CommChatを改善してみたーレポート機能/ABテスト機能について

初めに

前回、CommchatでCVRの高いシナリオを作成していくポイントをお伝えしました!

ご利用いただいているストアさんからも反響があり嬉しく思っております。

今回はシナリオ改善に役立つレポートやABテスト機能についてご紹介します。

ポイントに気をつけたとはいえ、一回のシナリオでCVRがあがるチャットを作るのは非常に難しく、どのように数値を見て改善を重ねていくべきかという点に焦点を当ててお伝えします。

レポート機能で見るポイント

まず、レポート機能では以下の数値をみることができます。

  • 基本指標
    • 購入数/購入CVR/起動CTR/訪問ユーザー/起動ユーザー/購入ユーザー/日付別数値など
  • シナリオ分析
    • シナリオの表示順/離脱が大きい順/離脱率が高い順に並べ替えて離脱箇所を見ることができます
  • 決済手段
    • 選択された決済手段の割合を確認できます
  • ユーザー属性
    • ユーザーのデバイスとブラウザの割合を確認できます。

 

離脱を改善するにはシナリオ分析レポートを見るのが最もわかりやすく効果的です。

以下ではこちらのシナリオ分析レポートを利用したシナリオ分析の方法をお伝えします。

シナリオ分析レポートの見方

シナリオ分析レポートでは表示順/離脱が大きい順/離脱率が高い順に並び替えて離脱のポイントをみることができます。

離脱率は、その項目が表示されたユーザーを分母に、入力完了しなかったユーザーの数を割って計算されます。

基本的には離脱率が高く、シナリオの表示順で後ろの方の項目から改善していくのがセオリーです。

なぜならば、最後まで残っているユーザーの方が購入意欲が高く、改善に成功した際の数値インパクトが大きくなるからです。

 

例えばこちらのシナリオの場合、上から順に支払い方法の選択、名前入力、クレジットカード情報の入力、規約確認、住所の入力の順に離脱率が多いことがわかります。

表示順を確認すると、「支払い方法選択」→「名前入力」→「住所入力」→「クレジットカード情報入力」→「規約確認」の順となっており、改善のインパクトが大きいのは「規約確認」「クレジットカード情報入力」ですが、冒頭の「支払い方法選択」「名前入力」の改善でも大きなインパクトが期待できそうです。

 

改善方法の検討について

改善すべき項目が特定できたので、次はその改善方法を検討します。
まず、シナリオを再確認してみましょう。

今回の「支払い方法選択」を見てみると、選択肢が不明瞭になっていることがわかりました。

この状態では、ユーザーがどの支払い方法を利用できるのかが不明確で、結果的に離脱が発生してしまう可能性があります。
こうした振り返りを行うことで、「その他支払い方法」を明確に提示することで離脱が減少する可能性があるという仮説を立てることができます。

 

立てた仮説が正しいか検証する方法

ここまでで、離脱のポイントと改善方法について仮説を立てることができました。

次は、この仮説が正しいかどうかを検証するフェーズに進みます。
そのためには、ABテスト機能を利用して実際に検証を行います。

CommChatのABテスト機能ではブラウザを50:50の割合でランダムに振り分けてパターンAとパターンBの数値を比較してみることができます。

比較対象はShopifyの通常導線だけでなく、シナリオ同士の選択も可能です。

 

例えば、先ほどのシナリオを複製し、「その他支払い方法」の選択肢を追加したシナリオを用意します。
その後、ABテストを実施して、改善効果を確認します。

 

最後に

いかがでしたでしょうか?
CommChatの標準機能を利用してシナリオ改善を行う方法についてご紹介しました。
ぜひ、CommChatでPDCAを回し、貴社に最適化されたシナリオでCVRを最大化してみてください。

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