スピーディーに通販サイトが作成できるということでShopifyが注目されてきた結果、近年Shopifyで構築されたサイトは非常に増えました。
一方、通販サイトを作っただけで、マーケティングまでしっかりと考え抜けていない企業が多いのも事実です。そこで、今回は、Shopifyでのマーケティング手法について解説していきたいと思います。
Shopifyでのマーケティングで重要なこと
Shopifyだからというわけでありませんが、マーケティングを考える上では、以下の3つを考えることがとても重要です。
- 新規獲得施策
- リピーター化施策
- ブランディング
基本的に、ブランドイメージを毀損しないようなマーケティング施策を打っていく事で、継続的にユーザーを獲得しやすい環境を整えることが出来ます。
マーケティングプロセスを全体で理解する
マーケティングの型としては、AIDMAからAISASなどとどんどんと変化していきますが、全体を理解することがまずは重要になってきます。
何か施策を打つときには全体のプロセスのどこに対しての施策をやろうとしているのかを把握しましょう。
その上で、それは何が重要な指標となるのかなどを考えていきましょう。
俯瞰した視点から細かい視点に移っていかないと本質的な解決にならない事が多いからです。
Shopifyのマーケティング手法5選
早速、具体的なマーケティング手法について紹介していきます。
各手法ごとに関連記事をご紹介しますので、詳細が気になる方は、各記事をご覧ください。
Shopifyのマーケティング手法1:メールマーケティング
この方法は、まず最初に取り組んでおきたい施策になります。
基本的には購入客やメルマガ購読者に対して、メールを送信するという内容ですが、シンプルな施策ですが、実は非常に効果的な施策になっています。
例えば、Shopifyですと、カートに入れたまま購入をしないで離脱してしまったお客に対して自動でメールを送ることができる「かご落ちメール」というメールを設定する事が出来ます。
また、KlaviyoやOmunisendなどのマーケティングオートメーションツールを使う事で、様々なシナリオに応じたメールを自動的に送信をするようにできます。
例えば
- 新規購入して30日経ったら「もう一度購入しませんかメール」
- A商品を買った人に対しては、「B商品お勧めメール」
- 累計購入金額が10万円以上のVIP顧客が90日以上購入しなくなっていたら「おかえりなさいクーポンメール」
などと、様々な条件を設定して、一律のメルマガとは違ったパーソナライズメールマーケティングを実施する事で、より効果的なメール配信を実施する事が出来ます。
Shopifyのマーケティング手法2:WEB広告
WEB広告の中でも様々な種類がありますが、ここでは基本的にCPC(Cost Per Click:クリック課金)の広告を解説していきます。
WEB広告は、効果的な運用をすることが出来れば、高い費用対効果を発揮する事が出来る手法な一方、専門性が高く、難易度が高いのも特徴です。
Googleのリスティング広告やFacebookなどのSNSなどに出ている広告もこれに該当しますが、キーワードやターゲット属性、居住地、興味関心などを設定する事ができるため、設定を細かくすればターゲットに安く商品を買ってもらえる可能性がある手法です。
より詳しく知りたい方は、以下の記事などが参考になります。
Shopifyのマーケティング手法3:インフルエンサーマーケティング
近年非常に盛り上がっているのが、この手法です。
これは、InstagramやYoutube、Twitter、Tiktokなどで多くのフォロワーを抱えているインフルエンサーの方に商品を使っているシーンなどを写真・動画・文章などを使って投稿してもらう手法です。
影響力が高いインフルエンサーと協力をすることが出来た場合、一度に大量のユーザー獲得が期待できます。
インフルエンサーマーケティングで重要なポイントは、自社のターゲットとなる顧客層を多く持っているインフルエンサーと協力関係になれるかどうか、です。
Shopifyのマーケティング手法4:コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングは、SEOだと勘違いされることも多くありますが、ココンテンツマーケティングとは、自社の魅力をより伝えるためのコンテンツを作成する事です。
一方、SEOは、Googleに正しく評価してもらい、流入を獲得してもらうための手法となる為、狙いが似ているようで違ってきます。
コンテンツマーケティングは、ブログ記事を書く事だけでなく、TwitterやInstagramなどのSNSを運用していくこともコンテンツマーケティングに該当します。
コンテンツマーケティングは、効果が出るまで3か月~半年ほどかかるといわれているので、地道に継続的にやることが重要となってきます。
SNSを中心にやろうとすると、もっと多くかかってしまいますよね。
コンテンツマーケティングでは、ターゲットが知りたいであろう課題やニーズを的確にとらえて、コンテンツ化していく事が重要な方法となってきます。
Shopifyのマーケティング手法5:アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は、成果報酬型の広告のことです。まず、そのためには紹介を行ってくれる「アフィリエイター」の存在が必要不可欠です。
成果報酬の為、成果報酬の金額を間違えなければ、赤字になることが無いため、取り組みやすい施策となっています。
Shopifyや通販界隈の中で徐々に増えている定期購入やサブスクリプション系ビジネスの場合、単品の通販サイトの成果報酬よりも高単価に報酬を設定する事が出来る為、多くのアフィリエイターを巻き込むことが可能になります。
Shopifyでアフィリエイターを活用するのであれば、以下の記事などを参考にしてみてください。
マーケティングは組み合わせて実施する
Shopifyでマーケティングをしていく際には、今まで紹介した5つの手法やそれ以外の手法も合わせて組み合わせで実行していくことが非常に大切です。
- 新規顧客を獲得できてもリピート化がなかなか進まない
- リピート率は多いが、新規がなかなか増えていかない
- SNSのフォロワーは多いが、売上がなかなか上がらない
どれも実際にある店舗が抱えている悩みです。
あくまでもどの手法も点でとらえることなく、全体のマーケティングプロセスの中で考え、優先順位を決めて、PDCAを回しながら実施してくことが重要になってきます。
まとめ:マーケティングを更に効果的にする為に
いかがだったでしょうか。
Shopifyにおいて、施策を実施していく事はもちろん重要ですが、施策を振り返り分析をすることも大切です。
各施策を実施していきながら、結果をしっかりと数字でまとめていくようにしましょう。
また、全体の視点を忘れずサイト全体のGoogle Analyticsでの分析や、顧客ヒアリングなど定量的な分析と定性的な分析を組み合わせて、新しい施策を考えていく事で、より効果的なマーケティングを実施する事ができるようになります。
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