2024年6月25日、Shopifyより「Shopify Summer ‘24 Eiditon」が発表されました。
新たに150種類以上の機能・製品アップデートがリリースされ、Shopifyはより進化したECプラットフォームとなりました。
あまりに多すぎるアップデートに、
「アップデートが多すぎてついていけない」
「誰か分かりやすく解説してほしい」
と思っている方も多いのではないのでしょうか?
そこで本記事では、Eiditonで発表された以下の新機能について、分かりやすく解説します。
フルフィルメントのロケーション変更が簡単に!
「Shopify Summer ‘24 Eiditon」で紹介された、フルフィルメントのロケーション変更についてのアップデートについて解説します。
注文のルーティング設定をしている場合、注文のロケーション変更時に最適なフルフィルメントロケーションが提案されるようになりました。
Eiditonの特設ページでは次のように説明されています。
フルフィルメントの場所を簡単に再割り当て
配送および注文ルーティング設定に基づいて、個々の注文の発送場所変更の際に発送場所の提案を取得します。
【引用元】Shopify Summer ‘24 Eiditon – フルフィルメントの場所を簡単に再割り当て
Eiditonの特設ページのデモを見てみましょう。
発生した注文に対して「Change fulfillment location(配送のロケーションを変更する)」を押すと・・・
最適のロケーションが提案されることが確認できます。
「Detroit Warehouse (Suggested)」の部分が、Shopifyが自動で提案してくれたロケーションですね。
Shopifyでの「注文のルーティング設定」とは?
新機能の説明に、「配送および注文ルーティング設定に基づいて、個々の注文の発送場所変更の際に発送場所の提案を取得します。」と記載があります。
注文ルーティング設定とは公式ヘルプの説明を借りると、次のような機能です。
注文の発送ルートの決定
発送ルート決定機能では、さまざまな発送ルート決定ルールに基づき、注文をフルフィルメントするロケーションが自動的に割り当てられます。Shopifyのデフォルト設定を使用することもできますが、ビジネスのニーズに基づいて注文の発送ルートを細かく調整することも可能です。2か所以上の有効なロケーションを設定すると、Shopifyで注文のルーティング機能を利用できるようになります。お客様の注文に含まれる各アイテムのフルフィルメントに使用するロケーションは、ルールに基づいて決定します。ルールを追加、削除、再調整することにより、ロケーションの優先順位を変更することができます。
ロケーションとは商品の保管場所、すなわち商品の発送元倉庫を指します。
Shopifyでは、そのロケーションを複数登録できます。
ストアが複数のロケーションを持つ場合、注文が発生した際に「商品をどのロケーションから発送するか?」を決めるのがルーティング機能です。
ただ、上記ヘルプに記載の通り、基本的にはShopifyのデフォルト設定を使うケースがほとんどです。
注文のフルフィルメントについてのShopify公式ヘルプについて
今回「Shopify Summer ‘24 Eiditon」で紹介された、フルフィルメントのロケーション変更についてのアップデートについては、以下の公式ヘルプでも解説されています。
【参考】注文を個別にフルフィルメントする – Shopify公式ヘルプ
ページ内の「フルフィルメントのロケーションを変更する」の項目をみると、以下の説明があります。
この部分が、今回のEiditonで紹介された新機能になります。
なお、注文発生時のフルフィルメントの挙動は以下の2つから選ぶことができます。
- 注文を自動で発送する
- 注文を手動でフルフィルメントする
「注文を自動で発送する」を選んだ場合、注文と同時にその商品は発送完了扱いになります。
これはギフトカードやデジタルコンテンツ、ダウンロードコンテンツの場合に使う設定です。これらのコンテンツの場合、購入と同時にダウンロードおよび使用が可能なので、フルフィルメントは自動になります。
多くのストアの場合は、「注文を手動でフルフィルメントする」を使うことになります。
こちらの場合、注文後に配送業者を手配し、発送が完了したタイミングでフルフィルメントを完了にします。フルフィルメントが完了すると、お客様に発送完了通知が送られます。
まとめ
2024年6月25日の「Shopify Summer ‘24 Eiditon」では、新たに150種類以上の機能・製品アップデートがリリースされました。
今回は数ある新機能の中から以下について解説しました。
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なお、150種類以上のすべての機能・製品アップデートは以下より確認できます。
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