ECサイト運営を検討中のみなさま。「どのプラットフォームを選べばよいのだろうか」「Shopifyにはいくつかプランがあるようだから、どのプランが最適だろうか」と迷われているのではないでしょうか。
この記事では
- Shopifyの料金プランについて
- プランによる運用コストや選び方のポイント
をご紹介します。
あなたも早速Shopifyを利用してECサイトを立ち上げ、自社商品を効果的に売り出していきましょう。
Shopifyの料金プラン
Shopifyはカナダに拠点を置く多国籍向けのマルチECプラットフォームです。ビジネスの立ち上げ、運営、成長に必要な要素がオールインワンで手に入るECプラットフォームであり、世界中にユーザーがいます。
数百万のビジネスがShopifyを介して繰り広げられていますが、小さな規模からも始められるのが嬉しいポイント。ECサイトは難しそうだと考えている方にも気軽に参入していただくことができます。
Shopifyには中小企業向けの主要な料金プランが3つと、個人向けプラン、大企業向けプランが用意されています。
まずは3つの主要プランを比較検討されることがおすすめです。
プラン別料金比較
ベーシック | スタンダード | プレミアム |
$33/月 | $92/月 | $399/月 |
|
スモールビジネス向け | 中・大規模ビジネス向け |
※米ドル(1ドル=138円にて計算)
※最初の3か月間は月額$1
Shopifyは商品の登録数は無制限です。また、オンラインストレージを利用することができるため、別途サーバーを用意する必要がありません。お店のギフトカードを作り、販売して、プレゼントすることも可能です。
プランが上位になればなるほど、使える機能が増えていきます。大きな特徴を以下にて解説していきます。
ベ―シッククプラン-少人数での運営におすすめ
主要3プランのうち最も安価なプランで、月額$33(約4,600円)です。
オンラインストアの構築ができ、商品登録も無制限で行えるため、ECサイトの公開に必要な基本の機能が揃っています。初めてオンライン販売を始める方にもおすすめです。
スタッフアカウント数が2名までに限定されているため、ECサイトの管理や運営を少人数で行う際におすすめのプランといえます。
スタンダードプラン-越境ECにおすすめ
ベーシックプランより一つ上位のスタンダードプランは月額$92(約12,700円)です。
ベーシックプランに比べて販売手数料やShopifyペイメント以外の決済利用時にかかる料金が安くなります。
スタッフアカウント数は5名までです。5名以上のスタッフで管理や運用を行い、実店舗や複数の倉庫がある越境ECに向いているプランです。最大5つの場所の在庫管理・為替レート設定・2ヵ国語設定・国別のドメイン取得が可能です。
スタンダードプランから上位のプランはShopifyのプロフェッショナルレポート機能が利用できます。特定の商品の販売データや顧客レポートをもとに、新規顧客とリピーターの販売比較や国別の分析などができるようになります。
プレミアムプラン-より戦略的な展開におすすめ
プレミアムプランは月額$399(約55,000円)です。
主要3プランの中では高額に感じるかもしれませんが、販売手数料は主要3プランの中で最も安く設定されています。取引量の多い場合におすすめです。
スタッフアカウント数が15名と多く、大人数で積極的なマーケティングを行いたい場合におすすめのプランになります。
プレミアムプランの特徴として、カスタムレポートを作成できます。Shopifyオリジナルレポートで、マーケティング戦略の分析や改善に役立ちます。
スタータープランとShopify plus
これまでご紹介した主要3プランの他にも、より軽い気持ちで試すことができるスタータープラン(月額$5)、
より大きな規模で運営したい方向けのShopifyPlus(月額$2,000~)という2つのプランがあります。
スタータープランでは、SNSやメッセージアプリを通じて商品を販売することができますので、お試し向けのプランといえます。
Shopify導入後にかかる費用
ECサイトは立ち上げたいけど、費用がどのくらいかかるのかは大きなポイントです。ここではShopifyを使ってECサイトを立ち上げるにあたり、プラン毎に必要な費用についてご紹介します。
月額費用
契約プランによって異なる、Shopifyの使用にかかる月額利用料金です。月々の維持費としてかかるお金で毎月のコストですが、長く運営を検討されている方は、契約を年払いにすることで月払いよりも安く費用を抑えることが可能です。
ベーシックプランでも、月8ドルの差がありますので年間の差額は$96(約13,300円)!長い目で見ると積み重なって大きな節約となります。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
月払い | $33/月 | $92/月 | $399/月 |
年払い | $25/月 | $69/月 | $299/月 |
※米ドル
取引手数料
Shopify payment以外の外部決済サービスを導入した際にかかる手数料のことです。
ベーシック | スタンダード | プレミアム |
2% | 1% | 0.5% |
Shopifyペイメントを利用すれば、取引手数料はゼロで済みます。
塵も積もれば山となりますので、費用を節約したい方はShopify paymentの導入もご検討ください。
決済手数料
ユーザーが商品を購入する際の決済にかかる手数料です。上位プランになればなるほど、決済手数料は低くなり、自社の売り上げ規模によってプランを検討する目安になります。Shopifyの決済手数料は様々なパターンがあり、詳しく解説していきます。
Shopifyの決済手数料
ユーザーが商品を購入する際の決済方法によってかかる手数料が、決済手数料です。
主にクレジットカード決済に必要で、料金がカードブランドによって異なります。
Shopifyでは決済手数料が以下の2つの場合によって異なります。
- Shopifyペイメントを利用する場合
- Shopifyペイメントを利用しない場合
Shopifyペイメントを利用する場合
Shopify ペイメントとはShopifyが提供するクレジットカード決済です。顧客側は、Visa・Mastercard・JCB・American Expressのクレジットカードと、Shop pay・Google pay・Apple payの電子決済が利用できます。
取引ごとの手数料などはなく、Visa、Mastercardの場合では3.4%の手数料のみで決済ができます。
Shopifyペイメント以外を利用する場合
決済手段によって手数料が異なります。詳細を確認したい方はこちらをチェックしてください。
Shopifyはプラン変更や解約が可能か
Shopifyのプランはいつでも変更が可能です。上位のプランへの変更も、下位のプランへの変更できるため、売れ行きや目的に応じてプラン変更をすることができます。
Shopifyを始めた後の解約も可能です。いつでもアカウントをキャンセルすることができます。
とりあえず使ってみたいという方に向けて、Shopifyではクレジットカード等の用意なしで3日間無料で体験することが可能です。
まずはお試しでアカウントを作ってみた後、規模や段階に応じて適したプランを選んでみてはいかがでしょうか。
Shopifyの最適なプランの選び方
プランの違いは分かってきたでしょうか。
Shopifyの最適なプランは、運用に必要な費用と売り上げ目標などから導きだすことができます。
まだまだお悩みの方に向けて、そもそもShopifyのメリット・デメリットを整理してみましょう。
Shopifyのメリット
- 低コストでECサイト運営を始められるのでチャレンジしやすい
- プログラミングの知識などが不要
- Shopifypaymentを利用すれば取引手数料はゼロにできる
- アプリやテーマが豊富でカスタマイズ性が高い
- プログラミングの専門知識がある方はさらに様々な工夫が可能
- スマホから売上や在庫状況を管理できる
- Shopifyを使って構築したECサイトの売上や在庫状況など、スマートフォンから管理できます
- スマートフォンでECサイト運営に必要な商品の追加など、ほとんどの動作が可能です。
- 多言語対応で簡単に越境ECも運営できる
- 設定によって自動翻訳機能が備わっています。
- 通貨換算も自動で行われます。※別途、両替手数料が発生する場合があります。
- 海外配送にも対応
- Shopifyで配送したい地域を設定すると、インボイスや納品書の作成ができます
- 配送業者も選定も行えます。
Shopifyのデメリット
ShopifyでECサイトを立ち上げるだけでは集客できない
ShopifyでECサイトを立ち上げたら商品がすぐ売れる!というわけではありません。ECサイト自体はShopifyで簡単に作ることができますが、集客は広報などで努力する必要があります。サイトを作ったら、SNSや広告を活用し、戦略的に集客のためのPRを行いましょう。
細かくカスタマイズするにはプログラミングの知識が必要
Shopifyをより細かくカスタマイズしたい場合には、HTML/CSSの知識が必要です。
もともと豊富なテーマが用意されています。
しかし、自社のブランドにマッチするテーマがなかったり、オリジナルでイメージを作りたい場合には、HTML/CSSを使ってカスタマイズしましょう。
ただし、Shopifyは専門知識がなくても一定程度のクオリティでECサイトを構築できますので、あまりデメリットと思わず初めて見ることがおすすめです。
プラン選択の際は、Shopify導入後にかかる月額費用、取引手数料、決済手数料、について確認し、かけるべきコストと売り上げ目標などを目安に検討しましょう。
まとめ
Shopifyの料金について、プランや運用コストなどをご紹介しました。
Shopifyはビジネスが軌道に乗ってくると「コストパフォーマンスが良い」ことで有名です。
- まずはECサイトを始めてみたい方
- ゼロからECサイトを作る知識や技術を持たない方
- 海外発信を検討していて越境ECサイトを使いたい方
に非常におすすめのプラットフォームとなっています。
自社の規模や目的にマッチするプランを選択して、Shopifyで早速ECをはじめてみましょう!
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