Shopifyは、世界最大のシェアを誇るECプラットフォームです。優れたデザイン性と柔軟な機能性で近年注目を浴びていますが、Shopifyの導入を検討中の方であれば、料金や手数料が気になるところでしょう。
国内でもShopifyを導入しているショップは増加傾向にあります。効率良くECサイトを運営していくためには、低コストでの運営が不可欠です。
そこで今回は、Shopifyの決済手数料や月額料金について解説します。

Shopifyの料金体系と特徴
Shopifyでは、どのプランを利用しても初期費用がかかりません。月額固定制のプランには、ベーシック、スタンダード、プレミアムプラン、Shopify Plusの4つがあります。
ベーシック
Shopifyの少額プランです。ECサイト構築に必要最低限の機能を備えたプランは、小規模事業主の方や個人でネットショップをされている方におすすめです。
スタンダード
ベーシックプランに、プロフェッショナルレポート機能が搭載されたプランです。中規模事業者に向いており、顧客数の変化やリピーターの販売分析ができます。売上が増えてきた方にもおすすめのプランです。
プレミアムプラン
大規模チームでECサイトを運営する方におすすめなのが、プレミアムプランです。プレミアムプランでは、Shopifyのプランで提供している全ての機能が利用できます。スタンダードよりも高度なレポート作成ができるため、マーケティングを強化したい場合にも最適です。
Shopify Plus
Shopify Plusは、上記3つの通常プラン以上に、大量の受注を行うECサイトに向けたプランです。プレミアムプラン同様にすべての機能が利用できるうえ、チェックアウトのカスタマイズ化やワークフローの自動化など、Shopify Plusにしかない機能が多数追加されています。
なお、Shopifyのプラン変更はいつでも可能です。事業規模や販売経路の拡大にあわせて、プランを柔軟に移行していけるでしょう。
Shopifyの決済手数料について

ECサイト運営者は、加入したプランの月額料金と決済手数料の合計を毎月shopifyに支払います。Shopifyにおける各プランの月額料金と決済手数料は、以下のとおりです。
【Shopifyの月額料金と決済手数料】
ベーシック | スタンダード | プレミアムプラン | Shopify Plus | |
月額料金 | 29 USドル(約2,990円) | 79 USドル(約8,100円) | 299 USドル(約30,800円) | 2,000 USドル(約206,100円) |
国内発行カード | 3.40% | 3.30% | 3.25% | 3.15% |
海外発行のカード/AMEX | 3.90% | 3.85% | 3.80% | 3.75% |
Shopifyペイメント以外の決済サービスを使用する場合の追加料金 | 2% | 1% | 0.50% | 0.15% |
決済手数料は、加入するプランによって料金が変動し、上位プランになるに従って手数料が低くなる仕組みです。たとえばベーシックプラン加入時、買い物客が国内発行カードで決済した場合には、購買価格の3.4%を手数料としてShopifyに支払います。
また、Shopifyの決済サービス利用にかかる取引手数料は無料です。
ただし、Shopifyが提供している決済サービス「Shopifyペイメント」以外の決済サービスを利用した場合には、加入プランに応じて手数料が発生します。

外部決済サービス
Shopifyは自社の決済サービス「Shopifyペイメント」以外にも、多数の外部決済サービスに対応しています。Shopifyペイメントを利用しない場合には、加入プランによって取引手数料が発生するので注意しましょう。
以下は、主な外部決済サービスです。
- Amazon Pay
- Paypal
- コンビニ決済
- 銀行振込
- 携帯キャリア決済
日頃Amazonを利用している方であれば、Amazon Payで決済できるサイトは利便性が高くなります。Paypalは、海外を中心に普及している決済方法です。コンビニや携帯キャリア決済を導入することで、カードを持たない方のニーズも満たせるでしょう。
入金サイクルについて
Shopifyは他社と比較して、入金サイクルが早いことも特徴です。
キャッシュフローは、ビジネスにおいて重要な問題であり、これはECサイト運営にも大きく影響します。顧客の注文から送金・入金まで期間が短いことを理由に、Shopifyを選ぶ事業者もいます。
以下は、Shopifyと他社ECプラットフォームの入金サイクルの比較です。
- Shopify:翌週の金曜日(最短5営業日)
- STORES.jp:月末締め、翌月末払い
- Base:振込申請から10営業日
例えばShopifyなら、日曜日にストアに注文があった場合には、その週の金曜日に送金が完了します。安定した資金繰りで事業を運営したい方にも、Shopifyは向いているでしょう。

まとめ
Shopifyは、初期費用なしの月額固定制のプランを導入しています。3つの通常プランに加えて、最上位プランのShopify Plusもあるため、ECサイトの規模やチーム人数によって料金プランが選べます。
Shopifyペイメントなら取引手数料が無料であるため、コストを抑えて、効率良くサイトを運営できるでしょう。入金サイクルが早く、キャッシュフローが管理しやすい点もメリットです。
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