ecサイト構築プラットフォームshopifyは、外部サービスとの連携のしやすさが大きな特長です。
SNSをはじめとした外部サービスと連携することで、集客や業務効率のアップが見込めます。
この記事では、shopifyで連携できるSNSや、shopifyのapi連携でできることについて解説していきます。
おすすめのサービスも併せて紹介するので、shopifyの機能を拡張したいと考えているecサイト事業者の方はぜひ読んで参考にしてみてくださいね。
shopifyで連携できるSNS
近年のecサイト運営では、SNSを活用した商品PRは欠かせぬポイントになっています。
shopifyと各種SNSを連携することで、集客チャネルを増やして販売機会を拡大することができます。
shopifyと連携できる主なSNSと、それぞれのメリットや連携方法をまとめました。
LINE
<メリット>
LINEの大きな特長はアクティブユーザー数の多さと、幅広い年齢層に浸透していることです。
さらにメッセージ配信機能があるので、より顧客にリーチする効果的な広告を打つことが可能です。
LINEを活用することで、非常に多くの人に商品を紹介できます。
<連携方法>
shopifyとLINEを連携するには、まずLINE公式アカウントの開設を行います。
shopifyの標準機能では、LINE公式アカウントとの連携はできません。
LINE公式アカウントとshopifyストアを連携するためのアプリをインストールし、アプリの手順に従って連携します。
アプリはいくつか種類があるので、shopifyアプリストアでお好みのアプリを探してみてください。
<メリット>
facebookは原則実名登録制のSNSで、ビジネスパーソンを中心にユーザーが多く、信頼性も担保されていることが特長です。
shopifyと連携すると、ユーザーの閲覧情報をもとに関連性の高い商品ページへ誘導する広告機能「facebookダイナミック広告」を利用できます。
shopifyのfacebookとの連携は、Instagramとの連携にも必要となるため、設定しておいて損はありません。
<連携方法>
連携方法をざっくり分けると、以下のステップとなります。
- shopifyの販売チャネルにfacebookを追加
- facebook販売チャネルからfacebook shopを設定する
- facebookショッピングを設定する
詳しい設定手順は、shopify公式ブログ(https://www.shopify.com/jp/blog/set-up-facebook)をご参照ください。
<メリット>
Instagramは写真・動画投稿のSNSなので、商品を視覚的に訴求できます。
ecサイト運営においては、投稿画像からecサイトで商品購入できる「ショッピング機能」が最大のメリットです。
商品画像からshopifyのストアページに直接誘導でき、自然かつ少ない手数で購入に辿り着けるのは他のSNSにはないポイントです。
<連携方法>
shopifyとの連携には、あらかじめInstagramアカウントをビジネスアカウントに切り替えておく必要があります。
連携方法を簡潔に紹介すると次の通りです。
- shopifyの販売チャネルにfacebookを追加
- shopifyのfacebook販売チャネルから、Instagramショッピングを設定
- InstagramからのWebサイトのドメイン認証を行う
- Instagramにてショッピング設定する
公式ブログ(https://www.shopify.com/jp/blog/how-to-connect-instagram-channel)でも詳しい手順の説明があります。
またshopifyアプリにはより簡単に連携できるアプリもあるので、気になる方は使ってみるとよいでしょう。
shopifyにおけるapi連携とは
shopifyの外部サイトとの連携について調べていると、「api連携」というワードを目にすることがあると思います。
よく見かける言葉だけれど、ちょっとわかりづらいという方もいるのではないでしょうか。
ここではapi連携について、簡単に説明していきます。
APIって何?
APIとは、「Application Programming Interface」のことで、アプリケーション同士の間をつなぎ、連携できるようにする仕組みです。
shopifyにおいては、shopifyと他のサービスとを連携させる窓口で、サイトを独自にカスタマイズするのに便利な機能です。
API連携できる機能一覧
shopifyのapiを利用すると、外部サービスと最新の情報を同期できたり、デザイン変更をしたりと、サイトの利便性や独自性を高めることが可能です。
shopifyではapiが豊富なため、自力開発ができるだけではなく、誰でも使えるapi連携のサービスも各所からたくさん提供されています。
外部サービスを活用してサイトの機能充実を図りたい場合には、まず既存の連携サービスを利用することから始めてみるとよいでしょう。
shopifyでapi連携サービスを使ってできること
shopifyでapi連携サービスを利用すると、情報の同期によって大幅な業務効率アップを目指せます。
具体的にはどのようなことができるのか、紹介していきます。
在庫管理
販売チャネルを複数持っている場合、api連携サービスを利用することで、複雑な在庫管理を一元化することができます。
在庫の更新や調整を自動で行えて、正確かつ効率的に管理ができるようになります。
事業規模が拡大し、shopify標準機能でカバーできなくなってきたときには、api連携サービスによる在庫管理がおすすめです。
発送代行
在庫管理同様、発送においてもapi連携サービスで効率化が可能です。
api連携によってデータを呼び出すことができるので、受注から出荷までを自動化できます。
出荷業務の負担を削減できるだけでなく、ミスがなくなるメリットもあります。
顧客管理
api連携できる顧客管理サービスを利用すると、顧客への対応やマーケティング施策を自動化することができます。
顧客のデータやマーケティング効果の分析も可能で、人力でデータとにらめっこするより的確な分析が期待できます。
在庫管理・発送代行サービスおすすめ
shopifyで利用できる、api連携を活用した在庫管理・発送代行のおすすめのサービスを紹介していきます。
ShopifyアプリでおすすめのAPI連携アプリ
はぴロジ
はぴロジはapi連携によって受注から出荷までを自動化できるシステムです。
shopifyアプリストアから公式アプリをインストールできるので簡単に設定できます。
<api連携でできること>
- 1クリックでShopify上の商品マスタを連携、自動更新できる
- 発送業務(出荷指示・出荷実績)を自動連携
- はぴロジ倉庫の在庫の自動連携
<サービスの特長>
- 全国130以上の拠点から配送が可能
- 海外配送に対応
- 初期費用無料で、月100件までは無料で利用可能
公式サイト:https://www.hapilogi.co.jp/
LOGILESS(ロジレス)
ロジレスは、OMS(受注管理システム)と、WMS(倉庫管理システム)の一体型サービスです。
shopifyアプリストアから公式アプリをインストールすることで導入ができます。
<api連携でできること>
- shopifyの受注情報をロジレスに自動取込
- ロジレスの出荷情報をshopifyに自動連携
- 最新の在庫情報を自動反映
<サービスの特長>
- 受注から出荷までをすべて自動化できる
- amazonや楽天市場等、複数のECモールに対応しており、多店舗の在庫管理を一元化できる
- 在庫の賞味期限を管理し、期限の近いものから出荷可能
公式サイト:https://www.logiless.co.jp/
オープンロジ
オープンロジは在庫管理・物流代行を提供しており、物流業務をまるごと外注できるサービスです。
shopifyアプリストアから公式アプリがリリースされています。
<api連携でできること>
- 受注後は注文情報を自動取込、自動発送できる
- shopify上の商品を1クリックで登録可能
- キャンセルも自動で連携
<サービスの特長>
- shopifyの各種アプリとも連携可能
- アパレル特化や冷凍冷蔵倉庫など、希望に沿った倉庫を利用可能
- 完全従量課金制で、導入コストが不要
公式サイト:https://service.openlogi.com/
O‑PLUX 不正注文検知アプリ
かっこ株式会社が提供する不正注文検知サービスです。
データサイエンスを活用した独自の審査ロジックにより、不正注文をリアルタイムに検知し、クレジットカードのなりすまし注文、不正転売・悪質転売、後払い未払い等の不正被害の防止及び審査業務の自動化を実現するクラウドサービスです。
<api連携でできること>
- 不正注文検知
- 自動キャンセル対応
- 再発防止のデータ蓄積
<サービスの特徴>
- 不正データをリアルタイムで共有
- 不正注文の可能性がないか出荷前に審査
- 機械学習による新たな手口への対応、チューニング
公式サイト:https://frauddetection.cacco.co.jp/o-plux/shopify/
顧客管理サービスおすすめ
shopifyで利用できる、api連携を利用した顧客管理サービスのおすすめを紹介します。
Hubspot
Hubspotは顧客対応やマーケティングを一元管理できるサービスです。
連携には、Hubspotアカウントから設定を行います。
<api連携でできること>
- チャットボットを利用して顧客対応を自動化できる
- 売上や商品に関するレポートを作成してマーケティング分析が可能
- 注文履歴に基づいた顧客リストを作成できる
<サービスの特長>
- 商品宣伝メールやかご落ちメールの自動配信ができる
- shopifyだけでは蓄積できない、顧客のweb上の行動データを分析できる
公式サイト:https://www.hubspot.jp/
Easy Tagging
Easy Taggingは、顧客のタグ付け作業の自動化に特化したサービスです。
shopifyアプリストアにて公式アプリをインストールできます。
<api連携でできること>
- 注文・商品・顧客情報に対し、任意のタグ付けを自動で行える
<サービスの特長>
- タグ付けにより顧客をセグメント化し、特定の顧客にキャンペーンを実施できる
- ルール設定によりタグ付けを自動化することで、顧客管理の負担を大幅に軽減できる
公式サイト:https://apps.shopify.com/easy-tagging?locale=ja
チャネルトーク
チャネルトークは、Webチャットとチャットボットが組み合わさったWeb接客ツールです。
shopifyアプリストアにてアプリがリリースされています。
<api連携でできること>
- shopifyの顧客データと連携してマーケティング配信できる
- 顧客情報が保存され、名前や連絡先、興味のある商品などの情報を一覧で確認できる
- 統計機能を使い、カテゴリ別やページ別に過去の問合せの発生率を数値で評価・管理できる
<サービスの特長>
- シナリオ型のチャットボット機能で、よくある質問は顧客がボットとのやりとりで解決できる
- 特定の条件で絞り込んだ顧客に対して一斉メール配信が可能
公式サイト:https://channel.io/ja
まとめ
ここまで、shopifyにおけるapi連携を利用した便利なサービスについて解説してきました。
api連携を活用したサービスでデータを連携することで、特に在庫管理や顧客管理など、人力で進めていた作業を自動化でき、業務効率を大幅にアップすることも可能です。
まだ取り入れていない方は、これを機に自社サイトを見直して、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
\ 導入実績20.000店以上!相談無料!/