Shopify Marketsが最強機能に!BtoBも越境もリアル店舗も一元管理でかんたんにカスタマイズが可能に!

Shopifyでは今までも越境、BtoB、リアルの店舗販売などは可能でしたが、Shopifyの専門家でもないと扱いづらく、複雑になっていました。
今回のアップデートでは、それらすべてが一元管理できるようになるとともに、各マーケット(越境、BtoBなど)ごとにかんたんにカスタマイズができるようになりました!

複数のマーケットで販売するエンタープライズの店舗にはかなり良いアップデートだと思います!

Marketsのアップデートでできるようになったこと

  1. 各マーケット(BtoB、越境、オンライン、店舗販売)の状況が1画面で管理が可能に
  2. 各マーケットごとの価格、ストアフロント(UI)のカスタマイズが可能に
  3. 各マーケットごとの商品や顧客の分析が可能に
  4. その他

① 各マーケット(BtoB、越境、オンライン、店舗販売)の状況が1画面で管理が可能に

添付のようなイメージで、それぞれの状況が一元で管理されます。
「オンライン(各国)」
「リアル店舗(店舗ごと)」
「BtoB(地域ごと)」

これにより
・どこに注力すべきか
・どこを改善すべきか
など、それぞれの優先度を間違えること無く施策を打つことが可能になります。

② 各マーケットごとの価格、ストアフロント(UI)のカスタマイズが可能に

上記のようにマーケットごとの価格設定が可能になります。

またストアフロントもマーケットごとにカスタマイズすることが可能になります(画面上部でマーケットの選択が可能です)。

これにより、特に越境で販売する際などは、国ごとにセール販売時の強調カラーや好むdesignはかわるので、各国に最適な訴求が可能になり、
それぞれのマーケットで「最適なUI、訴求」で「時々で最適な価格」で商品を提供することができます。

③ 各マーケットごとの商品や顧客の分析が可能に

上記のように各マーケットの状況をサマリーで確認したり、

上記のように商品や顧客をマーケットごとに絞り込むこと確認することが可能です。

恐らくですが、まだレポート周りは不十分なところが多いと思うので、詳細な分析については
・PLUSプランの店舗は「カスタムレポート」などを駆使する
・「Matrixify」などのツールでCSVエクスポートして分析する
・外部のBIツール等と連携して分析する
などの対応が必要そうですね。

④ その他

Shopify POSとの連携もアップデートしているようです。

「店舗向けのカタログをつくって小売専用価格」にすることが可能、しかも店舗ごとに変更ができるようなので

  • アウトレット店舗向けに値下げしたり
  • 旗艦店は売れ筋商品を積んだり

することができるようです!

Shopify POSを利用している店舗はまだ多くはないですが、かなり良いアップデートなので、
今後、POSの切り替えタイミングでShopifyPOSの利用店舗が増えそうですね!

今回のアップデートで、何ができるようになるか

すでに複数のマーケットで展開しているストアさんは、悩むところですね。。。
1ストアで越境対応などしている場合は、恩恵をそのまま受けられますが、
複数ドメインに分けてしまっていたり、そもそもShopifyのアカウントを分けてしまっている場合、
統合には当然コストが必要なので、悩ましいですが、個人的には統合していくのが良いかと思います。

Shopifyのエコシステムや恩恵を十二分に受けようと思うと、ShopifyのProductの方向性をきちんと理解して、
その流れに乗っていくのが中長期的には一番コスパがよく、事業の拡大もしやすいかと思います。

 

一方、いまは単一のマーケット(国内のみなど)で販売されているストアさんは良いチャンスです!
今回のアップデートは
・越境がより展開しやすく
・BtoBがより展開しやすく
・リアル店舗の連携がしやすく
なっているので、お客様のデータをShopifyに統合し、一元管理したうえで最適なオンライン / オフラインでのコミュニケーションが取りやすくなります!

もちろん管理、運用業務等の調整などがあるので簡単ではないかと思いますが、これを機に是非検討してみてください!

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