「単品リピート通販って何?」「単品リピート通販に向いている商材って何だろう?」そのような疑問を持たれる方もいるのではないでしょうか。単品リピート通販は近年、市場規模を拡大している通販方法です。本記事では単品リピート通販の概要や総合通販との違い、単品リピート通販に向いている商材などについて解説します。ぜひ自社の通販事業に役立てて下さい。
単品リピート通販とは
リピート通販は、その名の通り「お客様が一度購入した商品を引き続き購入してもらう通信販売の手法」です。そのリピート通販の中でも、単品リピート通販は「リピートしてもらう前提で一種類の商品または、ごく少数の商品に絞って通信販売するビジネスの手法」です。
単品リピート通販と総合通販の違い
単品リピート通販は、リピートしてもらう事を前提に限られた種類の商品を通信販売するのに対して、総合通販は、さまざまな商品を取り扱う言わば一般的な通信販売です。
単品リピート通販の市場規模
リピート通販の市場規模がアメリカの経済誌フォーブスの記事によると、わずか5年間で46倍に拡大しました。最近になって日本でも認知され始めた注目の市場です。単品リピート通販を多く取り入れているのが化粧品や健康食品。これらは、一度購入して良ければリピートする率も高くBtoCビジネスにも向いているため、これから市場規模は成長すると言われています。
単品リピート通販に向いている商材の特徴
では、実際にどんな商品が単品リピート通販に向いているのか知りたいですよね。
実は単品リピート通販はその特性から向いている商材は限られてきます。
リピートしてもらうことで利益を出していくので、繰り返し使える消耗品や定期的に購入するような雑貨が向いていると言えます。
消耗品や定期購入される商品を通販するだけでは、スーパーやコンビニでも買えたり価格競争で負けてしまったりする場合もあるので、「リピート商品のオリジナリティ」が必要になってきます。
そこでしか買えない商品はネット通販で購入されやすく、単品リピート通販で扱う商品はオリジナル商品が向いていると言えます。
単品リピート通販のメリット
単品リピート通販のメリットを3つ紹介します。
価格競争に巻き込まれにくい
単品リピート通販で扱う商品は、自社のオリジナル商品が多いため価格の設定で他社より安くする必要がないため価格競争に巻き込まれにくいのがメリットです。
生産管理がしやすい
単発で生産する商品だと、どのくらい売れるのか予測が立てづらいのに対して、リピートして販売できるので、一定の売上がある事を事前に把握できて生産管理の計画も立てやすいのもメリット。
生産コストを抑えられる
他社の商品を買って販売するよりも自社で作る方がコストを抑えられます。また、一種類の商品から始められるので、一つの商品に特化できて結果的に生産コストが抑えられてクオリティの高い商品開発ができます。
単品リピート通販のデメリット
メリットの次はデメリットを2つ紹介します。
オリジナル商品であるため認知拡大のハードルが高い
最初は種類の少ないジャンルのため、認知度も少なく売上は少ないです。質の高いオリジナル商品と良質なサービスを提供していれば顧客が付いてリピート率も上がる可能性もあります。PRやマーケティングにかける費用をかける必要があるでしょう。
集客できる層が限定される
もともと種類の少ない商品を選んでオリジナル商品を作るため、ターゲットも限定されます。その中で選ばれるためには様々な戦略を立てる必要があります。
単品リピート通販を成功させるポイント
では、単品リピート通販を成功させるためには何をしたらいいのでしょうか。3つのポイントに分けて解説していきます。
魅力的な商品を開発する
まず第一に商品が魅力的でなければ集客ができません。新規顧客を獲得するためには、オリジナル商品の開発に力を入れましょう。魅力的な商品作りは、ペルソナを設定しターゲット設定を明確にし、そのターゲットと親和性の高いマーケティング方法を実施するようにしましょう。
リピート顧客に育てる
魅力的なオリジナル商品で新規顧客を集客したら、次はリピーターを獲得しなければなりません。そのためには何が必要か見ていきましょう。
初回購入のハードルを下げる
新規顧客獲得のために無料サンプルを用意したりお試し価格を設定したりするといいかもしれません。買おうか迷っている人にお試し価格やサンプル無料のサービスがあれば利用してみようと思う人の目に留まれば購入に繋がるかもしれません。
定期購入したくなる工夫をする
下記は資生堂ヘルスケアオンラインの定期販売サービスの一覧です。
- 初回購入実質無料
- 毎回商品と一緒にプレゼント
- 配送料無料
- 3回継続ごとに合計支払い金額の5%をポイント還元
- お届け日を指定可能
- スキップ制度(一時お休み)
- 返品可能・解約自由
このようなサービスを行っていると顧客も安心するので定期購入してみようと思うかもしれません。
LTVを高めてアップセル・クロスセルを狙う
LTVとは、顧客生涯価値のことで、その人がどれだけ商品に対して利益をもたらしてくれたかを表す数値です。
これを高めるためにはアップセル。クロスセルをともに行うことが重要です。
アップセルとは、購入が決まっていたものよりもバージョンアップした商品を選んでもらうなど、より単価の高いものを購入してもらうような取り組みや商品作りのことを言います。
クロスセルとは、購入が決まっているものとその商品と関連するものを併せて購入してもらうことを言います。この2つの効果で顧客の単価をあげて売り上げを伸ばすことができます。ただ売り上げを上げることだけを考えていると顧客は離れていきますので、あくまでも顧客第一でユーザーの目線に立った施策を考えていくと自然と顧客も付いて売り上げも上がるでしょう。
単品リピート通販の実施はハックルベリーにおまかせ!
ここまで単品リピート通販について説明してきましたが、参考になりましたでしょうか。一言で単品リピート通販と言っても、ただの総合通販とも違いますよね。
単品リピート通販をするメリットは、生産コストが抑えられて生産管理がしやすく、価格競争にも巻き込まれない事です。事業拡大や、新規事業開拓をする人は単品リピート通販の実施を検討してみてください。
ハックルベリーでは単品リピート通販だけでなくECサイト全般の支援を行っております。構築から売上向上支援まで様々な取り組みを行っているので、ぜひ一度お気軽にお問合せください。
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