今回はShopifyサブスクアプリの「定期購買」とメルマガアプリの「Klaviyo」を連携して売上アップに繋げる方法をお伝えいたします。
Shopifyで実施しづらいイメージのあるサブスクとメールマーケ。
実は2つのアプリを活用すればたった5分で設定が完了しちゃうんです。
LTV向上、さらにサブスク解約防止に直結する「サブスク×メールマーケ」の方法を徹底解説します。
目次
- サブスク×メールマーケが重要な理由
- 「定期購買」とは?
- 「Klaviyo」とは?
- 「定期購買」と「Klaviyo」の連携方法
- サブスクにぴったり!効果的なステップメールの作成方法
- まとめ
サブスク×メールマーケが重要な理由
LTVアップを最も効率よく達成できる施策、サブスク。
店舗はサブスクを導入することで継続的な売上が見込め、さらに明確な数値目標も立てやすくなります。さらに初回を安く提供するなどの工夫をすることにより、ユーザーの利用ハードルを下げることができるなど、多くのメリットがあります。
ただ、これらのメリットはあくまでサブスクに申し込んでくれたユーザーが一定期間継続して購入してくれた場合のみ発生します。
多額の広告費をかけてようやく獲得したサブスクユーザーが初回のみで解約・・・。
そんな悲劇を生まないために有効なのが「メールマーケティング」です。
サブスクの継続回数ごとに内容の分けたステップメールを定期的に送ることにより、ユーザーとの関係性を築くことができます。
また、有名な「ザイオンス効果(接する回数が増えれば増えるほど、好印象を持つようになる心理現象)」にもあるように、ユーザーとの接触はなるべく頻繁であるべきです。
要するに、メールマーケティングはサブスクの効果を存分に発揮するためになくてはならない存在なんです。
でもShopifyにはデフォルトでサブスク機能もメール送信機能もついていません。
そこでおすすめなのが、サブスク機能は「定期購買」・ステップメール送信機能は「Klaviyo」です。
それぞれなぜおすすめなのか、また使用方法について以下で詳しく説明します。
「定期購買」とは?
Shopifyサブスクアプリでおすすめなのが、「定期購買」アプリ。
現在「定期購買」アプリは1,500店舗以上に導入されており、日本製サブスクアプリNo. 1の実績を誇っています。
選ばれるのにはもちろん理由があります。
機能面・サポート面・費用面・実績面、どれをとっても最も優れていると言っていいでしょう。
「定期購買」の詳しい機能や設定方法については以下の記事を参照してください。
また、他サブスクアプリとも比較したい!という方は、ぜひ以下の記事もお読みください。
さらに、「定期購買」は今回最も重要な「サブスクの継続回数によってタグ付けができる」という機能があります。
この機能を活用し、サブスクの継続回数によってタグ付けをすると、継続回数によって内容の違うステップメールを自動的に送信することができるんです。
「Klaviyo」とは?
続いてはメールマーケができるアプリ「Klaviyo」についてです。
メールマーケができるアプリで有名なのは「Shopifyメール」と「Klaviyo」ではないでしょうか?
「Shopifyメール」でもメールマーケを行うことは可能です。しかし、店舗の規模が大きくなるにつれ、最終的には顧客のセグメント、配信のシナリオや自動化がShopifyのメールアプリだと物足りなくなることが多いです。
そのため、初期から「Klaviyo」を利用することをお勧めしています。
さらに「Klaviyo」は顧客のタグによって細かいセグメントや、自動でステップメールの配信をすることができます。
これらの機能は今回ご紹介する「サブスクの効果を存分に発揮するため」に欠かせない機能です。
その他のメールマーケアプリとの比較は以下の記事に詳しく書いてありますのでぜひチェックしてください!
「定期購買」と「Klaviyo」の連携方法
さて、ここからは「定期購買」と「Klaviyo」の具体的な連携方法について解説します。
まずは「定期購買」アプリ側で顧客情報のタグをそれぞれの購入回数に合わせてタグを設定し、その後「Klaviyo」側でメーリングリストを作成、ステップメール本文を作成します。
「定期購買」側の設定
「定期購買」では購入回数ごとのタグをプランの作成画面から設置できます。
①左のメニューバーから「プラン設定」を選択、プラングループの設定で顧客のタグ設定「タグを追加」から購入回数ごとにタグを設置します。
②保存をクリックしてタグ設定を保存します。
以上で設定は完了です。
管理画面の「顧客管理」からサブスクプランを注文してくれた顧客名をクリックすると、タグが反映されていることを確認できます。
もちろん購入回数1回目の時に設定しているタグは、2回目購入時には削除され、購入回数2回目の時に設定されているタグに自動的に変更されるのでご安心ください。
「Klaviyo」側の設定
まずは「定期購買」で設定したタグを活用して、サブスクの継続回数ごとにメーリングリストを作成しましょう。
その後ステップメールの作成に移ります。
メーリングリストの作成
①左のメニューバーから「Lists & Segments」を選択し、右上の青いボタン「Create List/Segment」をクリックします。
②右側の「Segment」を選択します。
③「Name」にメルマガのリスト名を入力します。この名前はお客さんからは見えないので管理しやすいものにしましょう。
④Definitionで「Properties about someone」を選択します。
⑤その下の選択では「Shopify Tags」→「contains」を順に選択し、その隣のボックスにはアプリ側で設定してあるタグが候補に出てくるので選択します。Typeは「List」です。
⑥最後に右下の青い「Create Segment」をクリックするとメールリングリストが完成です。
あとはそれぞれのサブスク継続回数に合わせた内容のステップメールを作成しましょう。
ステップメールの作成
「Klaviyo」でのステップメール作成は通常のメール作成「Campaign」をほぼ同じです。
ただしステップメールの設定は別途必要になりますので、その方法を解説します。
①左のメニューバーから「Flows」を選択し、右上の青いボタン「Create Flow」をクリックする
②次にどんな人に向けて配信するかを選択するページに遷移します。さまざまなカテゴリがありますが、左上の「Create from Scratch」を選択すると自由な設定ができます。今回はこちらを選択します。
③作成するステップメールの名前を設定します。これはお客様には表示されませんので管理しやすい名前を設定しましょう。
④左側のメニューから「Segments」を選択し、先ほど作成したリストを選択します。選択したら下の青い「Done」をクリックしてください、
⑤続いてステップメールを構築する細かい設定を行います。左のメニューバーで、「送付するEmail作成」や「メールの送付期間調整」などのボックスが配置されています。これらをドラッグ&ドロップすることにより、ステップメールを構築できます。
Email:メールの件名や本文が設定できます
UPDATE PROFILE PROPERTY:送信先を設定できます
NOTIFICATION:簡易的な通知用のメールを作成できます
Time Delay:メールを送信するタイミングを設定できます
Configure your split:構築ツリーの中に分岐を作ることができます
これらをうまく組み合わせてステップメールを作成すると、例えば以下のようなことができます。
【サブスク継続回数3回目の顧客に対して】→【購入から3時間待つ】→【「こちらの商品もいかがですか?」の通知メール配信】→【16時間待つ】→【先行でキャンペーンのお知らせメール配信】
サブスクにぴったり!効果的なステップメールの作成方法
さて、アプリでリストの設定ができたら次は実際のメール内容の作成です。
効果的なメルマガ内容や作成方法については以下の記事を参考にしてみてください。
「定期購買」と「Klaviyo」を使えば、サブスクの継続回数によって自動的に違う内容のメールを送信できる点を強みに、それぞれの顧客にあった内容を作成できるとLTVアップに継続します。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「定期購買」と「Klaviyo」の連携方法について解説しました。
この2つのアプリは簡単に連携することができ、さらに上手く活用すれば着実に売上アップにつなげることができるため、非常に相性のいいアプリとなっています。
ぜひうまく活用して御社の売上向上につながることを祈っています!
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