ECサイトをテンプレートで構築するのはアリ?
手軽におしゃれで使いやすいECサイトを作れる!
ECサイトは、デザインがあらかじめ用意されている「テンプレート」を使って構築する方法があります。
商品情報などを入力するだけで誰でも簡単に、しかもおしゃれで使いやすいECサイトを構築できます。
手間をかけずに簡単に作れてしまうため、「こんなんでいいのか?」「テンプレートで作ったECサイトはいいのか?」と不安になってしまうこともあるでしょう。
結論から言うと、ECサイトをテンプレートで構築するのは「あり」です。
いちからデザインしなくても、見た目がおしゃれで使いやすければ、ユーザーの満足度は高いものになるからです。
また、ユーザーはECサイトのデザインよりも商品の詳細やストーリー、口コミを重視します。
特別なこだわりがない限り、いちからサイトをデザインするよりも、テンプレートを活用してサイトとしての使いやすさや商品の訴求に時間をかけるのがむしろ効率的といえるでしょう。
ECサイト用テンプレートの使い方
ASPカート内で用意されているものを使う
もっとも早いのは、ASPカート内のテンプレートを使うことです。
ASP型のECサイト構築サービスの多くは、無料で使えるテンプレートを提供しています。
ECサイトを始めたての初心者は、まず用意されているテンプレートから自分好みのものを選ぶことがおすすめです。
サービス内で直接使えるものがほとんどで、商品情報を入力し、操作方法を覚えるだけで自分なりのECサイトを簡単に構築できます。
ワードプレス用などに配布されているものを使う
ワードプレスでECサイトを構築し、ECサイト向けのテンプレートを使うという方法もあります。
テンプレート自体にEC機能が備わったものも多くリリースされており、導入するだけですぐにおしゃれで使いやすいECサイトが構築できます。
有料のものから無料で使えるテンプレートが多く配布されていますが、マニュアルが日本語に対応していない傾向が多い点は注意が必要です。
HTMLテンプレートとして配布されているものを使う
HTMLやCSS といったWebデザインのスキルがある場合は、HTML型のテンプレートが便利です。
ソースコードを貼り付けるだけで簡単にサイトが出来上がるだけでなく、自分好みにサイトをカスタマイズすることも可能です。
ただしHTMLやCSSの専門的な知識だけでなく、使っている構築サービスがコードの編集に対応しているかを確認する必要があります。
ECサイト用テンプレートの選び方
ここからは、ECサイト向けのテンプレートの選び方について解説します。
ASPカートやワードプレスに関係なく、自分のお店に合ったテンプレートを選ぶことが重要です。
使っているCMSに合うかどうか
まずは、自身が使っている構築サービスやCMSに合ったテンプレートを選びましょう。
たとえば、ワードプレスならワードプレス専用のテンプレートを選びます。
ECサイトを初めて使う初心者の人は、まず「BASE」や「STORES」、「Shopify」などといったASPカートに登録するのがほとんどでしょう。
その場合は、ASPカートに登録してサイトを構築する段階でテンプレートを選ぶことになるので、あまり気にしすぎる必要はありません。
取り扱う商品に合うかどうか
テンプレートを選ぶ際は、デザインが取り扱う商品に合うかどうかも重要になります。
アパレルや食品、雑貨・家具・アクセサリーなど、販売している商品によって適したデザインは異なります。
たとえばアパレルの場合は、服を立てるためになるべくシンプルなデザインのものを選ぶと良いでしょう。
商品のターゲット層にマッチしているか
ターゲットとする顧客層に合ったデザインを選ぶことも大切です。
例えば、若い年齢層の人をターゲットにするならポップなデザイン、高級品を扱うなら落ち着いた色合いのデザインなどを選びましょう。
使いやすいデザインかどうか
見た目だけでなく、ユーザーにとって使いやすいデザインのものを選ぶことが必要です。
商品検索やカートへの入れ方、購入までの導線、メディアコンテンツの見やすさなど、直感的に操作できるかどうかは売れるECサイトを構築する上で大切なこと。
テンプレートごとにサンプルを見られることも多いので、まずはユーザー側の目線に立って実際に試してみることをおすすめします。
HTMLなどでカスタマイズができるかどうか
ある程度ECサイトに慣れている人にとっては、テンプレートを自由にカスタマイズできるかどうかも重要です。
ASPカートの多くはHTMLやCSSの編集機能があり、細かい部分を自分好みにカスタマイズできます。
HTML・CSSの編集に対応したおもなASPカート
- BASE
- STORES
- Shopify
- Futureshop
- Makeshop
- カラーミーショップ
またワードプレスのテンプレートを導入する場合は、プラグインなどを駆使しつつECサイト上の機能も含めてカスタマイズすることも可能になります。
コストが見合っているかどうか
有料のテンプレートを導入する場合は、初期費用などのコストに見合うかどうかもチェックしましょう。
ASPカートを使う場合は、無料のテンプレートがほとんどなのであまり気になる必要はありません。
有料のテンプレートはデザインや機能性が高く、ユーザーにとっても使いやすいECサイトを構築することができます。
これから運営するECサイトの規模や予算に応じて選ぶようにしましょう。
ECサイト向けのWordpress用おすすめテンプレート
ここからは、ワードプレスで使えるおすすめのECサイト向けテンプレートをご紹介します。
ワードプレスでは、すぐに使えるテンプレート(テーマ)が数多くリリースされており、専門的な知識がなくても簡単におしゃれなデザインのサイトを構築できます。
さまざまなプラグインと連携させられるほか、EC機能が組み込まれているテーマもあり、すぐにECサイトとして運営することも可能です。
GLAMOUR
価格:39,800円(税込)
Welcart対応
GLAMOURは、TCDが開発したECサイト用のワードプレステーマです。
Welcartに対応しており、ECサイト運営に必要な機能がひととおり揃っているので、専門的な知識がなくてもすぐに導入可能。
マガジン系のECテーマなのでメディアコンテンツの展開がしやすく、ユーザーにとっては商品のイメージがしやすいサイトに仕上げることができます。
どんな商品にも合いますが、中でも実物のイメージが大切なアパレル系のECサイトを展開しようと考えている人にはおすすめです。
「GLAMOUR」のサンプルはこちら
https://demo.tcd-theme.com/tcd073/
ICONIC
価格:39,800円(税込)
Welcart対応
ICONICも、TCDが開発しているECサイト向けワードプレステーマの1つです。
シンプルなデザインが特徴で、少ない情報量でもしっかり商品の良さを訴求することが可能。
シンプルながらもカート機能や会員管理など、ECサイト運営に必要な機能が揃っているので、誰でも手軽に運用することができます。
GLAMOURとは価格も同じですが、まずはシンプルに商品を売りたい、メディア展開よりもトップページの導線を重視したいという人はICONICがおすすめでしょう。
「ICONIC」のサンプルはこちら
https://demo.tcd-theme.com/tcd062/
EGO
価格:39,800円(税込)
Woocommerce・Welcart対応
同じくTCDからリリースされているEGOは、Welcartだけでなく、WooCommerceにも対応している点が大きな特徴です。
こちらもシンプルなデザインとなっており、日本人にとってもなじみやすいECサイトが構築可能。
「EGO」のサンプルはこちら
https://demo.tcd-theme.com/tcd079-simple/
商品数が多くなくても寂しくならないような設計がされており、初めて商品を売る人でも充実感のあるECサイトが作れます!
Proteo
価格:無料
WooCommerce対応
Proteoは、無料で使えるWooCommerce向けのワードプレステーマです。
無料ながらもひととおりのカスタマイズ機能がそろっており、シンプルなデザインで商品を訴求することが可能。
自分好みのECサイトを手軽に構築できますが、説明書が英語のみである点だけは要注意でしょう。
「Proteo」のサンプルはこちら
https://proteo.yithemes.com/classic-shop/
ECサイト向けのおすすめHTMLテンプレート
WordPress以外にも使える、おすすめのECサイト向けHTMLテンプレートを2つご紹介します。
ソースコードを貼り付けるだけで簡単におしゃれなECサイトが出来上がるので、ある程度HTML・CSSの知識がある人はぜひチェックしてみてください!
Essence
価格:19ドル〜
Essenceは、海外のテンプレートサイト「Colorlib」からリリースされているECサイト向けのHTMLテンプレートです。
余計な情報を一切入れないシンプルなデザインが特徴で、白い背景は商品がより華やかに見えますね。
アパレル系はもちろん、家具やアクセサリーなど、色味の訴求が大事な商品を紹介するのにおすすめのテンプレートといえます。
「Essence」のサンプルはこちら
https://preview.colorlib.com/#essence
ECサイト スタートアップテンプレート
価格:ASK
クラウド型のECサイト構築ASP「aishipR」が製作した国産のECサイト向けテンプレートです。
ECサイトをこれから導入しようとする企業向けのテンプレートですが、ECサイトに必要な機能がひととおり揃っており、レスポンシブ表示にも対応。
画像やテキストを差し替え設定するだけで、使いやすいECサイトをすぐに構築することができます。
テンプレートを見る限りでは、日本のECサイトで多く見られるような過不足ない情報量のデザインなので、とても馴染みやすく感じるのではないでしょうか。
「スタートアップテンプレート」のサンプルはこちら
テンプレートを活用して自分好みのECサイトを作ろう!
ここまで、ECサイトのテンプレートについて解説してきました。
テンプレートをそのまま使うことに抵抗がある人もいるかもしれませんが、ユーザーにとっては、サイトがテンプレートで作られたかどうかよりも商品の良し悪しのほうが大切です。
良いと思ったテンプレートは有効に活用して、自分好みで使いやすく、売り上げアップにつながるECサイトをぜひ構築してみてください!
テンプレートを活用したECサイトの構築にもし悩んだら、ECサイトの構築をお手伝いしてくれるサービスもあるので、検討してみるのもおすすめです。
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