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Shopify使い方マニュアル!登録〜運営まで徹底解説!

「ShopifyでのECサイト開設に興味がある」

「Shopifyの特徴や基本的な使い方を知りたい」

この記事では、これからShopifyを使ってみたいと思っている方に向けて、使い方をわかりやすく説明しています。

カナダ発のShopifyは、ECプラットフォームとして世界最大のシェアを誇っており、ECサイト運用に必要な機能はもちろん、アプリによる拡張性も高く非常に人気があります。

そんなShopifyの

  • 登録からオープンまでの流れ
  • 特徴と機能や注意点
  • それぞれのプランの詳細

について解説していきます。

Shopifyの導入を検討している方はぜひ参考にしてください。

Shopifyの使い方!登録からオープンまでの7つのステップ

それではまず最初にShopifyを運用するために必要な、登録からオープンまでの7つのステップを紹介します。

  1. Shopifyに登録
  2. Shopifyのストアをデザイン
  3. 取り扱う商品の追加
  4. コレクション(商品カテゴリ)を作成
  5. お問合せページなどのページを作成
  6. 送料の設定
  7. 決済方法の設定

各項目ごとに詳しく説明します。

1.Shopifyに登録

まずはShopify公式サイトにアクセスし、登録を行いましょう。

公式サイトにアクセスしたら、メールアドレスを入力し、「無料体験をはじめる」をクリックします。

続いて、メールアドレス・パスワード・ストアの名前・ストアURLを入力し「ストアを開く」をクリック。

その後に、簡単なアンケートに回答し、必要な情報を入力後「ストアに入る」をクリックしましょう。

管理画面が表示されたら、ブックマークに登録しておくと便利です。

2023年7月現在、Shopifyの無料体験期間は3日間となっております。

2.Shopifyのストアをデザイン

次に、Shopifyのストアのデザインを行います。

Shopifyではさまざまなデザインのテンプレートの用意があり、中には無料のものもあります。自社ブランドのイメージに合うデザインに変更しましょう。

その後管理画面のテーマエディタに移動し、画像や文字、セクションを追加することができます。

3.取り扱う商品の追加

続いて、管理画面左側にある「商品管理」を選択し、その後画面右に表示される「商品を追加する」の項目を選び、商品を追加していきます。

商品追加の画面に移動したら、タイトルや商品説明などの必要な情報を入力します。

商品の数が多い場合は、CSVファイルを活用し、全商品を一括で登録することも可能です。一品ずつの登録が面倒と感じる場合にも、非常に役に立ちます。

4.コレクション(商品カテゴリ)を作成

Shopifyではコレクションという機能が搭載されており、これが商品カテゴリにあたります。

「自動コレクション」と「手動コレクション」の2種類から選択可能。

自動コレクションは、値段やタグなど商品の追加条件を設け、自動的に商品コレクションに追加できる機能です。

左側メニューから商品管理内のコレクションを選択し、右上に表示される「コレクション作成する」を選ぶと、コレクションの設定画面が出てきます。そこで、自動/手動を選択でき、自動コレクションの追加条件を設定できます。

5.お問合せページなどのページを作成

ECサイト運営で必ず用意が必要になる、「お問い合わせページ」や「特定商取引法に基づく表記」のページを作りましょう。

管理画面のオンラインストア→ページ→ページ追加から作成することが可能です。

特定商取引法に基づく表記についてはページ追加の方法の他に、設定→ポリシーからも作成できます。

6.送料の設定

続いてストアに送料を設定します。

送料については、注文商品の重量、もしくは合計金額から算出される2パターンがあります。また、都道府県ごとに送料を設定することもできます。

送料の設定は管理画面から設定→配送→送料を管理するを選ぶと、設定が可能です。

最初は国内配送の送料は全国一律1,000円で設定されています。必要に応じて地域や商品に合わせた送料を設定しましょう。

7.決済方法の設定

最後に決済方法を設定します。

Shopifyでは、最初から、PayPalと「Shopifyペイメント」という決済システムが備わっています。このShopifyペイメントを有効化すれば、クレジットカードやApple Pay、Google Pay決済に対応できます。

画面左下に表示される設定をクリックし、決済機能をクリックすると決済の設定画面が出てきます。

Shopifyペイメント、PayPalの他にも、Amazan Payや携帯キャリア決済にも対応可能です。必要な決済方法は使えるように設定しましょう。

決済方法の設定ができたら必ず、公開前のテスト注文を行い、決済の流れがスムーズに進むか、動作に問題がないか確認を行ってください。

Shopifyの特徴と強み

ここからはShopifyの特徴や強みについて、5つのポイントを見ていきましょう。

  • 決済方法や対応言語の豊富さ
  • 在庫管理や配送に関する対応に強い
  • 幅広いカスタマイズを可能に、8,000種類以上ある拡張アプリ
  • SEO対策やSNS連携で実現する、集客力の高さ
  • 越境ECに挑戦しやすい

それぞれの項目ごとに説明します。

決済方法や対応言語の豊富さ

Shopifyは世界175ヶ国、100万以上の店舗での利用があり、多くの決済方法や言語、さまざまな国の税率にも対応しています。

Shopifyが対応している決済サービス
Shopifyペイメント PayPal Paidy NP掛け払い
Apple Pay Amazon Pay SBペイメントサービス GMOペイメントゲートウェイ
Google Pay KOMOJU NP後払い Smartpay
Shop Pay 携帯キャリア決済 atone 後払い.com

 

日本国内でのShopifyで使用可能な決済サービスは、2023年7月現在、上記の16種類と多数ありクレジットカードやコンビニ決済、代引きまで広く対応しています。

Shopifyで導入可能な決済方法比較解説!メリットや特徴まで!

在庫管理や配送に関する対応に強い

Shopifyは在庫管理や配送に関する対応に強いです。

国内では、日本郵便やヤマト運輸、佐川急便と配送業者の大手と提携しており、海外でもFedEXやDHL、UPSと世界最大手の配送会社と提携しています。

そのため、日本国内だけでなく、海外に向けての商品販売が非常に行いやすいのも強みです。

またShopifyはモバイルアプリを提供しており、売上や在庫の状況をスマートフォン上で確認できる利便性の高さもあります。

幅広いカスタマイズを可能に、8,000種類以上ある拡張アプリ

Shopifyには、拡張アプリが8000種類以上あり、その拡張性の高さも魅力です。

Shopifyアプリストアでさまざまなアプリを購入、インストールできます。

バックオフィス業務の効率化や、集客、配送、顧客サポート、会計処理などサービスも多岐に渡っています。

APIが充実しており、機能の拡張がしやすく、アプリの種類も膨大にあるため、非常に幅広いカスタマイズを実現しています。

SEO対策やSNS連携で実現する、集客力の高さ

ECサイトで課題になりがちな、集客。Shopifyは集客力も高いのが特徴です。

管理画面から簡単にSNS連携ができます。Instagramに商品URLをタグ付けし、直接商品ページへ飛べるように設定したり、Facebookでは、Shopifyの雰囲気に合わせたFacebookストアに合わせたカスタマイズができたりと、特にFacebook、Instagramでの連携機能が充実しています。

また、各ページごとにメタタグを設定できるため、SEO対策にも対応しています。

ECサイトの集客は難しい?有効な集客方法や成功事例を紹介

越境ECに挑戦しやすい

Shopifyは、多くの言語や通貨に対応しており、決済方法も豊富にあるので、越境ECの運営にチャレンジしたい方にも適しています。

海外ユーザー向けのテンプレート、配送面の対応も充実しており、拡張アプリの中には越境ECと相性のいいアプリも多数あります。

また、サーバーが強く、ダウンしにくい点でも越境ECに向いています。

Shopifyを利用する上での注意点

Shopifyを使う際の注意点について2つ紹介します。

  • 英語力が必要になる場合がある
  • HTMLなど専門知識が必要になることがある

英語力が必要になる場合がある

Shopifyはカナダ初のECプラットフォームのため、詳しく情報を確認するときに、英語のページしか出てこない場合があります。

特にアプリについては、海外で開発されているものも多く、サポートについても英語対応になることがあり、英語力を要する場面が時折発生することがあるでしょう。

ただ、Shopifyには日本語のヘルプページの用意があるので、基本的な情報は日本語で確認できます。また日本での開発アプリであれば、日本語でのサポートを受けることも可能です。

Shopifyのサポートとは?サポートを受ける際の注意点も解説

HTMLなど専門知識が必要になることがある

Shopifyは直感的に操作が可能なECプラットフォームのため、ある程度のデザインや機能については管理画面上で、難なく行えます。

ただ、デザインや機能面で細かいカスタマイズを行いたい場合に、HTMLやCSS、Shopify特有の言語「Liquid」といった専門知識が必要になることがあります。

専門知識がないままカスタマイズしてしまうと、バグなどの原因になるため注意しましょう。

Shopifyの独自開発言語Liquidとは?基本的な使い方と注意点

どれが最適?Shopifyプランの詳細

ShopifyでのECサイト運営用のプランは5つあります。

スターター ベーシック スタンダード プレミアム Shopify Plus
月額費用 5USドル 33USドル 92USドル 399USドル 2000USドル〜
Shopifyペイメント決済手数料 5% 3.4~4.15% 3.3%~4.1% 3.25%~4.05% 3.15~3.75%
その他決済で加算される取引手数料 2% 1% 0.5% 0.15%
スタッフアカウント数 1 2 5 15 無制限
オンラインストア開設 × ⚪️ ⚪️ ⚪️ ⚪️

 

基本となるプランはこの中で「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」の3つのプランです。

それに加えて、カート機能のみの「スタータープラン」と、規模が大きいECサイト向きの「Shopify Plus」の2つのプランも用意されています。

それぞれ、月額費用や決済手数料、利用可能な機能に違いが出てきます。

基本の3つのプランは、月払いと年払いがあります。年払いを選んだ場合は、月額費用から25%の割引が適用されます。

特に初期費用は発生せず、プランの変更はいつでも可能です。

ベーシック

ベーシックプランは月額33USドルで利用できます。基本の3プランでは一番安いプランですが、運営に必要な機能は一通り揃っており、これからECサイトを開設する人に向いています。

管理画面とShopify POSにアクセスするためのスタッフアカウントは2つまで作成可能です。Shopify POSとは、Shopifyが提供しているPOSシステムです。オンラインストアと実店舗の顧客情報や商品在庫のデータを連携し、まとめて管理できます。

商品登録については上位プランと変わらず無制限に登録ができるので、商品取り扱い数が多くても問題はありません。

小規模な事業者向けのプランで、サイト開設の際にこのプランを選び、売上が伸びてきたら、上位のプランに変更することもできます。

目安として、月商がおおよそ500万円までの事業者向けのプランです。

スタンダード

スタンダードプランは月額92USドルでベーシックプランの全機能に加え、プロフェッショナルレポートが活用できるプランです。ECサイトが軌道に乗り、ベーシックプランからの変更を考えている人や、オープン前から取引量が多くなると想定している事業者向きです。

スタッフアカウントは5個作成可能で、ベーシックと比べ、色々と管理がしやすくなるでしょう。

プロフェッショナルレポートの機能も加わり、顧客情報や販売実績をより詳細に確認できるようになります。

そのほかにもShopify Flowが利用できるようになります。Shopifyストアやアプリでのさまざまなタスクや処理の自動化ができる無料のマーケティングオートメーションアプリです。さまざまなECサイト運営業務の効率化が図れます。

おおよそ月商500万〜2,500万円くらいの事業者に向いています。

プレミアム

基本の3プランで一番高いプレミアムプランは月額399USドルのプランで、その分Shopifyペイメントの決済手数料や取引手数料は他の2プランより低い設定となっています。

スタッフアカウントは15個作成が可能で、大人数でのチーム運営もスムーズに行えるでしょう。

また、スタンダードプランのプロフェッショナルレポート機能に加えて、リスクのあるお客様やロイヤルカスタマーのレポート作成が可能になります。さらに、Google広告や他の顧客の流入ルートの分析など、より高度なレポート機能を備えており、戦略の立案に役立ちます。

おおよそ月商2500万円以上の事業者に適したプランです。

離島に配送する際の送料など、より詳細な送料の設定が可能になり、関税や輸入税の計算機能も備わっているので、越境ECを視野にいれている事業者にもおすすめです。

スターター

スタータープランは、月額5USドルでShopifyのカート機能が利用できるプランです。

SNSやWebサイト、ブログなどに、カート機能を埋め込み、商品を販売することができます。Shopify POSも無料で利用できるので、実店舗での販売にも活用できます。

リンクを掲載できるところなら、ほぼどこでも販売ができます。

例として、Instagramで商品画像を投稿する際リンクをつけたり、ライブ中に商品リンクを送信することもできます。また、ブログで検索上位をとっている記事があれば、その記事中に商品購入ボタンを設置できます。

SNSやブログのアクセスが多い方であれば、スタータープランを活用すれば、一定の売上の期待が持てます。

ただ、他のプランのようにECサイトの構築はできません。スタッフアカウントも1つに制限されており、複数のスタッフで管理したい場合は、不向きなプランと言えます。

ECサイト構築には、数十万〜数百万の費用がかかることが多く、費用を掛けられないという方は、スタータープランから販売を始め、売上が増えて安定してきたら別プランにアップグレードすることも可能です。

Shopify Plus

Shopify Plusは、月額2,000USドル以上で、大企業もしくは取引量が多いECサイト向けのプランです。

決済手数料は他のプランと比べ1番安くなり、スタッフアカウント数の制限もないため、多人数でのストア管理が可能です。

基本プランの機能はもちろん、Shopify Plusでのみ利用できる便利な機能や専用アプリもあります。

使用できる機能をいくつか紹介します。

  • チェックアウト画面のコード編集
  • キャンペーン・新商品のリリース予約
  • 最大10サイトの構築・運営が可能
  • 卸売用のECサイト開設
  • Shopify POS Pro機能が無料
  • Shopify Plus専用のAPIの使用
  • 日本のサポートチームによる支援

他にもShopify Plusだけが使える機能は多数あります。複数のECサイト運営や、取引量の多いECサイトの業務の効率化が図れます。ECサイトでの卸売を行いたい場合も、検討してもいいかもしれません。

ただ高機能になる分、それに見合う専門知識が必要になります。

【完全版】Shopify Plusとは?他プランと徹底比較

ShopifyでのECサイト制作を依頼する場合の費用相場

ShopifyでのECサイト制作を依頼する場合、約30万円〜1000万円超えと、サイトの規模や、実現したいECサイトの構想により大きく異なります。

制作会社に依頼する場合の費用相場を3パターン紹介します。

30万円〜100万円

最初から搭載されている基本機能を用いてのベーシックなサイト制作の相場です。

ECサイトに必要な機能は揃っており、独自の運用を要さず、シンプルなECサイト運用を考えている方、初期費用をなるべく抑えたい事業者に向いています。

100万円〜300万円

基本機能に加え、マーケティングや売上の分析機能の搭載や、デザインをオリジナルでカスタマイズしたい場合の相場です。

サイトデザインにこだわり、自社ブランドの認知拡大を狙いたい場合や、分析機能をマーケティング戦略に活用したい事業者に向いています。

300万円〜

さまざまな機能が充実した、大規模なサイトを制作する場合の相場です。

Shopifyは拡張性が高く、非常に幅広いカスタマイズが可能なため、カスタマイズの内容によっては、数百万円〜1千万円を超える規模になることもあります。

自社の要望をECサイトの機能やデザインに落とし込んで制作を行うため、独自性の高いサイト制作が可能です。

ただ、自由度の高いカスタマイズは非常に魅力的ですが、カスタマイズの度合いによって費用がふくれ上がる可能性があります。

Shopifyの構築費用と相場を比較!長期的目線でコストと質を考えよう

Shopifyの構築に強い制作会社3選

Shopifyのストア構築を依頼する場合に、重要なポイントがあります。

  • Shopifyエキスパートに認定されているか
  • Shopifyストアの構築実績が豊富にあるか
  • ストア構築後のサポート対応してくるのか
  • Shopify以外のECサイト構築実績があるか

上記4点を満たす、おすすめの制作会社を3つ紹介します。

株式会社ハックルベリー

shopify 制作会社 ハックルベリー

株式会社ハックルベリー

株式会社ハックルベリーは、Shopify Expertsに認定されており、ECサイトの制作だけでなく、拡張アプリの開発にも定評があります。

過去にはShopify Partner of the Year 2021の受賞歴もあり、支援した店舗も8500店舗以上にのぼります。

非常に多くの事業者が導入している「定期購買アプリ」や、完全成功報酬方でノーリスク集客が可能な「まるっと集客」、ギフト機能に特化した「All in gift」などShopifyでのECサイト運営に役立つアプリを数多く開発しています。

構築後も集客やマーケティング、サービス企画、既存サービスの分析や改善など、事業成長のためのサポートも行っており、構築から運営まで、一気通貫でサポートしてもらえます。

アートトレーディング株式会社

アートトレーディング株式会社

アートトレーディング株式会社は、Shopifyエキスパートに認定されており、ECサイト制作から運営まで支援を行っています。

二人三脚での売れるECサイト構築を目的としたECサイト制作をおこなっており、徹底的なヒアリングから、サイトの現状分析を行い最適なECサイト制作やリニューアルを行う会社です。

「mylogi」という物流システムの提供を行っています。

株式会社これから

株式会社これから

株式会社これから

株式会社これからはShopify Plus Partners認定されています。

Shopifyでの売れるECサイトにこだわったサイト制作やサイト分析、改善、SNS対策や販促の提案などワンストップで支援を行う会社です。

Shopifyと連携できる自動広告配信アプリ「AdSIST」の提供を行っています。

 

こちらの記事でも制作会社を紹介しておりますので気になる方はこちらもチェック!

ShopifyのECサイト制作会社おすすめ5選!注意点や制作費用の相場もご紹介 !

Shopifyは使い方次第で理想のECサイトを実現できる

この記事では、Shopifyの使い方にフォーカスし解説してきました。

拡張性が高く、さまざまなカスタマイズが可能なため、スモールビジネスから大規模なECサイトまで、目的に合わせた使い方ができるのがShopifyです。

越境ECにも強みがあり、海外進出を視野にいれたECサイトを運営できる魅力もあります。

Shopifyで構築を行う際は、プランをしっかり検討し、費用相場も把握し、ぜひ最適なECサイトをShopifyで構築・運営してください。

制作会社に依頼する場合はぜひ、Shopifyエキスパート認定されており、アプリやサポートにも定評があるハックルベリーをご検討いただけると幸いです。