Shopifyで集客を成功させるコツ14選!おすすめ施策は?

ECサイトの売上を上げて成功に導くには、集客が不可欠。しかし、集客方法は広告・SNS運用など様々な種類がある他、ECサイトの商材や規模によって合う施策・合わない施策も変わってくるため一筋縄ではいかないものです。

そこで今回は、Shopifyのサイト運営をしている方に向けて集客を成功させるためのコツをご紹介します。ECmagazine編集部おすすめの14の施策とそのポイントをご紹介しますので、ECサイト(ネットショップ)運営をしている方は、ぜひ最後までご覧ください。

EC集客が重要な2つの理由

そもそも、ECサイトの成功においてなぜ集客が重要なのでしょうか?

1.売上に直結するから

まず真っ先に挙げられるのは売上です。
ECサイトの集客は売上に直結します。ECサイトに訪れる人が商品を買っていくので、当然といえば当然ですが、一日100,000万人が訪れるサイトと100人しか訪れないサイトでは売上が全然変わってきます。

また、意外と知られていませんが、広告を打つ際にも、この集客力は重要になってきます。
広告は、ECサイトの売上を上げるため非常に重要な役割を果たしますが、特に広告を効率よく回す仕組み「リターゲティング」がうまくいくかいかないかは、ECサイトの成否を分つ重要なポイントと言えるでしょう。
ここでポイントなのが、「リターゲティングを効率よく行うには、たくさんの顧客データを収集する必要がある」ということ。
多くのお客さんがくるサイトであればあるほど、広告が効率化は素早く正確になります。リターゲティング広告が効率的に回せるようになれば、サイトの売上は上がり、効率化した分コストも下がるので、利益も出やすくなるわけです。

2.サービス改善につながるから

サービスの改善には、お客さんの声に耳を傾けることが一番です。
しかし、お客さんが少ないサイトでは改善ポイントがどこなのか気づくのに時間がかかってしまいます。

例えば、「商品の梱包の仕方に問題があって、10個に一個商品が壊れてしまう」という問題があった際、日に1000万個売れている商品ならすぐに問題に気づけますが、10個しか売れていなければ「偶然か」と流してしまったりして、根本的な問題の解決ができなかったりします。

また、サイトの改善にも集客は重要な役割を担います。例えば、「サイトの購入画面が使いづらくてお客さんが離れていっている」という問題を抱えていた場合、お客さんのたくさん来ているサイトなら、「購入画面でたくさんのお客さんが離れてしまっている」ということがすぐわかるので、改善も素早くできますが、お客さんが少なければ、そもそも問題に気づくことができないでしょう。

このように、集客はECサイトを運営・改善していく上でも不可欠なものなのです。

集客施策の2つの分類とは?

ではここからは、集客施策についてどんな分類があるかを大きく見てみましょう。
集客施策の中には、大きく2つの分類が存在しています。1つ目が広告施策。2つ目がコンテンツ施策です。

集客施策の分類は、大きく2分類存在しています。

どちらもコストがかかる施策ですが、大きく異なるのは、何にお金をかけていくかという点です。

広告施策

広告施策は、リスティング広告やSNS広告などの広告費にコストをかけていきます。Googleの有力KWへの入札や、Facebook広告のリスティング枠への入札など、広告を出すことに対して料金を支払うものは基本的に広告施策と呼ばれます。

コンテンツ施策

コンテンツ施策は、記事広告やSNS運用といった、広告運用にコストをかけず、コンテンツ作成費用やSNS運用費用といった制作費に対してコストをかけていく広告です。

それぞれの集客方法には特徴がありますが、まずはこの集客施策全体を理解していきましょう。
次に、それぞれのメリットデメリットについて解説していきます。

コンテンツ施策・広告施策のメリット・デメリット

広告施策ごとのメリット・デメリットは以下の図の通り。

広告施策を活用した集客のメリット・デメリット

広告施策での集客で特筆すべきところは、「素早く出せる」という所が特徴になっています。
費用の掛かり方は、クリック課金から、成果報酬型までさまざまありますが、お金を払えば基本的に狙った場所にすぐに広告を出すことが出来るのでスピーディーに集客をしたいという方にはとてもオススメな施策になっています。

コンテンツ施策を活用した集客のメリット・デメリット

コンテンツ施策の特筆すべきところは「長期的にコストパフォーマンスが良くなる」という点です。
SEO対策・コンテンツマーケティング・SNS運用などをしていく事でその素材や記事・コンテンツなどは会社の資産となり、広告と比べると、長期的に見てコストパフォーマンスが良くなる傾向にあります。

ただ、費用は広告と違い、制作に対してかかってくるので、基本的に先にコストがかかってしまい、結果が遅く出てくるので注意が必要です。

コンテンツマーケティングは長期的に効果が出てくるので、地道に継続していくことが大切です。

具体的な集客施策14選

さて、ここまでは集客施策の大枠についてご紹介してきました。ここからは、具体的な広告施策を解説していきます。

顧客層と集客施策の分類別に実施する集客施策を14個整理しています。

基本的に、下の層に行くほどターゲットボリュームは少なくなりますが、費用対効果が良くなる傾向が強いので、下からやっていくのがオススメです。それでは一つずつ解説をしていきます。

広告施策:TVCM

まず最初にTVCMです。
「TVCMなんて、まだまだ自社には関係が無い!」と、考えているショップさんも多いとは思いますが、店舗の規模が大きくなれば選択肢に入ってくる施策の1つなのでしっかりと押さえておきましょう。
TVCMは、無関心層・商品のことを全く知らない層に対しても、PUSH型の情報発信で、強制的に見せることが出来るのでおススメです。

15秒程度のTVCMなら、数十万円から配信できるケースもありますので、ある程度の規模の店舗さんでしたら、検討してみても良いかもしれません。

メリット・圧倒的なリーチ力
デメリット・コストが非常に高い
・効果検証がしづらい

広告施策:SNS広告(無関心~潜在)

SNS広告は無関心層も振り向かせることが出来ます。

続いてSNS広告です。
SNS広告は、InstagramやTwitter、Facebookなどに代表されるソーシャルメディア上に広告を出すことが出来ます。あえて無関心~潜在と分けた理由としては、ターゲットを広く取得する事が出来るので、認知拡大においてもSNS広告は効果的です。

メリット・幅広いところからターゲットを限定まで調整しやすい
デメリット・ターゲット選定方法次第でコストが割高になる
・広告配信と消化に時間がかかることが多い

広告施策:バナー広告

ジャック型のバナー広告。Yahoo!Japanより引用しています。

Yahoo! JAPANマーケティングソリューションより引用

バナー広告といっても非常に種類が様々ありますが、ここでご紹介したいのは、ジャック型のバナー広告です。バナー広告で一般的なのは、記事内やサイドバーに表示させることが特徴的ですが、ここでご紹介したいバナー広告はサイトジャック型などの運用型ではないバナー広告です。

各種メディアには、通常の広告運用では配信できない特殊な枠を持っている事が多くあります。そこに掲載する事で、そのメディア・媒体を見た人に広くリーチさせる手段も広告施策の一つとなっています。

メリット・インパクトを与えながら広告配信できる
・多くの人にアプローチできる
デメリット・自社に合うメディアを探すことが難しい
・メディアとの調整に時間がかかる

広告施策:記事広告

株式会社LIGページより引用。記事広告解説しています。

株式会社LIGより引用

記事広告は、第三者の目線でメディアに記事を書いてもらい、広告を掲載する、あるいは自社で書いたものをPV数の多いメディア媒体に掲載してもらうという手法になっています。記事広告は、より深く自社の魅力を伝えられることが特徴。リスティング広告などでは伝わりきらない「商品の良さ」をPRしたい時は、記事広告がおすすめです。

記事広告は、広告費を払うので記事内容をコントロールしやすいですが、コントロールしすぎて自社に都合の良いことばかり書いたり、過剰に褒めたりすると読者の印象が悪くなってしまい、ブランドイメージが下がってしまう可能性があります。

あくまで、コンテンツとして面白く、読者を引き込んで、商品の魅力を知ってもらえるような記事を作成するよう心がけましょう。

メリット・第三者目線で効果的に商品を宣伝できる
・商品の良さをより深く顧客に伝えることができる
デメリット・自分本意な記事にならないように注意が必要
・メディアとの調整に時間がかかる

広告施策:SNS広告(潜在~検索)

ソーシャル広告は、メディアの特徴に合わせて出し訳をすることで効果的に配信が可能です。

SNS広告の中で、潜在~検索層に出していくのがこの手法になっています。
ターゲットの選定など、広告運用が非常に大変になってきますが、丁寧に運用する事が出来れば、効果的に出稿する事ができるのが特徴です。

メリット・興味関心や年代に応じて広告を出し分けられる
デメリット・効果を引き上げていくと運用コストが高くなる

広告施策:ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、記事内などに配信する事でユーザーの閲覧率を高めてくれます。

こちらは、SNS広告などとほぼ似ていますが、記事内などにバナーが表示されることが多いのがこの広告手法の特徴です。

記事内に自然と表示させるため、ユーザーにとってストレスなく表示させることが出来ます。

メリット・興味関心や年代に応じて広告を出し分けられる
デメリット・効果を引き上げていくと運用コストが高くなる

広告施策:アフィリエイト広告

アフィリエイト広告の流れとは?

広告施策の中で特殊なのがこのアフィリエイト広告です。まず1つの特徴は、成果報酬であるということ。クリック課金ではなく、売れた時に費用が掛かる為、赤字になることが基本的にありません(月額費用など除く)。
また、今までのものは自分でクリエイティブを作成する必要がありましたが、この広告手法では、アフィリエイトASPを経由して依頼する事で、アフィリエイターやメディアが記事を執筆してくれる特徴です。

また、一部のASPでは、ディスプレイ広告など、通常であればクリック課金の高校媒体をASP側の費用で広告配信をしてくれるASPなどもあります。

アフィリエイト広告に出向すると、集客に必要なことをアフィリエイターやASPがやってくれるようになります。
メリット・成果報酬なので、ほぼリスクが無い
・クリエイティブ作成を第三者がおこなってくれる
デメリット・ASPの設定やサイトの設定などが面倒
・月額費用がかかることが多い
→Shopify限定でキャンペーン開催中

Shopifyを利用している方は、ぜひまるっと集客をチェックしてみてください。
固定費無料でアフィリエイト広告が実施できたり、LINEショッピングにも成果報酬で広告を出せるなど、とてもお得なShopifyアプリとなっています。

広告施策:リスティング広告

リスティング広告は、日本語で言うと、検索連動型広告と呼ばれています。
Googleで検索すると画面の上部に表示されるのがこの広告です。

リスティング広告のサンプルです。リスティング広告で集客するために必要なポイントとは?


リスティング広告は、検索ワードを中心に広告表示をコントロールできるので、自社のターゲットが検索しそうなワードをリストアップし広告掲載をすることで、効果的に集客する事が出来ます。

メリット・クリック課金なので低いコストから始められる
デメリット・キーワード設定の難易度が高い
・コストを安くしようとするとかなり細かく設定が必要になる

Shopifyでは、Yahoo!広告 連携アプリを使って、簡単にリスティング広告を始められますので、リスティング広告に興味のある方はぜひご活用ください。

インストールはこちら

広告施策:リマーケティング広告

リマーケティングは、別名リターゲティング広告とも呼ばれる広告手法です。
自社サイトに訪問したことのある顧客に対して、広告配信をして、購入を促す広告のことです。

リマーケティングやリターゲティングは集客+アドオンの施策として有効です。

通販サイトを見ていた後に通常の記事を見ているのに、さっきまで見ていた商品のバナー広告が表示されたことがある経験は皆さんあるかと思います。

一度サイトに訪れてくれた人にだけ広告を配信するので、コンバージョン率などは高く、コストパフォーマンスも良くなる傾向があります。一方、1度サイトに来てくれないと意味がないので、単独ではあまり効果が少ない手法でもあるので、サイト訪問者数が少ない場合は、何かと組み合わせて広告配信をしましょう。

メリット・見込み顧客に広告配信できるのでコスパが良い事が多い
デメリット・サイトに来てくれる人が少ないと広告配信されない

コンテンツ施策:SNS運用

さて、ここからは、コンテンツ施策について解説していきます。
まずはSNS運用です。

SNS運用はECサイト必須のスキルです。

もう説明が必要ないくらいな手法ですね。InstagramやFacebook、Tiktok、Twitterなど、自社のターゲットがいるSNSをメインに運用をしていくのが良いでしょう。

コストがほぼかからず出来るのがメリットですが、フォロワーを増やすために自社ならではの戦略を考える必要があり、難易度は高くなっています。

メリット・コストがかからず、ターゲットにリーチできる
デメリット・フォロワーを増やすための戦略が難しい
・コンテンツを出し続ける必要がある

コンテンツ施策:プレスリリース

ECサイトの方々がやっていないけれどもやって頂きたいのがこの手法です。
プレスリリースは、自社についてメディアで取り上げてもらい、第三者の報道を通じて認知を広げていくことが目的の手法です。

プレスリリースは爆発力があることも・・・!

「日本初」などのキャッチ―なワードと共にプレスリリースを打つことで、メディアに取り上げてもらえることや、場合によってはTV取材などの可能性も広がります。

もちろん取材の申し込みが来ない事が大半なのですが、取材だけでなく、業界関係者からの提携の問い合わせが来るなどの可能性が広がることが多いので是非やっていただきたい手法です。

メリット・メディアから取材依頼がくる可能性が広がる
・業界関係者から提携の依頼が来ることもある
デメリット・プレスリリースには若干のコストがかかる

コンテンツ施策:コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングとは、SEO対策とは異なる手法です。
コンテンツマーケティングとは、読んでいる人たちに対して価値あるコンテンツを提供することで顧客ニーズの育成や、ファン度を高める事などを目的に行う手法です。

コンテンツマーケティングはSEOとは異なります。

各ユーザーに応じたストーリーを設計し、そこでどんな情報を提供する事が出来るとユーザーの「欲しい」を強くすることが出来るのか、ブランドの事を「好き」になってもらえるかを徹底的に考えてコンテンツを制作します。

ユーザー起点でコンテンツを作るようにしていきましょう。

メリット・1度作ると長く利用する事が出来る
デメリット・価値あるコンテンツを作ることが難しい

コンテンツ施策:SEO対策

SEO対策は、Googleなどの検索サービスの評価をしてもらい、上位表示させるための施策です。

SEO対策は、ECサイトにとってかなり重要な施策となっています。


まずは、自社のブランド名で検索された時に上位にちゃんと表示させていくことがファーストステップです。
適切にMeta Descriptionなどを設定しているかどうかを確認しましょう。

その次に、自社商品に関わるキーワードをGoogle Keyword Planerや、Search Consoleなどで洗い出し、狙いたいキーワードに対してブログを書くなどして、徐々に狙うキーワードを広げていきます。

メリット・長期的に集客が見込めるため
デメリット・結果が出るまで時間がかかる
・Googleのアルゴリズム変更などの影響が大きい

コンテンツ施策:リファラルマーケティング

リファラルマーケティングというと、何となく難しい気がしてしまいますが、要するに「紹介」の事です。

リファラルマーケティングは今すぐ取り組むべき集客施策の一つです。

リファラルマーケティングには、簡単なSNS投稿を促すマーケティング手法から、紹介した人や紹介された人に特典を用意するなどのマーケティング手法までさまざまなやり方があります。

今までは、紹介カードなどの紙媒体で行われていましたが、今はデジタルでの紹介施策などをやりやすくなり、効果測定が明確に出来るようになったので、各社がこぞって取り組んでいる集客施策です。

紹介された側と紹介した側の両方にメリットがあり、紹介・購入したくなるように設計する事が一番重要なポイントになっています。

メリット・顧客獲得単価が低くなりやすい
・紹介経由だとLTVが高くなる傾向が強い
デメリット・紹介キャンペーンの設計難易度が高い

まとめ

いかがだったでしょうか。網羅的にShopifyで集客するために必要な施策を洗い出してそれぞれのメリット・デメリットを整理してみました。

Shopifyだけに関わらず、ECサイトを運営している方であれば、どれもやるべき集客・マーケティング施策なので、是非取り組んでみてください。

まずはリスクの少ない成果報酬型(アフィリエイト)広告から

どれからやったら良いか分からない…という方は、まず、リスクが低いところからやってみることが大事です。となるとまずは、成果報酬型の施策をやることがオススメです。

成果報酬型の施策でのオススメアプリは「まるっと集客」。

このアプリを連携させることで、

  • アフィリエイト広告
  • CPC広告(Google・Facebook・Instagramなど)

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