費用など除く)。
また、今までのものは自分でクリエイティブを作成する必要がありましたが、この広告手法では、アフィリエイトASPを経由して依頼する事で、アフィリエイターやメディアが記事を執筆してくれる特徴です。
また、一部のASPでは、ディスプレイ広告など、通常であればクリック課金の高校媒体をASP側の費用で広告配信をしてくれるASPなどもあります。
メリット | ・成果報酬なので、ほぼリスクが無い ・クリエイティブ作成を第三者がおこなってくれる |
デメリット | ・ASPの設定やサイトの設定などが面倒 ・月額費用がかかることが多い→Shopify限定でキャンペーン開催中 |
Shopifyを利用している方は、ぜひまるっと集客をチェックしてみてください。
固定費無料でアフィリエイト広告が実施できたり、LINEショッピングにも成果報酬で広告を出せるなど、とてもお得なShopifyアプリとなっています。
https://ec.huckleberry-inc.com/marketing/affiliate/affiliate_apps
4.8 広告施策:リスティング広告
リスティング広告は、日本語で言うと、検索連動型広告と呼ばれています。
Googleで検索すると画面の上部に表示されるのがこの広告です。
リスティング広告は、検索ワードを中心に広告表示をコントロールできるので、自社のターゲットが検索しそうなワードをリストアップし広告掲載をすることで、効果的に集客する事が出来ます。
メリット | ・クリック課金なので低いコストから始められる |
デメリット | ・キーワード設定の難易度が高い ・コストを安くしようとするとかなり細かく設定が必要になる |
Shopifyでは、Yahoo!広告 連携アプリを使って、簡単にリスティング広告を始められますので、リスティング広告に興味のある方はぜひご活用ください。
4.9 広告施策:リマーケティング広告
リマーケティングは、別名リターゲティング広告とも呼ばれる広告手法です。
自社サイトに訪問したことのある顧客に対して、広告配信をして、購入を促す広告のことです。
通販サイトを見ていた後に通常の記事を見ているのに、さっきまで見ていた商品のバナー広告が表示されたことがある経験は皆さんあるかと思います。
一度サイトに訪れてくれた人にだけ広告を配信するので、コンバージョン率などは高く、コストパフォーマンスも良くなる傾向があります。一方、1度サイトに来てくれないと意味がないので、単独ではあまり効果が少ない手法でもあるので、サイト訪問者数が少ない場合は、何かと組み合わせて広告配信をしましょう。
メリット | ・見込み顧客に広告配信できるのでコスパが良い事が多い |
デメリット | ・サイトに来てくれる人が少ないと広告配信されない |
4.10 コンテンツ施策:SNS運用
さて、ここからは、コンテンツ施策について解説していきます。
まずはSNS運用です。
もう説明が必要ないくらいな手法ですね。InstagramやFacebook、Tiktok、Twitterなど、自社のターゲットがいるSNSをメインに運用をしていくのが良いでしょう。
コストがほぼかからず出来るのがメリットですが、フォロワーを増やすために自社ならではの戦略を考える必要があり、難易度は高くなっています。
メリット | ・コストがかからず、ターゲットにリーチできる |
デメリット | ・フォロワーを増やすための戦略が難しい ・コンテンツを出し続ける必要がある |
4.11 コンテンツ施策:プレスリリース
ECサイトの方々がやっていないけれどもやって頂きたいのがこの手法です。
プレスリリースは、自社についてメディアで取り上げてもらい、第三者の報道を通じて認知を広げていくことが目的の手法です。
「日本初」などのキャッチ―なワードと共にプレスリリースを打つことで、メディアに取り上げてもらえることや、場合によってはTV取材などの可能性も広がります。
もちろん取材の申し込みが来ない事が大半なのですが、取材だけでなく、業界関係者からの提携の問い合わせが来るなどの可能性が広がることが多いので是非やっていただきたい手法です。
メリット | ・メディアから取材依頼がくる可能性が広がる ・業界関係者から提携の依頼が来ることもある |
デメリット | ・プレスリリースには若干のコストがかかる |
4.12 コンテンツ施策:コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングとは、SEO対策とは異なる手法です。
コンテンツマーケティングとは、読んでいる人たちに対して価値あるコンテンツを提供することで顧客ニーズの育成や、ファン度を高める事などを目的に行う手法です。
各ユーザーに応じたストーリーを設計し、そこでどんな情報を提供する事が出来るとユーザーの「欲しい」を強くすることが出来るのか、ブランドの事を「好き」になってもらえるかを徹底的に考えてコンテンツを制作します。
ユーザー起点でコンテンツを作るようにしていきましょう。
メリット | ・1度作ると長く利用する事が出来る |
デメリット | ・価値あるコンテンツを作ることが難しい |
4.13 コンテンツ施策:SEO対策
SEO対策は、Googleなどの検索サービスの評価をしてもらい、上位表示させるための施策です。
まずは、自社のブランド名で検索された時に上位にちゃんと表示させていくことがファーストステップです。
適切にMeta Descriptionなどを設定しているかどうかを確認しましょう。
その次に、自社商品に関わるキーワードをGoogle Keyword Planerや、Search Consoleなどで洗い出し、狙いたいキーワードに対してブログを書くなどして、徐々に狙うキーワードを広げていきます。
メリット | ・長期的に集客が見込めるため |
デメリット | ・結果が出るまで時間がかかる ・Googleのアルゴリズム変更などの影響が大きい |
4.14 コンテンツ施策:リファラルマーケティング
リファラルマーケティングというと、何となく難しい気がしてしまいますが、要するに「紹介」の事です。
リファラルマーケティングには、簡単なSNS投稿を促すマーケティング手法から、紹介した人や紹介された人に特典を用意するなどのマーケティング手法までさまざまなやり方があります。
今までは、紹介カードなどの紙媒体で行われていましたが、今はデジタルでの紹介施策などをやりやすくなり、効果測定が明確に出来るようになったので、各社がこぞって取り組んでいる集客施策です。
紹介された側と紹介した側の両方にメリットがあり、紹介・購入したくなるように設計する事が一番重要なポイントになっています。
メリット | ・顧客獲得単価が低くなりやすい ・紹介経由だとLTVが高くなる傾向が強い |
デメリット | ・紹介キャンペーンの設計難易度が高い |
5. まとめ:Shopifyで集客を成功させるポイント
いかがだったでしょうか。
Shopifyで集客するために必要な施策を洗い出し、それぞれのメリット・デメリットを整理してみました。
Shopifyだけに関わらず、ECサイトを運営している方であればどれもやるべき集客・マーケティング施策なので、是非取り組んでみてください!
6. 成果報酬型(アフィリエイト)広告の活用について
「どこから手を付けたら良いのか分からない……。」という方は、まずリスクが低い内容から始めてみることが大切です。
まずは、成果報酬型の施策を行うことをオススメします!
成果報酬型の施策でのオススメアプリは「まるっと集客」。
このアプリを連携させることで、
・アフィリエイト広告
・CPC広告(Google・Facebook・Instagramなど)
などを簡単に成果報酬で配信できるようになります。
既に2000社以上が利用しており、レビューを見て頂くと分かる通り、売上がアップしたという事例も多数あるのが特徴です。
インストールはこちら
https://apps.shopify.com/shopify-application-102?locale=ja
\ 導入実績20.000店以上!相談無料!/