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ソーシャルギフトのシステム・機能をECサイトへ導入する方法は?導入後の効果も解説!

近年、SNSの利用率上昇や新型コロナウイルスの影響により、対面ではなくソーシャルサービスを通じてギフトを贈れる「ソーシャルギフト」の市場が伸びています。プレゼントを贈る側は、ソーシャルギフト機能を導入しているECサイトで決済に進むだけで手軽に贈り物をできるのが魅力ですよね。

一方、売上アップのためにソーシャルギフト機能の導入を検討しているものの、仕組みや方法がわからず、困っている人も多いのではないでしょうか。

本記事では、ソーシャルギフト機能を導入する方法や、導入することによる具体的なメリットを紹介します。

ソーシャルギフト機能の導入をサポートしてくれるおすすめ企業も紹介しますので、一から導入に向けて取り組みたいと考えている人も安心! ぜひ最後までご覧ください。

ソーシャルギフト機能を導入する方法

今後さらに拡大するであろうソーシャルギフト機能を導入する方法は、大きく分けて「モールに出店する」「自社ECサイトに取り入れる」の2つです。

ギフト需要を新しく取り込むことにより、さらなる売上拡大が見込まれます。今後のソーシャルギフト市場拡大を見据え、導入方法ごとの違いや特徴をおさえて最適な方法を検討しましょう。

ソーシャルギフト専用のモールに出店

時間をかけずにソーシャルギフト機能を導入したい場合は、既存のソーシャルギフト専用のモールに出店するのがおすすめです。例えば、gifteeやLINEギフトといったサービスを利用することで、自社の商品やサービスを手軽にソーシャルギフト化できます。

また、ソーシャルギフト専用のモールに出店することで、自社で新たにシステムを開発する必要もなく、モールの集客力を活用できるのも大きなメリットです。さらに、自社や他のモールではリーチできない層のユーザーを開拓できる場合も。

ただし、モールに出店する際には販売手数料が発生します。金額や条件に注意しながら、自社の商品やサービスに合ったモールを選ぶようにしましょう。

自社ECサイトにソーシャルギフトの機能を導入

自社のECサイトにソーシャルギフト機能を導入する場合、販売手数料等をおさえてソーシャルギフトを提供できます。モールへの出店と比べて制限が少ないため、自社の要件に合わせた独自の機能を実現することも可能です。

自社ECサイトにソーシャルギフト機能を導入する際は、「複数配送先対応」「熨斗/ラッピング対応」といったギフトならではの機能を提供するようにしましょう。

しかし、自社で一から開発する場合は構築に時間もお金もかかります。実際、現在ソーシャルギフトに対応した国内の自社ECサイトは、有名百貨店をはじめとする大規模のサイトがほとんどです。

事業規模によっては、ギフト対応可能なECサイト構築サービスを実施している企業に委託するのが良いでしょう。

ソーシャルギフト機能を導入するメリット

ソーシャルギフト機能を導入すると、多くのメリットがあります。今回は、事業者側、消費者側、それぞれの視点でメリットをお伝えしましょう。

ソーシャルギフトは、ちょっとした感謝やお祝いを伝える際のカジュアルギフトとして利用されることが大半です。値崩れしにくく、商品のブランドを維持しやすいギフト市場は、多くの事業者にとって魅力的な領域といえるでしょう。

メリットを知った上でソーシャルギフト機能を導入すれば、新たな訴求の一環として「ギフト」という観点を取り入れる場合でも、重点を置くポイントを把握できます。

【事業者側】新規客層やリピーターを獲得できる

ギフトを受け取った人は、必ず商品やブランドの存在を認識することになり、ギフトを贈った人から受け取った人へと認知が広がります。受け取った人は、ギフトというサービスの性質上、商品に対してポジティブな印象を持つことが大半。そのため、新規ユーザーとなる可能性も高まります。

また、自分がギフトとして贈ったお菓子を食べたくなり、再度自分用として購入するなど、リピーターとなるユーザーも少なくありません。また、受け取った側が、定期購入することでリピーターになったり、比較的安価なお試し商品から主力商品の購入に繋がったりする場合もあります。

【事業者側】販売経路を増やせる

ソーシャルギフトを通じて、企業は販売経路を拡大し、さまざまな場面で新たなユーザーを獲得する機会を得ることが可能です。

例えば、アンケートのお礼を電子ギフトで送付したり、商品のサンプルや購入特典のノベルティを電子ギフトで配布したりできます。ユーザーが起こした行動に対してすぐにアクションを起こせる点が、ソーシャルギフトの大きなメリットの一つです。プロモーションやブランディングの一環にもなり、認知度向上にもつながるでしょう。

【消費者側】住所や本名を知らなくてもプレゼントを贈れる

ユーザーは、SNS上でのみ付き合いがある知人など、相手の住所や本名を知らなくてもプレゼントを贈れます。

そもそも、ソーシャルギフトで相手の名前や住所を知らなくてもプレゼントを贈れるのは、贈る人と受け取る人の間をソーシャルギフトサービスが仲介し、個人情報はサービス提供者が管理する仕組みになっているためです。

ソーシャルギフトであれば、相手の住所を聞いたり入力したりする手間も省け、物理的な距離やプライバシーの壁を乗り越えて、思いやりや感謝の気持ちを伝えられるでしょう。

また、非接触で贈り物ができる点も時代にマッチしており、受け取る人はもちろん、贈る人にとっても、自宅でさまざまなアイテムを見比べて選べるという手軽さが魅力です。

ソーシャルギフト機能を導入するデメリット

事業者側、消費者側、それぞれに大きなメリットがあるソーシャルギフト機能ですが、当然デメリットも。

2022年に、株式会社ギフトモールによって実施された調査によると、ソーシャルギフト機能を「既に利用したことがある」と回答した人は8.7%と低い数値に留まっています。

しかし、「そのようなサービスを知っている。いずれ利用したいと思う」が15.3%、そのようなサービスを知らない。いずれ利用したいと思う」が26.6%と、いずれ利用したいと考えている利用意向者の合計は42.0%と、利用経験者と合わせると50.7%と半数を超え、ソーシャルギフトの需要自体は高いことがわかります。
参考:20代は63.3%がソーシャルギフトを「利用したい」 ギフトモールが実態調査を公開| 日本ネット経済新聞|新聞×ウェブでEC&流通のデジタル化をリード

これから広がっていくサービスであるがゆえのデメリットもありますので、しっかり確認しておきましょう。

【事業者側】商品が購入されない場合の返金対応に手間取る

クレジットカード決済ならばキャンセルが容易ですが、銀行振込の場合は返金手続きが必要なため、手間がかかります。また、受け取った側が手続きを忘れて日数が経過すると、自動的に注文キャンセルや返金処理が行われる場合もあり、在庫管理が煩雑になることも。

現在は、利用が遅れて期限が切れてしまったり、受け取りが完了していない場合に、自動的に通知を送る機能が実装されているサービスもあります。手続きの締め切りやリマインダー機能の明確な表示をし、利便性を向上させることも大切です。

【消費者側】インターネットに慣れていないと受け取れない場合がある

ソーシャルギフトは受け取る人が一定の手続きをする必要があるため、インターネットに慣れていない人にとっては受け取りが難しい場合があります。ソーシャルギフトの使い方は複数あるため、利用方法がわからず、結果として使用期限を過ぎてしまうことも少なくありません。

受け取る人がスマートフォンなどの操作に不慣れな場合、使い方が記載されたページを紹介するなど、工夫が必要です。

また、贈る人もプレゼントの選択から決済、URLやメッセージの送付までの一連の流れをインターネット上で行う必要があります。操作できなければ、ソーシャルギフト機能を利用することはできません。

ソーシャルギフトの機能導入をサポートしてくれる企業

ここまで、ソーシャルギフト機能を導入するメリット、デメリットを確認しました。メリットを最大限生かすためにも、自社ECサイトへの導入を検討している方も多いのではないでしょうか。

しかし、導入にあたってシステムの構築に要する時間やコストを考えると、一から自社で全て行うのは骨が折れます。

今回は、そんなソーシャルギフト機能の導入をサポートしてくれる企業を2つ紹介しましょう。ECサイトの構築に長けた企業の力を借りることで、社内リソースを確保でき、専門的なスキルを活用できます。

【aishipR】aishipGIFT

aishipGIFT

aishipGIFT公式

aishipGIFTは、ギフト向けECサイト構築のためのクラウド型ASPです。ソーシャルギフト機能だけでなく、熨斗やラッピング、メッセージカードなど、ギフトECに必要な専用機能も提供しています。

特に食品やギフト業界向けに開発されており、三温帯の機能や出荷日別の在庫管理など、食品系のECサイトに必要な機能も多数。さまざまな機能を必要な単位で利用できる新料金プランもあります。

aishipGIFTの大きな特徴として、月2回という高頻度での無償バージョンアップを実施していることです。常に最新の技術を用いてECサイト運営できるよう、新機能や連携、機能改善をリリースし、バージョンアップし続けています。

【ハックルベリー】「All in gift」

all in gift

「All in gift」は、通常のギフト発送はもちろん、ソーシャルギフトにも対応したアプリです。

ギフト機能のオプションも幅広く、例えば「選べるバリエーションギフト」では、ギフトを受け取る人が、商品に設定したサイズやカラーのバリエーションを自分で選べます。特にアパレル関連のギフトにおいて、個人の好みやサイズ感は重要な要素となるため、この機能は大変便利です。

また、「受け取りページ」のカスタマイズ機能を使用すると、受け取った人が閲覧するページやサンクスページを、自分の店舗のイメージに合わせてカスタマイズできます。ロゴの設定や配色、ボタンの色、注意書きの挿入、おすすめ商品のレコメンドなど、細かな設定が可能です。

アプリだけの利用もできますが、サポートを希望する場合はオンライン面談も実施しています。初めてでも、ギフト専門チームが手厚くサポートしてくれるのが安心ですね。

 

All in giftストアページはこちら!

ソーシャルギフト機能は積極的に導入しよう!

本記事では、ソーシャルギフト機能を導入する方法や、導入することによるメリットを説明しました。ソーシャルギフトの機能導入をサポートしてくれる企業も紹介しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

現在、shopifyを用いて自社ECサイトを運営している方には、「株式会社ハックルベリー」の活用がおすすめです。多数の配送アプリとも連携しており、デモストアからギフトのURL発行、受け取りの動作等も確認できます。ぜひ試してみてください。

本記事を参考にすれば、ソーシャルギフト機能をスムーズに導入でき、新たな購買体験を顧客に提供できます。皆さんのサービスが、ソーシャルギフト機能によってより多くの人のもとへ届くことを祈っています!